皆さん、いかがお過ごしですか?ししまるです。
順調に勉強が進んでいる方も、スランプ気味の方も長い試験勉強を継続するためのモチベーションを維持できる方法を、ご自身なりに見つけられることを祈念しております。
本日は1次試験の科目ごとで心がけていたことをシェアできればと思います。
企業経営理論
現在、私は事業計画などを策定する企画の仕事をしており、その前が人事企画の仕事をしていました。したがって、企画という仕事が長いこともあり、企業経営理論は比較的なじみ易い科目でした。SWOT分析、組織論などのベーシックな知識は仕事でも活用する機会があり、テキストで学習する際にも、基本的には頭の整理をしていくことと、細かい知識をインプットすることに重点を置きました。マーケティングについてはほとんど初めての勉強でしたが、私の場合は比較的すっと入ってくる内容でしたが、この辺りは相性もあるのかもしれません。
ご存知のとおり、2次試験でもがっつり出題される科目ですし、コンサル現場においても「前提」となる知識なので、初めて学習する人も暗記ではなく、「理解」する必要があります。
【意識したポイント】
- 各種理論やフレームワークは、自分の会社などを題材に実際に使ってみて(想像してみて)、イメージとして定着させる。
- マーケティングについては無料の動画講義なども充実しているので、空いた時間で聞き流したりすると、イメージが持ちやすい。
- 頻出でない「人名・歴史」などは最後に詰め込む(私はカタカナの人名を記憶するのが苦手でした。)
- 労働法関連の知識は、自分の働く会社の制度などに引きずられずに、先入観を持ち過ぎず、真っ新な状態で記憶(労働関連法令はあくまでミニマムな水準を示しているもので、実際の人事制度や運営はそれを上回る水準で設定されていることが多くあります。)
経済学・経済政策
ベーシックな経済学の知識を問う試験なので、経済学部ご出身の方や他の資格試験など勉強したことがある方はすんなりと入れる科目なのかと思います。私は他の資格試験で同じような勉強をしたことがあったので、多くの勉強時間を費やさずに得点源にすることができた科目でした。
初学者で経済学を学んだことがない方は抵抗感があるかもしれません。その場合には、簡単な本を読んでから学習すると全体感を掴めるかもしれません。フレームワークと理屈が理解できると、記憶に頼らずとも応用できるようになる科目かなと思っています。
【意識したポイント】
- デフォルメしたものでもよいので、グラフは書きながら記憶し、動的なイメージを定着させる。特に縦軸と横軸、上下左右に動く意味を理解する。
- 財の価格など身近な例に置き換えられるものは、具体例で記憶に定着させる。
- 金融政策、物価は日ごろのニュース(各国の中央銀行の政策)と重ね合わせることで理解が膨らむ。
- 微分計算などは分からなくてもどうにかなるので、苦手だったらそこで立ち止まらない。
- 各国の経済指標などは直前に記憶できる範囲でおさらい。
財務・会計
この科目は得手不得手が分かれるところになるかなと思います。
私は苦手意識はなかったのですが、1次試験の当日はかなり足を引っ張る結果となりました。その勢いのまま、2次試験も鬼門となってしまいほろ苦い思い出です。。。
こちらも2次試験の事例4でがっつり出ることになるので、1次試験の知識が大変重要となります。したがって、相応の学習時間を割かないといけない科目であることは間違いないです。また、実務において、財務諸表が読めないことは会社を正しく捉えることができないので、合格後を見据えても、使える知識として定着させる必要があります。
【意識したポイント】
- 簿記に関連する知識はとにかく反復練習。やれば必ずできるようになる領域。初学の場合には、時間を確り割くようにする。
- 管理会計は知識として覚える部分は必要だが、理解しないと応用がきかないため、ロジック、フレームワークを確りと意識する。
- ファイナンスは、難しい専門知識を求められる領域もあり、試験勉強としては一定の割り切りが大切。試験として頻出される論点、テーマは必ずおさえて、それ以上の難易度のものは捨てる覚悟が必要。
- 回答する「スピード」を養う。2次試験は時間との勝負なので、2次試験を見据えて簡単な問題は即答できるように癖をつけておく。
長くなってきましたので、本日はこの辺りで終わりにします。
続きはまた後日書いていきたいと思います。
それでは、皆さん頑張ってください!