こんにちわ、フレブルたけちよちゃんです。
早いもので、今回が最後の投稿になります。
診断士試験の振り返り
私が診断士試験の学習を開始したのが令和2年4月からでした。
令和2年度に1次試験に合格し、2次試験は令和2年度が不合格、令和3年度に合格しました。
そこから、実務補習を2月・7月・9月と3回受講し、先月ようやく診断士として登録できました。
振り返ると、一歩ずつステップアップしていると実感しています。
ステップアップしているのと同時に、前段階での不足を痛感しました。
2次試験の時には1次試験の内容を、実務補習の時は2次試験の内容を。
すべてを完璧にこなして進んでいくのは難しいですが、そのための努力はもう少ししてもよかったと感じています。
診断士としての次のステップ
実務補習を終え、現在取り組んでいることは、「対話力」の向上です。
抽象化・具体化、構造化、推論、仮説など論理的思考をテーマにした書籍を読み漁っていますが、これらはMBAでも学ぶものらしいので、必要性を感じていたということは正しいステップを踏んでいることを確認できました。
ここで、大切になってくるのが、そもそもどのように情報を引き出すかという意味での対話力です。
診断士試験では与件文がありますが、実際にはこの情報を相手から引き出す作業が必要になります。
信頼関係を築き、心理的安全性を高めた上で、どのような質問をしたら望ましい回答を得られるのか。
一筋縄ではいかない問題です。
表面的な質疑にならないよう、深堀していくことは本当に難しいです。
対話力の向上によって「与件文」を導きだしましょう。
「与件文」を導きだしたら、1次試験の知識や論理的思考をもとに相手にとって本質的な「設問」を作りましょう。
「設問」ができたら「解答」しましょう。
これらはまさに診断士2次試験で行っていることです。
試験対策がいかに重要で、よい訓練かということがよくわかります。
診断士としてのステップアップ
診断士としての技術を高めていくことは当然継続していきます。
対話により新たな気付きを与えられるようなコーチング型のコンサルタントを目標にしたいと考えています。
今年は、診断協会に所属し研究会活動を行います。
自分の強みとなる分野をもって、ステップアップしていきます。
ちょっと楽しみです。
みなさんも試験を終えたら、チャレンジしてみたいことがありますよね。
試験対策は決して楽なものではありませんが、早いとこ突破して次のステップに進みましょう。
ブログを執筆してみて
ちょうど一年前は筆記試験に合格すると思っておらず、口述試験対策であたふたしてました。
そこから実務補習へ進み、グループの班長を務めたり、各分野のパートを担当したり、そのときどきに考えたことをブログに書いてきました。
思いのままに書き連ねたので、何を言いたいのかわからないものもあったかもしれません。
とても良い経験になりました。
あまり有用な情報はなかったかもしれませんが、最後にみなさんに伝えたいことがあるとすれば、論理的思考の重要性です。
昨年読んだ書籍で、
「具体⇄抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問(著 細谷 功)(PHPビジネス新書)
というものがあります。
ここには、コミュニケーションのギャップが発生する例として、具体的なレベルで思考する人と抽象的なレベルで思考する人とはかみ合わないので理解しあえないということが挙げられていました。
2次試験でレイヤー(階層)違いの解答をするのがまさにこれです。また、実務補習のグループワークでもかみ合わない議論が発生するのもこれです。
これを知っていれば余計なストレスを感じることがなかったのかもしれません。
とくに、2次試験の学習を開始したときは、何をどうしたらいいのかさっぱりわかりませんでしたので、ヒントになったかもしれません。
でも、AASのように2次試験を専門に扱っている学校の講座を受講するのが一番の近道だったと思います。早く知っていればよかったです。
2次試験対策がよい訓練になっていることを考えるとなおさらです。
長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
受験生の皆さんは、試験合格目指してがんばってください。
いつかどこかで、診断士として一緒に仕事をする機会があったらいいですね。
ありがとうございました。
以上