10/30(日)に中小企業診断士の2次試験を受けた皆さま、こんにちは。「Team小鵜」です。
早いもので試験から1ヵ月以上経ちましたね。いかがお過ごしでしょうか。
試験勉強から解放されて、自由気ままに楽しく毎日を謳歌していますよね。
「……」
そのような方はきっと少ないですよね。
試験ときの後悔が消えず……
予備校の模範解答を見て一喜一憂……
ずっとモヤモヤ思い悩み……
そんな方が多いかもしれません。
思い悩むのは良いこと!?
試験終了から合否がわかる1/12(木)まで約2ヵ月半。この期間は本当にモヤモヤと思い悩みますよね。
診断士の2次試験は公式な“正解”の発表がないため、各予備校が発表する“模範解答”を見る方が多いと思います。
そして、各予備校の発表する“模範解答”は、各校によってかなり異なります。
なぜ同じ問題なのに解答が違うのだろう……
どれが“正解”なのだろう……
自分の書いた解答はどう採点されるのだろう……
考えれば考えるほど思い悩むばかり。
公式の“正解”が発表されていればどれほど気持ちが楽になるか。“正解”があればどれほど勉強しやすかったことか。
私も受験中はそのように思っていました。
でも、思い悩むのはきっと良いことです。
診断士になってほしいのはどんな人!?
中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家と位置づけられています。
そして、中小企業の経営課題は同じように見えても実に様々。一つとして同じものはなく、すべてがその企業だけの課題。暗記やコピーペーストでは絶対に対応できません。
それなので、“正解”を効率的に暗記してきました! みたいな人には診断士になってほしくないのです。
“正解”のない問題から逃げずに思い悩んできた人、そして“正解”のない問題を自力で解決しようとしてきた人。そんな想いと能力のある人に診断士になってほしい。
2次試験を通して、そんなことを言われている気がします。
なぜ2次試験は“正解”が公表されないのか!?
中小企業診断士試験は国家試験であるにも関わらず、なぜ2次試験の“正解”が公表されないのでしょうか。
それは、中小企業診断士試験は、中小企業診断士になるための試験だからなのかなと。
中小企業診断士には「唯一の“正解”のない問題を自分で考えて解決する力」が必須。だから“正解”のない中で思い悩みながら勉強することが重要。だから“正解”は公表しません。そんな感じでしょうか。
また、解答用紙上の“正解”は無数にあるため、唯一の“正解”を公表すると受験生の思考が画一化してしまう。だから“正解”は公表しません。そんな感じもあるでしょうか。
例えば、事例企業の「強み」が複数あり「機会」も複数ある場合、「成長戦略」はいろいろな“正解”があると思います。
ただ、ダメなものはダメです。例えば、「機会」に対して使う「強み」が合っていないなど。
「唯一の“正解”がない」ことと、「なんでも“正解”」とは全く異なりますよね。
2次試験は定形的・表面的な採点ではなく、解答に至るまでの「考え方」を診て採点しているのだと思います。
きっと、中小企業診断士試験は、中小企業診断士になるためのちゃんとした国家試験なんだと思います。
皆さまを応援しています!
改めまして、中小企業診断士の勉強をしている皆さま、中小企業診断士の勉強をすると「唯一の“正解”のない問題を自分で考えて解決する力」について学ぶことができます。一生の財産になると思います。
そんな価値ある勉強をしている皆さまを、思い悩みながら頑張っている皆さまを、私「Team小鵜」は心から応援しています。
最後までお読みいただきありがとうございます。皆さまに多幸ありますように!