実務補習で確信した「2次のキモ」!

こんにちは。
5回目の投稿となります、地方公務員(♀)のたんぽぽです。
(注:在住は一応関西ですが、生まれは別に、そうコテコテの関西人ではありません)
→1回目の記事、コチラ
→2回目の記事、コチラ
→3回目の記事、コチラ
4回目の記事、コチラ

今日から、2回目の実務補習のハズ(執筆は7/30)!
1回目の実務補習を7月に受講し、まだジワジワと興奮の余韻を味わっています。

1次試験を終えて、もちろん「合格している!」受験生の皆さん、そして絶賛2次勉強中の方にお伝えします。。。

 

たんぽぽ・テレジア
2次試験がやっぱり診断士の真髄やで。
協会の実務補習(診断士先生方が指導教官)受けたら、2次試験が単なる試験勉強じゃないって、わかるで。
フランツ52世
そんな、実感あったんか?
たんぽぽ・テレジア
そら、もーあんた。。。
実務補習の最後から2日目に猛暑と会議室の冷房格差でめっちゃ胃ぃやられましたけど、充実っぷりハンパないで。
そんでもって、実務補習中に確信したことありますねや。
今日は、それお伝えするでっ❗️
(あ〜もうこのキャラ、今さら変更でけへんっ💦)

■1次合格(自己採点での確信)→初めての2次対策まで

私の合格までの経過は、1次×2年+2次×2年です。
つまり、1次に合格して初めての2次試験を受けた年(R3)は、自己採点で合格の可能性を感じて「素で全く初めての2次対策」となりました(2ヶ月)。
この時は、「ふぞろい」を活用し、そこそこ亜流で2次対策を行ったため、先輩方の2次解法(80分の時間の使い方)で

「与件を頭だけ読んだら、まずは設問解釈」とあるのを、大胆にも無視し、
与件をしっかり読み込んでSWOT分析をしてから解く・・・というやり方で解いていました。

フランツ52世
ちょっと、タイムマネジメント怖くね⤴️❓
たんぽぽ・テレジア
1回目の2次はこのスタイルで解いたわ〜。
最初にじっくり与件解釈、SWOTまで整理してから設問初めて読む、的な。
ま、昔からマイペースやからな。

 

ネットで流布している「受験テクニック」にあまり惑わされることなく、文章も非常にシンプルに「○○だから○○。」的な、明快ロジックで記述していたように思います。

診断士試験なので、1点のボーダーに数多の方がいらっしゃる試験ではありますが、この亜流試験対策で236点という、自分的には「惜しいっ!!」な初年度を終えたことを考えると、

  1. 与件に素直
  2. テクニックに惑わされない(箇条書きもほとんど使わず、基本「文章」スタイル)
  3. 与件→SWOTのシンプルロジック(つまり、社長ヒアリング→SWOT整理という流れ)

というところは、そうそう悪くなかったのかな、と思ったりもします。

■2回目の2次対策(受験テクもそれなりに習得期)

しかし、1回目の2次不合格で、モーレツに感じた反省点。

たんぽぽ・テレジア
自分には、圧倒的にロジックが足りない・・・
(ノリ&ツッコミだけでは、乗り越えられない何か。。。)
フランツ52世(誰やっ?)
あんた、ノリ&ツッコミで合格しよ、思てたんかいな⁉️
そこで、いよいよ本格的な「2次受験対策」に切り替え、来る日も来る日も演習(ときどき片手に「ハイボール」🥃)。そこでやっと
2次試験には、どうやらお作法があるらしい・・・ということに気づきました。
また2次対策のオンライン勉強会などにも参加する中、途中で「箇条書きスタイル」にキャラ変しつつも、一周回ってたどり着いた先は・・・
「私、脱箇条書き宣言しまっす!!」(オンライン勉強会で実際に宣言w)
だったのです。
理由はいろいろありますが、オンライン勉強会に参加しながら、他の受験生とも交流する中、
  1. 箇条書きスタイルだと、「みんなと一緒」(たいして差がない→つまりボーダー)
  2. 箇条書きで要素詰め込むと、ときどき「文章として変」(それって、そもそもどーなのか?)
  3. 箇条書きでまとめるのって、論理の筋道をきちんとたどるというより、「図と矢印で示すイメージ」でパワポ文化っぽい。

などなど、思ったからです。

また実際、私が使っていた2次対策教材も、

「なんでもかんでも箇条書きはオススメしない」「箇条書きって、時に損ですよ」という流儀でした。(ここが選んだポイントでもあったのだけれど)

