令和3年度の試験で運よく私は合格しました。私の経験から、2次筆記試験からの合格発表日までの、時間的に余裕のあるこの時期に
やっておいた方が良いことを以下アドバイスします。
①2次試験4科目のレビューをしっかり行うこと
運よく合格した場合、すぐ口述試験となります。口述試験は2次試験の4科目の中からの出題で、試験管から口頭で質問され即答で
答えなければなりません。事例のストーリー、事例企業のSWOT分析、事例企業の課題、その解決方法などがしっかり頭に
入っていないと即答はできません。まして、口述試験の緊張の中です。私もそうでしたが、準備不足で大概の人は質問にうまく答えられません。
沈黙が続いたあげく、優しい試験管から助け舟を出してもらい何とか難を逃れる人もいれば、的外れの解答をして試験管から「君は人の話を
ちゃんと聞いているのかね!」と注意される人もいます。試験後はなんとも後味の悪い印象をもち、もしかしたら不合格かもと覚悟をする受験生も
多いです。私もその一人でした。
時間のあるこの時期に、再現答案の作成はもちろんのこと、2次試験のレビューをしっかりと行うい、事例企業のことを深く理解するよう
各事例を読みこんでおいてください。もし2次筆記試験が不合格であった場合でも次に繋がるし、合格であった場合はかなりのアドバンテージを
もって口述試験に臨むことができます。99%合格する試験ですが、舐めていると思わぬ落とし穴があるかもしれません。準備は怠らないように!
②実務補修のスケジュールを確認しておくこと
中小企業診断協会のHPで今後の実務補修のスケジュールを確認しておいてください。実務補修の予約はすぐに満杯になります。実務補修のスケジュール、
予約開始日の日時をしっかり把握しておき、合格した際は抜かりなく都合の良い日程で予約しましょう。1分の遅れで希望の予約ができず、
首都圏以外の実務補修を申し込む羽目になったり、次回の実務補修に回ることになる人も多いです。
③自分自身のパソコンを持つこと
既に自分自身のパソコンを持っている人も多いと思いますが、私は家族共有のパソコンを日ごろ使っており、自分自身のパソコン
は持っていませんでした。診断士になれば自分自身のパソコンは必須だし、実務補修でもパソコンは必須。バージョンも新しいものでないと
対応が遅れます。実務補修でバージョンの古いパソコンで対応が遅れ、実務補修中に新しいパソコンに買い替える方もいました。
私は現在58歳ですが、私と同世代の受験生の方はITが苦手で、自身のパソコンも持っていない人が多いのではないでしょうか?
この時期、家電量販店などの足を運び、パソコンを将来購入する前提で店員のアドバイスを聞いておいて、パソコンに関する知識を深めて
置くことをお勧めします。そして合格すればすぐにパソコンを買い、実務補修までにスムーズに操作できるようにしておくこと。
私のようなIT苦手のおじさんは、弱みの克服には時間がかかりますので、早めに準備しておくことをお勧めします。
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