皆様こんにちは。クマバチです。中小企業診断士に合格したお陰で(?)最近昇進して晴れて中間管理職になりました。その為、社内で地位のある方に仕える機会が増えました。また、部下への責任が増え、部下と接する時間が減るという事態になりました。このような中で、中小企業診断士試験で学んだ「組織の3要素」と「動機付け・衛生理論」をよく思い出す事が増えました。そして、二次試験(今回は事例1)はやはり実務に役立つなと感じましたので、改めて人事戦略の基本の2つについて記載します。
組織の3要素
「コミュニケーション」、「協働の意欲」、「共通の目標」これらがなければ、仕事(組織)は成り立たないから、当たり前です。しかし、身近で失敗する事柄(プロジェクトなど)を思い浮かべると当たり前のように、この要素が抜けてませんか?しかも1つではなく、2つ以上の要素で。負けに不思議な負けなしと言いますが、失敗する事柄はこの3要素が揃っておらず、組織として本来の能力を発揮できない事が多いです。
動機付け衛生理論
衛生要因とは、仕事に対する不満に関わるものです。具体的に、給与・労働条件・経営方針です。動機付け要因とは、仕事に対する満足に関わるもので、達成する事、承認する事、責任や仕事そのものです。これも部下との関係を一定程度維持するために必要不可欠な要因となります。部下が自発的に長期間働いてくれる時はこの要素がある程度満たされていると感じます。
長くなりましたが、事例1でも現実でもこの2つが出来ていれば、大体上手く行くのではと感じます。事例1ではこの2つが出来ているかどうか、是非意識してみて下さい。
最後に、「誰が言うか>何を言うか」という事があります。(皆様そうだと思います。)その為、中小企業診断士としても、社会人としても、「正論ばかり言う人ではなく」ではなく、「この人が言うなら」と思われる人を目指したいと思います。