みなさんこんにちは。
チャンディガール観光大使です。
年の瀬、いかがお過ごしでしょうか。
年が明けるとすぐに二次筆記試験の合格発表、口述試験ということで、今回は私の 「令和3年度 口述試験体験記」 を書いていきます。
情報の少ない口述試験のイメージを掴んでもらえればと思います。
※試験の中身の部分のみ記載します。
それ以外も含めた全体像は、さるよせさんの以下の記事などがとても参考になると思います↓
口述試験実況中継│中小企業診断士合格アミーゴス (aas-clover.com)
前半戦 (事例Ⅰ)
面接官A 「A社と外部企業の戦略的提携のメリットを教えてください」
私 「現状は事業案件毎にプロジェクトチームを編成していますが、恒常的な提携関係を結ぶ事でより強固な関係を構築し、円滑なプロジェクト運営が行えるようになることです。」
A 「いや、それが戦略的提携ですよね?だから、それのメリットは何ですか?」←若干怒り気味
私 (マズイ、いきなり怒らせてしまった)
「はい、、メリットは、、外部企業との強固な関係構築により、多様な顧客からのニーズに確実に迅速に応えることができるようになることだと考えます。」
A 「いや、だから、、、じゃあ、外部企業に何を期待して提携するんですか!?」←声荒げ気味
私 (あぁ、毎年数名の不合格者はこうやって生まれていくのか、、この1年間の努力が、、)
「はい、、外部企業が有する、技術や、、、ノウハウといった、、、自社にない経営資源を補って、活用すること・・だと考えます。」
A 「経営資源を相互に補い競争力を高める、という事ですね!?」
私 「はい、、そうです。。」
面接官A 「A社は既存事業と新規事業をそれぞれどのように発展させるべきですか?」
私 「既存事業は今後大きな市場成長は見込めないですが、従業員のモチベーションにも留意しながら、必要な投資は行い収益性を維持していく事が必要と考えます。
新規事業は受注獲得がうまくいっていない為、営業力を強化し、新規市場・新規顧客を開拓する事が必要と考えます。」
A 追加質問もなければ、一切の頷きもなし。
私 (えぇ・・・)
後半戦 (事例Ⅲ)
私 (さっきが怖い面接官だったから、次は優しいはず、仕切り直して頑張ろう)
面接官B 「若手職人の技術習熟をどのように進めるべきですか?」
私 「若手職人は現在細分化された工程において限定された範囲の技術習熟を行っていますが、熟練職人によるOJTを実施し、
少しずつ任せる作業の幅を広げていく事によって最終的に製造全体の技術習熟を進める事が必要と考えます。」
B 「それもそうなんだけど、、ナレッジマネジメントってわかる!?」
私 (あれ、この人も怖い、、、両方怖いパターン?もしくは解答がダメすぎる?)
「えっと、、ノウハウとかを共有して、、、」
B 「そう、そういう観点でも何か助言できませんか?」
私 「はい、熟練職人の暗黙知を、、熟練作業を研究し、マニュアル化を進め、標・・」
B 「そう、マニュアル化ね。」
最後まで喋らせてもらえず。
面接官B 「C社は、高度な技術を持った人材の不足をどのように補うべきですか?」
私 (・・・? たった今若手職人の養成は喋ったし、、、何言おう、、、とりあえず一旦質問してみよう)
「生産現場の人材、という事でよろしいでしょうか?」
B 「そうです。」
私 (え、じゃあ若手職人の話もう一回する?採用とかは安易に言わない方が良い気がするし、もう若手の話でいーや!)
「先程申し上げた内容ですが、やはり若手の多能工化を進め、高度な技術を養成していく事が必要になると考えます」
B 「長期的にはそうなんだけど、短期的にはほら、もっと大胆に」
私 「はい、えっと、短期的には外部から、高・・」
B 「はい、そうですね。」
私 (採用で良かったのか、、)
また最後まで喋れず。
終了。
と、こんな感じで、面接官Bの全面的サポートによって私の解答は多面的な内容になり、どうにか合格させてもらうことができました。
このことから、以下を身を以て感じました。
●診断士(試験)には多面的視点からの診断・助言が求められている (気付くの遅い)
●口述試験はやはり落とす試験ではない
ほろ苦い体験記はそんな感じです。
みなさんの合格をお祈りしております!