みなさん、こんにちは!ありぃです。お元気ですか?2次試験まであと50日を切りましたね!そろそろ試験の申込みをされたころでしょうか?いよいよ…という感じですね。
1次試験の後、2次試験の勉強を初めてされた方は、「なんとなくやっているし、少し書けるようになってきたけど、よくわかっていないし、これで良いのかな…」と思われていますよね。キーワードを見つけ、箇条書きで羅列してなんとか解答を作成している、という感じかもしれません。ウェブや参考書などで、ご自分のやり方を固めていかれるかと思いますが、今日は、試験当日に「大きくはずさない解答を作成するために」是非知っておいてもらいたいことをお話ししたいと思います。
肩の負傷により、右手の握力がなくなってしまうというトラブルが発生してしまいました。文字が書けなくなってしまったこと、また、もともと文章を書くことが苦手だったこともあり、もうムリかな…2次試験の受験をあきらめようかな…などと考えていました。しかし、2次試験の申込みをしたことで、できることをやって試験の日に文字が書ければ受験だけはしよう!と自分を奮い立たせていました。勉強法は、過去問の設問を読み、与件文を読み、その後、解答を書く代わりに、声に出してスマホで文字数をカウントしながら記録し、その後解答を確認、ということを続けていました。2次試験の日は痛み止めの点滴を打ち、4Bの鉛筆で、なんとか解答を埋めることができました(相当ひどい字だったと思います)。残念ながら合格はできませんでしたが、事例Ⅰ~ⅢはABAでした(事例ⅣでD足切りです…)。実際に解答を書く、ということはとても重要なことですが、机について書く時間が取れない、という方はこれも1つの方法かな…と思います。時間がなく、頭の中だけで考えている方は、いったん声に出して文字に起こしてみることで、足りていない観点が見つかると思います。
あくまでも中小企業の社長へ向けた提案であることを忘れない(事例Ⅰ~Ⅲ)
みなさんは、解答の書き方で、ご自分のスタイルを確立されて行っていると思います。たくさんの対策用教材やウェブでの情報がありますので、ご自分に合ったものを選んでいただければよいと思います。そういった中で、事例企業の施策を考える際、ご相談されている事例企業の中小企業の社長の立場に立っていただき、ご自分の提案が本当に使えるのか?ということを前提に考えていただけると良いかなと思います。例えば、人材が足りなくて…と言われているのに、新しい部門を作る、などという施策はNGです。負債を減らしたいと考えている…と言われているのに、設備投資をして、などという施策はNGです。事例企業は中小企業です。大企業のように人材を雇えるわけでも、追加の融資を簡単に受けれるわけではありません。目の前に困っている社長がいらっしゃって、その困りごとをお聞きしているみなさんが、どのようなアドバイスができるか、が解答になります。共感力というのでしょうか…困っている社長をどうすれば助けてあげることができるのか、社長の苦悩を一緒に理解し、限られた資源の中で、ご自身が一番ベストだと思われる解答を書いてください。寄り添うことで方向性が見えてきます。実際に目の前の社長から話をお聞きして、それに対して、みなさんがなんと答えてあげるのか…それを解答すれば良いのです。
中小企業の取るべき方向性を理解する(事例Ⅱ)
答えが書きやすい!ということがあり、特に大きくはずしてしまう可能性があるのが事例Ⅱです。私も過去問や模試に取り組んだ時には点数が安定しませんでした。「こういうの良いんじゃない?!」といって、アイデア満載!の施策を打ち出し、全く点数がつかないこともありました。アイデア満載!の施策は必要ではなく、社長がお話してくださった中から、ヒントを見つけ、それを活用して施策を考える必要があります。そんなときに役に立つのが「小が大を超えるマーケティングの法則(岩崎邦彦著、日本経済新聞出版)」です。中小企業診断士試験の試験委員である岩崎邦彦先生の著書であり、中小企業がとるべき方向性がわかりやすく記載されています。私はこれを試験直前の1ヶ月前に読みました。本なんて読むヒマないよ…と言わずに、2時間程度で読めますので、これは是非読んでおいてください。「あぁ~~そうだったんだぁ…」「こうやって考えるんだぁ…」ということが腑に落ちて、はずれない解答を作成することができるようになります。
2次試験の勉強にまだ戸惑っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、毎日時間を確保していただき、過去問事例を解くことを進めてください。100時間でコツがつかめる方もいらっしゃるかもしれませんが、1次試験後初めて2次試験の勉強を始められた多くのみなさんは、「なんとか時間内に書き上げ、60点前後の点数を取る」を目標にされての受験になるかと思います。2次試験の学習は、自分のやり方、自分のペースで忍耐強く取り組む必要がありますが、がんばってください!いつでも応援しています。
それではまた1ヶ月後にお会いしましょう!