本日解説するわたしの再現答案はこちらです(R05年度事例1 64点) 夢と現実のはざま
「夢と現実のはざま」です。
今回は令和5年試験 事例Ⅰの再現答案と反省を記載したいと思います。
私は令和5年試験 事例Ⅰで64点(令和4年は50点)でした。
採点サービスには3社出したのですが評価は、C、C、Cでした。笑
第 1 問(配点 20 点)
統合前の A 社における①強みと②弱みについて、それぞれ 30 字以内で述べよ。
【解答】
差別化され高単価な商品と自主的に問題解決できるチームワーク
常連客の高齢化と原料仕入れが不安定化し確保が必要であること
第 2 問(配点 20 点)
A 社の現経営者は、先代経営者と比べてどのような戦略上の差別化を行ってきた か、かつその狙いは何か。100 字以内で述べよ。
【解答】
安定した利益を確保できる体制とするため差別化集中戦略をとった。具体的には①地元のファミリー層に特化し複数来店するようにし顧客数増加②蕎麦に集中したオリジナルメニューを開発し客単価アップ
第 3 問(配点 20 点)
A 社経営者は、経営統合に先立って、X 社のどのような点に留意するべきか。100 字以内で助言せよ。
【解答】
X社との統合でカニバリを起こさず互いにシナジーが出せるよう留意する。具体的には①単価が低く従業員の退職が多いため効率化を推進②高品質の仕入れができる業者を活用してA社に原料供給をする
第 4 問(配点 40 点)
A 社と X 社の経営統合過程のマネジメントについて、以下の設問に答えよ。
(設問 1 ) どのように組織の統合を進めていくべきか。80 字以内で助言せよ。
【解答】
A社の接客リーダーに店舗を任せ権限を委譲し教育を進めることで従業員の士気を向上させサービス品質を向上するとともにA社と管理部門を統合しコスト削減
(設問 2 ) 今後、どのような事業を展開していくべきか。競争戦略や成長戦略の観点から 100 字以内で助言せよ。
【解答】
会社として目指す方向を明確にしA社はファミリー層、X社は駅利用者とターゲットを明確に分ける。食べ歩き客に対してメニュー開発力を活かした商品を提供し差別化されたメニューを提供する
試験終了後に私が大いに後悔したのは以下の点です。
・第3問で、「経営統合に先立って」と問われているのに時制が違う
・第4問の設問1で、「コスト削減」とか本文に全く関係ない余分なことを書いている
・第4問の設問2で、競争戦略や成長戦略がわかりにくい
「コスト削減」とか余分なことを入れなかったら、第4問の設問2で解答している「会社の目指す方向を明確に」を設問1に書いただろうからもっと点数が良かった気がする。
ここから得られる教訓は「時制は正確に」、「余分なことは書かない」、「題意に忠実に」です。
試験中「経営統合に先立って」は解釈に苦しんだのですが、X社のSWOTを問われているだけだと理解すればよかったかも。と感じました。
次回は事例Ⅱの再現答案について記述致します。