こんにちは。
3回目の投稿となります、地方公務員(♀)のたんぽぽです。
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4月から商工振興課に異動し、国の中小企業支援策や制度に触れながら「あ、これがあの💡」と、今でも試験勉強内容をゆるゆるたどる日々です。
今日は、財務会計まわりのことについて書いてみたいと思います。
■まずは、手をつけた問題集や過去問で充分
1次試験の財務会計対策については、8月の1次試験を目指している方ならすでに何らかのテキストや問題集をこなされているものと思います。
1次は幅広い知識を問われるため、基本は、着手しているテキストや問題集、そして過去問を繰り返すのが良いと思います。
勉強中は何かと不安になったり、逆にモリモリと意欲が湧いてきたりして、つい新しい問題集にまた手を出したくなってしまいますが、1次試験まではすでに1ヶ月半。
今は、知識の「固着」と、それをブレなくアウトプットできるか?という確認が重要だと思います。
また問題をこなすことで、「適切なもの」「不適切なもの」の選択で、「不適切な(=誤っている)箇所、表現(どういうところを誤りに変えているか)」という感覚を掴むのも大事かなと思います。
■財務会計で意識したい論点(ワタシの場合)
私が、1次試験の直前期で、苦手だな〜と思って復習を意識していた論点は以下です。
どれも2次試験でも頻出のため、併行2次対策としてもやっておいて損はないと思います。
●加重平均資本コスト(WACC)
●投資案の評価(NPV/回収期間法など)
●損益分岐点分析(CVP)
●企業価値(FCF/WACC)
あと、以下あたりも個人的に気になります。
●労働生産性まわりの指標(R4 2次の初問「経営分析」で度肝を抜く出題)
→中小企業向け支援制度あたりでは、ここを向上させることが加算要件になっているものも多く、トピックスとして気になります。
●企業価値、株式価値の計算方法の種類(〜〜アプローチ、EPS・DPSのややこしいあたり)
●為替関係(取引時点・決済時点の基本的な記帳、為替リスク低減方法など)
●あと、R4 2次の「セールスミックス」は想定外で焦りました💦
→ワタシなら1次対策でも、も1回「おさらい」します。
■簿記をとっておくべきかどうか
財務会計の勉強で気になるのが、この問題❗️
財務会計でつまずくたび、「簿記持っときゃよかった」って、思う方、多いと思います・・・でも、
●今年度の1次試験「合格」を目指されている方、
あるいは2次試験「合格」を目指されている方に対しては、
「今の時期から新たに」簿記資格取得の勉強を始めることはおすすめしません。
理由は、「キャパ」「勉強時間」という自分自身の経営資源の分散になるためです。
私自身、1回目の1次試験で2科目だけ合格した後(R2)、時間はたっぷりあると思って途中で簿記2級に寄り道しましたが、これに半年ほど費やしてしまいました。
しかも、紙試験とCBT試験でレベル違いすぎっ💦
ワタシの場合、やっとこさ簿記2級の合格をなんとか勝ち取ると、すぐそこには「新しい春🌸が」💦
そこから診断士の勉強を立て直そうと思うと、1次の残り科目の勉強を3科目に絞って「1次合格は3年計画」に修正せざるを得なくなってしまいました。
運良く、その年の1次試験(R3)で残り5科目を合格しましたが、じゃあ取っていた簿記2級が2ヶ月後に訪れた2次試験に役立ったかというと、
簿記2級に合格したからといって、診断士2次財務会計の範囲を全て押さえられるわけではない・・・(厳然たる事実)💦ため、
それなら最初から「診断士2次の財務会計の勉強を並行して始める」方が賢かったと思います。
先に書いたように、2次の勉強をすることで1次知識が「使いこなせるようになる」ことは、多々あるのです。
●一方で、財務会計自体への苦手意識がある方で、診断士試験合格を複数年計画で考えていらっしゃる方は、
簿記3級、2級を取るのは「手」かと思います。
3級なら初学でも2ヶ月程度あれば合格できると思います。
最近はCBT試験もあるので割と随時受験することができ、「簿記3級をとって簿記の基本はおさえている」という自己暗示がクスリになります(笑)。
何より、3級は財務会計のあらゆる応用の「基本の『き』」であり、診断士に限らずビジネスパーソンとしての基本でもあるので、取っておきたいことに間違いはありません。
また、2級からは工業簿記が加わり原価計算が入ってきますので、これも診断士試験において「あった方がいい」ことに間違いはありません。
結局は、「中小企業診断士になりたい」「簿記をとっておきたい」中で、どう優先順位をつけてタイムマネジメントをするか?ということになります。
■文系でも充分楽しい!財務会計
私自身は文系で、大学の学部専攻は「比較文化学(西洋美術史)」でした。
理屈というより損益図を「絵」でしか覚えられないタイプ💦
最初の仕事は企画営業で、若いうちは「経営」というところに意識が及ぶわけもなく、「数字」と言えばノルマを達成することくらいしか関心はなく。
こんな私が会計に出会ったのは、今から10ウン年前、当時は派遣社員として赴いた勤務先で、事業経理をすることになったのがきっかけです。
この時は、専用の会計システムに入力するのがメインで、特に簿記の知識がなくても日常業務はできたのですが、だんだんと助成金申請業務や寄付集めにも携らせてもらうようになり、数年たって業務に慣れてきた頃、派遣先の上司から「もし良かったら簿記を習いに行ってもいいよ」と言われ、某簿記専門学校に通ったのがきっかけです。
派遣社員とは言え、働きながらの通学はそれなりにしんどく、授業開始直後は毎回10分テストみたいなものがあって、前の晩は必死で勉強していました。
その後、自費で受験した簿記3級に合格し、自己採点では100点かも?!という状況だったように思います。
簿記をとったことで、日常業務にも自信がついたことに加え
- 明朗会計、万歳!数字は必ず合う。
(合うまで原因追及・・・というのが、めっちゃ楽しくなった) - どんなに良い企画・事業も、お金の話ができてナンボ
と思えるようになりました。
そんなワタシの、1次試験7科目、最高点数科目は「財務会計」でした。
文系でも、充分味方にできる科目、それが「財務会計」なのです。