「あの頃の未来」の一片 〜実務補修体験シェア(サンプル数n=1)〜

みなさんこんにちは。馬車の第五輪です。

2次試験まであと1ヶ月半、いよいよスパートモードに突入している方が多いことと拝察いたします。

そんな中ですが、今日は私が直近8月に体験した実務補修について、皆さんに共有したいと思います!

100Mを全力で走り切るにはゴールの先を目指さないといけないと言いますし!(ちょっと違う気もします)

申し込み経緯について

2022年2月2日、8回目の2次試験の合格発表で「合格」。

すぐに実務補修の2月実施分の募集がありましたが、次の理由から見合わせました。

・新型コロナ感染症の蔓延

・受かると思ってなかったので仕事の調整難航

・どうせ15日コースは無理だから、7月・8月・9月で取ればまぁスケジュールに大差ないかー

という訳で、7月・8月・9月と連続で5日間コースを申込む予定でいたのですが、

たかみず7さんが8月29日のブログで書かれていたとおり、インターネット申込がまさかの即完売状態。

私はかろうじて8月コース(5日間)のみ申込に成功しました。

皆さんも、申込の段階では必ずお手元に受験番号や合格証を用意するなど、事前準備を怠らないようにしましょう。

あと、申込とほぼ同時に現金の振込が必要になります。カード決済などはありませんので、その辺りもご留意を。

事前準備

そんなこんなで8月(19日(金)・20日(土)・27日(土)・28日(日)・29日(月))のみの申込になってしまったのですが、当初は焦ってAASの受験仲間の皆さんに相談したり、実務従事の情報交換をしたりしながら時を過ごします。しかし喉元過ぎれば何とやらで、日常業務の多忙にかまけてすっかり実務補修のことは棚上げになっておりました(「受講心得」「実務補修テキスト」などは事前に送付されてきたのですが不届にもあまり熟読しておりませんでした、、、)。

そして約1週間前の8月11日(木)、実務補修担当指導員の先生から事前連絡がメールで入ります。

相手先企業の概要、実務補修スケジュール詳細、細かな留意点などが連絡され、一気に緊張感が高まりました。

まだまだイメージが不明確ながら、相手先企業のHPを確認したり、送付されてきた内部環境情報を読み込んだり、図書館へ行って該当業種の「業種別審査事典」をコピーしたりしてみます。

と、今回同グループのメンバー有志の方から、ZOOMによる事前ミーティングの呼びかけが。

初日を向ける3日前だったと思いますが、指導員の先生も同席のもと、事前に各自の質問項目を持ち寄り、自己紹介と仮の担当決めを実施しました。私は2次の事例Ⅰに強い思い入れがあったこともあり「組織・人事労務」担当に決定します

先生とメンバーのご尊顔を拝し、皆いい人そうで安心。メンバーは6名。年齢もキャリアも実にバラバラ。比較的同じ路線の沿線に近いメンバーで構成されているようでした(このあたりは事前情報では知らなかったところでした)。

印象的だったのは、昨年度試験の合格メンバーが複数いたことです。

やはりコロナの影響などがあって、2年越しになっているとのことでした。期限の3年以内に取れるのか、という今まで考えたこともない話題が出ていたのもかなり衝撃でした。

そして実務補修の朝を迎えます・・・。

実務補修

と、このまま書いていくと何やら大長編ルポタージュが編まれそうな気配がしましたので、本番の詳細の記録は別の機会に譲るとして、今日のところは所感のシェアに留めたいと思います。

所感① 楽しい!

相手先企業の社長も、指導員の先生も、当然我々メンバーも全員が真剣です。

何か一つでも相手先企業の役に立つ診断・助言ができないか、可能な限り予定調和を避け論議しながら皆で提言書を作り上げていく過程は刺激になり、必ず今後の糧になる予感がします。何より心から楽しい経験でした。

所感② 難しい!

診断助言の対象は、2次試験の事例企業と違い本物の企業です。

「強み」と「弱み」のバランス良くないなー、とか、競合ってどうやって分析するの?とか、

リアルな悩みが満載で、ともすると一般論に流れがち担ってしまい、一筋縄ではいかない歯がゆい思いも沢山しました。

所感③ 疲れる!

私は地方から東京開催の実務補修にエントリーしたこともあり、またなぜか8月なのに業務多忙の時期に重なってしまい本当に体力的にシンドい思いをしました。1週目と2週目の間の平日は、メンバーそれぞれが自身の担当パートの準備を進めるのですが、その数日の間にZOOMミーティング、加えて指導員の先生に事前チェックを受ける、というハードさでした。

平日通常業務が終わってからヒットポイントがゼロに近い状態から提言書を作っていく。

通常なら「もう無理!」「ほどほどでいいや」、となりがちなところですが、これは妥協をしない班メンバーとの切磋琢磨できたからという面もありますが、「ここは目指してきた場所のひとつだ」という思いがあったからだと思います。せっかく何年もかけて目指してきたところに立っているのに、安易に妥協することはできない、と歯を食いしばりました。

最終日、相手先社長から未熟な提言にも関わらず「早速検討する」と言ってくだっさった時には、本当に心から嬉しく、充実した気持ちになりました。

おわりに

小学生のような所感3つになってしまいました。

これから始まる診断士としての人生、あとから振返れば実務補修は最初の一歩(半歩?)であり、まだまだ実践とは呼べない研修体験に過ぎないのかもしれません。

しかし、ある面では診断士を志してからずっと目指してきた未来の経験でもあり、現実の企業社長に対して、ともに同じ試練を乗り越えてきた仲間と真剣に考えた提案をする、というのはとてもとても得難い経験だったと思います。

次は皆さんの番ですね。明日がもう待っています。

 

参考:『夜空ノムコウ』(作詞:スガシカオ)

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