こんにちは。
いよいよ10回目の投稿になりました。地方公務員(♀)のたんぽぽです。
受験生の皆さまには、2次試験(筆記)合格発表が迫った頃・・・
待って、待って、悶々として、ジェットコースターのような気持ちのアップダウンを繰り返して年越し。
新年🎌を迎えてみると、一旦ちょっと落ち着いたりもして・・・という時期ではないかと思います。
ネットでの合格発表の瞬間に際して言いたいことはこれだけ・・・
タテじゃなくて、ヨコやでっ!!
合格発表の受験番号並び順が、なんとなくレイアウト的に「タテっぽい」デザインなんですが、ヨコやったんですわ💦
タテに見たときの、あまりの番号の飛び具合に膝が崩れ、気が遠くなった🚑🚨🏥ことを思い出します。
その後、ふと目線がヨコに行きまして、自分の番号がじわ〜っと浮かび上がってきた時の、腰が抜けてからのじわじわ感動が、懐かしいです。
さてさて、筆記の合格発表後には即座に実務補習に申し込まれる受験生の方も多いでしょうから、
今回と次の回でわたしのこの1年間の実務補習&実務従事体験記をお伝えしたいと思います。
今回はまず診断士協会の実務補習体験記です。
■必須:協会実務補習は早めに申し込み!
この話題ふっといて何なんですが、合格発表後の2月3月実務補習は見送ることに決めました。
というのも、2回目の2次受験で合格した私にとって、少なくとも直近2年は
週末・休日といえば「勉強しかしてない」と公言できる時間の使い方だったからです。
はっきり言って、家族など周囲の協力なしにはここまで辿り着けません。
3月には、家族で美味しいものを食べにいったり、これまでの労を癒すことに決めました。
そんな中、診断士協会の7月8月9月実務補習はGW明けごろから申し込み開始されるとの情報は得ていました。
で、この募集要項を送ってほしい人は、自分の住所を書いた紙を入れて協会に郵便で送る・・・という前時代的な住所集約の方法に辟易しつつ(笑)郵送。
そして、このGW明けの7〜9月実務補習の応募が
「ネット申し込みがすぐ埋まる」
と聞いていた上、初めて診断士協会のマイページをつくるタイミングにあたる人は、
まず「マイページ」を登録した後に、実務補習の予約に進めるというタイムラグが発生する ※マイページ登録は事前にできません。
とも聞いていましたので、就業時間中(申込は午前10時から)に開始とあればそのタイミングで登録・応募することが難しかったため、
おおよそ、マイページでこういうことを聞かれるであろう・・・情報(受験番号とか)をあらかじめ相方に渡し、応募開始時間に相方に登録・申し込みを依頼し、希望どおり7月、8月実務補習に申し込めたのです。
で、確か補習料金の振り込みも期限があったと思います。
(期日までに振り込めないと、申し込みが一旦解除されてしまいます)
クレカ決済ができなかったと思うので、振り込みも早々と済ませてひと安心・・・という状況です。
ちなみに私が協会実務補習を申し込んだ「大阪会場」は、申込開始日、即日で定員が埋まったようにネットで見ました。
ただこの場合も、キャンセル枠募集が随時あるため、協会サイトは毎日チェックしておいた方がいいです!
■診断士協会の実務補習(7月)
さて、私にとっては初回となる7月の実務補習。
対象は大阪の製造業さん、それも「THE・町工場」的など真ん中製造業さんです。
初回の実務補習でラッキーだったのは、
- ついてくださった診断士先生が、受講生の助けとなる対象企業の会社資料等を事前に提示くださった
- 同じく先生が、受講生同士のチームづくりに意を割いてくださった
- すでに実務補習を経験していたメンバーがいくらかいて勝手が分かっていた
- 診断対象企業の社長さんが、中小企業家同友会等を通じて「経営」の面白さをグイグイ学んでいた方だった
実務補習は概ね5〜6人のメンバーで、経営戦略、財務、組織・人事、業務プロセス(生産管理・運営管理)、調達、販促・営業、ITなどなどの分野担当を決めて、メンバー間で経営戦略の方向性など、大きな道筋を合意しながら、それぞれのパートについて責任を持って進めていきます。
大阪スケジュールの場合、前半(金・土)と後半(土・日・月)のうち、初日午後に企業ヒアリング、最終日に社長等に向けた提案プレゼンという形を取ることが多いと思いますが、前半と後半の間の平日にもzoom会議等で方向性のすり合わせを中間で自主的に開催します。
この時私が選んだ担当は「組織・人事」。
7月実務補習時は、サポートくださる診断士先生があらかじめ、先方企業の決算資料や経営計画資料、事前社長ヒアリング時のメモなどを提供くださっており、企業ヒアリングに赴く前にいろんなイメージを持つことができました。
そのことがあって、実務補習開始前に実務補習経験のある方が共有ファイル内であらかじめ資料をまとめてくださっていたり、個人で個別作業に移る前に統一書式を提示くださっていたりなど、先輩陣のサポート・貢献が素晴らしかったです。
