自分の感受性くらい自分で守れ

みなさま、はじめまして!
縁あってこちらのブログで1年間記事を書かせていただくこととなりました、ずんぴーと申します。変な名前ですよね。自分でもそう思います。笑

受験生の皆様のお役に立てる記事を書いていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!

自己紹介

まずは簡単な自己紹介から……。

  • 名前   :ずんぴー
  • 居住地  :近畿地方
  • 年齢   :30代
  • 性別   :男
  • 職業   :民間企業の経理職
  • 診断士活動:企業内診断士&副業
  • 受験歴  :1次試験2回、2次試験2回

今年の1月の合格したばかりのひよっこ中小企業診断士です。
正式な登録はまだですが、2月から3月にかけて参加した実務補習と実務従事で15ポイントを獲得したので、近日中に登録申請を行う予定です。
今のところ独立するつもりはなく、勤務先が副業OKな(というかそういう会社に転職した)こともあり、今後は企業内診断士をやりつつ副業で診断士活動をしていきたいと思っています!

中小企業診断士を目指したきっかけ

私が中小企業診断士を志したきっかけは、本当にただ「何か資格でもとろうかなあ」と思っただけという、もうぜーんぜん褒められたものではありませんでした。
中小企業診断士とはどんな資格なのか、どんなお仕事をしているのかといったことは、勉強を進めていく過程でほらっち先生のYouTubeなどを通じて少しずつ知っていきました。
診断士に対する熱量は、後追いで上がっていったクチです。

最初に勉強を始めてから3年経ち、私はまだ「試験に合格しただけの人」でしかありません。
そんな私でも現在に至るまで、受験仲間、先輩診断士、企業の経営者など、全国津々浦々老若男女たくさんの人たちとの出会いがありました。
住んでいる場所もバックボーンも見事にばらばらな、診断士の勉強を始めていなければ決して出会わなかった人たちです。

中小企業診断士という資格は、なんとなくテキストをポチったときには予想だにしなかった世界に私を連れてきてくれました。
そしてこれからはもっともっとたくさんの人や会社に出会えるのだと思います。
おかげさまで充実した日々を過ごせているので、試験勉強は決して楽ではありませんでしたが、頑張ってよかったなと感じています。

中小企業診断士は頑張る値打ちがある資格だと思います。
これから合格を目指していかれる方は、ぜひ頑張ってください!

自分の感受性くらい自分で守れ

急になんやねんと思われたと思いますが、このタイトルは詩人・茨木のり子の「自分の感受性くらい」という詩から引用しています。
最初の記事を書くにあたって、たまたま試験に受かっただけの私が受験生の方に何をお伝えできるかなあと考えたとき、真っ先に浮かんできたのがこれでした。
要は「いろんな情報が溢れてるけど、ちゃんと自分の頭で考えて判断するのが大事だね」という話です。

別に中小企業診断士に限ったことではありませんが、現代社会は情報に溢れています。
診断士に関して言えば、いろいろな人がいろいろな場所でいろいろなことを言っています。

たとえばこんな感じ。
同じ〇〇という問題集について、

  • 合格者A「難易度もちょうどよくて、解説もていねいでわかりやすくて、やってよかった!」
  • 合格者B「やる意味ない。解説わかりにくい。こんな難しい問題できるようになる必要ない」
  • 受験生X(どっちやねん……

とか、2次試験過去問の模範解答について、

  • 予備校A「事業部制組織にすべき。なぜなら~」
  • 予備校B「機能別組織にすべき。なぜなら~」
  • 受験生X(どっちやねん……

とか。試験対策で調べ物をしているとこういうことが頻発します。

もっと言えば、中小企業診断士そのものについても、「中小企業診断士とかけて足の裏の米粒ととく。その心は、取っても食えない」なんて言ってる人が、事実として存在します。
(ちなみにこれ、内容はともかく、表現は上手いなと思っています。最初に言い出した人は落研だったんでしょうか)

そういう両極端な情報が飛び交う中で、それらを全部鵜呑みにしていたらキリがありません。
「なるべく朝型の方がいい」という一般論はあったとしても、低血圧のため夜勉強の方が向いてる人だって当然います(私のことです)。

でも冷静に考えてみれば、現実世界で唯一絶対の正解が存在するシチュエーションってそんなにないですよね。
中小企業の経営をするうえでも、正解は何種類も存在するはずです。
じゃあコンサルティングの現場で、迷ってる経営者に診断士としてアドバイスをするとき、どうするか。
自分の頭で考えて、自分が正しいと思うことをお伝えしますよね。

だから、
「●●先生が言っていたから」「○○に書いてあったから」で停止するのではなくて、
「●●先生が言っていて、自分もそう考えたから」「〇〇に書いてあったけど、自分はそう考えなかったから
というマインドで勉強していった方がいいし、その方が楽しいと思います!

……なんて、偉そうに高説を垂れている私自身、無批判に他人の意見を取り入れてしまったこともありました。
私は2次試験を2回受けているんですが、1回目の受験のとき、とある人のアドバイスを真に受けて、ほとんどの受験生が解いている事例Ⅳの問題集に手をつけませんでした。
それで結局本番で事例Ⅳに失敗し、不合格。

2回目の受験では反省を生かし、その問題集にしっかり取り組んだ結果、なんとか合格することができました。やってる最中、「1年目からちゃんとやっとけばよかったな~」と何度思ったかわかりません。
しかし、それもこれも自分で決めたことなので、アドバイスをくれた人は何も悪くなく、すべて自分のせいでしかありません。

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

茨木のり子「自分の感受性くらい」

もちろん、他者の意見に一切耳を傾けないのもよくありません。
中小企業診断士試験は、独力だけで立ち向かうには難しすぎます。

取り入れる⇔取り入れないのバランスをとるのは難しいですが、「バランスをとってやっていかないといけない」と自覚するだけでもいいんじゃないかと私は思います。

まずは一回やってみる。合ってたら取り入れる。合わないと思ったらやめる。
自分の頭で考えることを諦めない。
どこで誰が何を言っていようが、自分が正しいと思ったなら惑わされない。
そしてすべての責任は自分で持つ。

別に責任といっても、多少間違えたところで誰かに迷惑がかかるわけではありません。気楽にやっていきましょう。

私が書いてるこの記事自体、今年たまたま試験がうまくいっただけのばかものが垂れ流しているひとつの情報に過ぎません。
ぜひご自身の頭で考えてみて、よければ取り入れてみてください。

初回の記事からゴリゴリの精神論で失礼しました。
これから1年間よろしくお願いします!

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