でも、私が参加していたオンライン勉強会でも、解答例に対し「箇条書きでわかりやすいです」という褒め言葉は多用されていました。

たんぽぽ・テレジア
それでもなんか、違和感があったんや。

もちろん!箇条書きで書くのに適した設問&解答の時もあります。

でも箇条書きって、要素を①②③と書いて、以上で〜〜する(この時の「以上で」は、もはや「→」の役割)と、論理構造を文章で記述するのではなく、図や番号でごまかせるような「便利さ」「省略形」があるような気がして、

「論理的に記述する」というところをちょっとごまかしているような気がする・・・と感じたのです。

■そして、実務補習(R5.7月)

いや〜協会の実務補習、ほんと充実していました✨✨✨✨

5日間のうち、2日は仕事も休まねばならず(大阪会場の場合)、前半と後半の間の平日も宿題なしには越えられず、私の場合

  1. 実務補習期間中の大阪の猛暑!!
  2. 連日のみんなでお昼ご飯(これはとっても大事なのだけど)で、コッテリ外食つづき
  3. 会議室の冷房は、ちと寒かった(弱めたけれど)
  4. 宿題もあるし、連日の「寝不足」

がたたり、後半の中日の夕方から、ものすごく体調が乱れてきて、補習終了と同時にトイレに駆け込み、冗談抜きで「吐きました!!」

たんぽぽ・テレジア
ま、それも、終わってみれば「語り草」。
最終日の社長プレゼンは、不死鳥なみに復活したで。
いや、だけど。本当に充実していました。
私は、協会実務補習×2ラウンド、できれば違う手法のも試してみたいので、最終1ラウンドは民間のも受けてみたいなと思っているのですが、協会の実務補習がいいなと思うのは
  1. チーム制(5〜6人)→やっぱり学びが多い。指導の先生が、随所で(みんなでお昼ご飯も)チームづくりに意を割いてくださっていたのではないかと思います。また自分だけの世界に陥らず、他者の意見とすりあわせながら1個のものをつくっていく、時に押し、時に引く、みんなでこの報告書を良いものにする、そのプロセスこそが学びです。
  2. 90ページもの報告書記述→社長ヒア、SWOTや5フォース等のフレームワークを使った現状分析、課題の抽出・・・などなど一連の診断士業務の流れを凝縮してたどれます。
  3. 初日の社長ヒア、最終日の社長プレゼン→これも学びが多いです。ヒアリングをリアルタイムでPC入力しててもだめ。今、目の前にいる人の話、声色、表情にもたくさんの情報があり、PCたたいているとそれがこぼれ落ちます。絶対に、ノートを取る方がいい。また、社長ヒアの前準備の大事さがひしひしと分かってきます。

と、いう中で、

90ページもの報告書を記述するって、結構大変じゃないですか?
チームで「戦略担当」「財務担当」「マーケティング担当」といったように記述部位を分担するため、1人あたり15ページ程度にはなるものの、

結局、最終日に社長の心に響き、1つでも行動に誘う「説得力ある文章」を書く力がいるんです。

ここが、「知識いっぱいありまっせ」と要素詰め込み系でもダメだし、提案に対する根拠を説明できなくてもダメなんですよね〜。

たんぽぽ・テレジア
それで確信したんや。
2次の論述試験は、知識以上に、確実に「思考の構造化力・論理的記述力」をみられていると。
(≒90ページもの、分析報告書を記述する力)
だから、4つ要素が入れられたと喜んで終わりでなく、文章として主語、述語、てにをはづかい、起承転結、論理が通っているかにも意を割くこと。
根拠に触れられているか確認すること。
こういうことが重要な気がします。

■パワポ文化の新旧

そういや、実務補習中に、ちょっと気になる会話がありました。
チームメンバーのうち、最年少の方が
「仕事で文章をこんなに書くことがないので」「パワポも、いかに字を入れないかということをポイントに作るので」とおっしゃったことに対し、最年長の方が「(良し悪しでなく)最近のパワポって後から見直した時に、結局このプレゼン資料は何が言いたかったんだろう?という文脈が全くわからないから、文書として残せる資料にはならないんだよね。」とおっしゃっていました。
たしかに。
パワポを、生身のプレゼンの添え物・理解促進ツールと捉えれば、画像や音楽や動画のインパクトや演出で良いのでしょうが、後年に残る資料と捉えれば、経産省の資料のように(笑)「この1枚に、何字入っとんねん⁉️」という資料になるのでしょう。
その点で言えば、日常の診断士に求められる能力は、ステージに登壇しての生身の「TED力」よりも、ベースは「記述力」ではないか?
あらためてそんなふうに思うのです。
案外、「普通の国語力・論述力がみられている」そんな気がします。

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