診断士開業「できるかな?」(11)セミナー講師できるかな?

こんにちは、花柄です。

令和5年度の中小企業診断士試験は最終結果が出て、早い人は既に実務補習が始まっている頃ですね。
一方でもう一度チャレンジするぞ!という人も、そろそろ合格に向けた計画を立て、これに従って頑張っておられることと存じます。

最近の診断士活動

セミナー登壇
所属する診断士協会のイベントで、セミナー登壇の機会をいただきました。
テーマは「事業承継」です。
イベントの併設セミナーでしたので、事業承継のタイミングなどについて中小企業庁の事業承継ガイドラインに沿った内容で概要をお話しするものでした。
セミナー終了後には、企業の後継者という方から名刺交換を求められ「事業承継なんか事務的な手続きだと思っていたけれど、重要な問題が残っていることがよくわかった。早速、今日にも親父と話をします」というコメントをいただきました。
会社員時代にも、大勢の社外の関係者に向けてプレゼンを行った経験はありましたが、診断士としては初めての経験であり大変緊張しました。
会社員時代のプレゼントの大きな違いは、専門家として登壇していることです。制度や方法を正しく、かつ十分に理解した上でわかりやすく伝えることが重要です。そのための事前準備や周辺情報のインプットは大変でしたが、貴重な経験と知識の蓄積につながったと感じています。
これからも、セミナーの登壇機会があれば、積極的に手を挙げていくつもりです。そのためには参考になるセミナーコンテンツを持ち、いつでも対応できる知識の修得が必要だと感じています。

起業家塾(その2)
チューターとしてお手伝いしている起業家塾では、毎回、参加している起業家の皆さんの学習に対する意欲や起業にかける熱意に刺激を受けています。早くも全8回中の5回まで終了し、いよいよ事業計画書をまとめ上げていく段階に入りました。ここからは4名程度に塾生に対してチューターが付き、支援機関や金融機関に出せる事業計画書となるよう、計画を整理し磨き上げていきます。一方で、自身の企業アイデアに心酔し、周りが見えなくなっているのではないかと感じる人もいます。そういた方には、決してアイデアを否定するのではなく、客観的な視点でアドバイスする必要があります。この際に、中小企業診断士としてロジカルにわかりやすくアドバイスできるかどうかが腕の見せ所になります。
中小企業白書(2017年)によると、企業生存率は起業の5年後で81.7%となっており、約2割が市場から退出していることになります。生き残っていく企業になるためには、はじめの計画や準備が重要であることは言うまでもありません。塾生の皆さんには、ぜひしっかりと足元を固めた上で、自分のやりたいことで社会のニーズに応え、事業を成功させて欲しいと思います。

診断士になってもうすぐ1年ですが、いわゆる「診る」「書く」「話す」は一通り経験することができました。
さらに、「診る」については、専門家登録を行なった機関からの派遣など、要請があれば積極的に対応していきたいと考えています。

「書く」と「話す」については、今後の課題として、自身のコンテンツをしっかり準備していかなければならないと考えています。自分の強みを改めて見つめ直し、その強みを磨くことで、他の専門家にはなく、かつ世の中のニーズがあるコンテンツを用意できるよう、まだまだ研鑽が必要です。

当たり前の話ですが、1人前の診断士になるのはそう簡単ではありません。
引き続き、独立?診断士2年目の状況について、ほぼリアルタイムで報告させていただきます。

これからもよろしくお願いいたします。

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