また、昼食は毎日メンバーで近場の飲食店に繰り出していましたが、このあたりも先生がリードくださったことで
「同じ釜の飯を食った仲間感」
を醸成くださっていたのではないかな?と感じます。
また、初回の先生は、ファシリテーションスキルのある方で、基本的にはチームの議論はリーダーを通じて進められるものの・・・私たちが効率よく議論を進めるための環境づくりにはかなり意を割いてくださったと感じます。
ともあれ、協会実務補習は10日間ぐらいの間に、ぎゅっと作業が凝縮されています。
毎日、帰宅後に明日のための個人作業が必要なことはもちろん、前半と後半の間も黙々と作業を進める必要があり、
正直、疲労感はなかなかです。
実は、私自身、補習期間中の会議室の冷房と熱中症になりそうな外気温との気温差、寝不足による疲労、毎日の外食ランチ・・・が続き、4日目(社長プレゼンの前日)の夕方から、補習中に脈とともに響く頭痛に襲われ、頭痛を止めようと飲んだ薬がテキメン胃にきて、吐き気を催す始末。。。
補習中に席を外して、戻してダウン・・・
明日の社長プレゼンに備えて提案資料を完成させる日でしたから、最後までその場にはいましたが、帰宅後は湯船につかって寝込みました。
翌日には何とか復帰して、社長プレゼンについてもメンバーから「良かった」と言ってもらえ、なんとかメンバーとしての責任は果たせたのかな・・・と思います。
■診断士協会の実務補習(8月)
さて、2回目の実務補習。
対象は京都の食品製造・卸業さんとなりました。
大阪会場の実務補習に申し込みましたが、京都府中小企業診断協会でも実務補習をサポートしており、こういう開催の方法もあるんですね。
それでも前回の反省から、冷房対策ができる用意はしたで。
前回と違ったのは、
- 会社の詳細資料の入手は、基本当日の社長ヒアリングで依頼する
- 診断士先生が主担当の先生とサポート役の先生とお2人いらっしゃって、それぞれの観点助言をくださる
- 食品製造業という業種そのものが、暮らしに近く入りやすい
- (おそらく)思ってもみなかったタイミングで社長になってしまった、そんな戸惑いも感じる相手様でした。※いやでもこれ、これからの「地方あるある」かも・・・公務員的には興味津々。
などなどです。
この回は、前回と違う分野担当がいいなと決めていてたので「生産管理」でいってみました。
暮らしに身近な食品製造業とはいえ、じゃあその食品がどのような製造工程、設備でつくられているかなど知るはずもなく。
初日の社長ヒアリング後、工場を見せていただけたのが「上がる👆」ひとときでした。
あらためて「製造業」の面白さに気づいた実務補習やったな。
途中の個人作業中には、食品製造業に関する本を図書館で借りたり、工場現場の改善に取り組む事例などをいそいそと日々調べていました。
合間で「生産管理」を選んだ自分に後悔の念を覚えることもしばしばでしたが、生産管理・運営管理は業務管理やプロジェクトマネジメントにもつながるのかもな、と思います。
ことに、以前もこのブログで紹介した「ザ・ゴール」を読んでからは、この分野への関心がさらに深まりました。
この回も、補習中の昼食はみんな一緒。
両回とも、最終日の社長プレゼン後はみんなで打ち上げ🍺と、ほんとに良いメンバーに恵まれた実務補習となりました。
■絶対、おすすめする協会実務補習
3回の実務補習にあたり、協会実務補習と、違いを知るために民間のも受けてみたいなーと思っていました。
まずは7月、8月と協会の実務補習を受けましたが、疲労感ハンパないながらも、終わった後の充実感もハンパないです。
- 所属・属性がさまざまなメンバー同士で、1つの提案書を仕上げるというプロセス
- 短期間で成果物を仕上げるからこそ、それぞれのメンバーの貢献の「自発的差し出し」が問われる
- メンバーの中から、さまざまな所属で働く人の「尊敬できる点」に気づくことができる
などなどです。リアルならではの良さがやっぱりありますね。
2回の実務補習でご一緒した方の中には、もちろんすでに診断士登録された方、独立開業された方、もとの組織の中で頑張っている方、そして公務員の方にも何人かお出合いしました。
そして2回とも、それぞれでリーダーを担っていただいた方の、安定の器感を尊敬します。
リーダーって、担当分野としてはだいたい「経営戦略担当」になることが多いと思うんですが、この方たちって、提案書の自分のパートについて他のメンバーが書き揃えないと仕上げられないところがあるんですよね。個々メンバーが仕上げるまで、議論の中で全体の方向づけをみんなで作っていって、それぞれの担当がパートを仕上げやすい環境づくりに努め、自分パートは最後になる・・・って、なんと。
本当に素晴らしい貢献だと思います。
■さいごに
さて、目下。
待て!次号