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わたしの再現答案リアル解説(R05事例3 70点) 夢と現実のはざま

こんにちは。夢と現実のはざまです。
今回は令和5年試験 事例Ⅲの再現答案と反省を記載したいと思います。
私は令和5年試験 事例Ⅱで70点(令和4年は57点)でした。

採点サービスには3社出したのですが評価は、A、B、Bでした。
こちらは、再現率100%になります。めずらしく時間が余ったので全て書き写したから。そんなことしていないでもう少し推敲したら、もっといい点が取れたのかも…。

第 1 問(配点 10 点)
C 社の生産面の強みを2つ40字以内で述べよ。
【解答】
多品種少量生産可能な生産体制とホテルや旅館での経験を持つ工場管理者による品質管理

 第 2 問(配点 20 点)
C 社の製造部では、コロナ禍で受注量が減少した 2020 年以降の工場稼働の低下による出勤日数調整の影響で、高齢のパート従業員も退職し、最近の増加する受注量の対応に苦慮している。生産面でどのような対応策が必要なのか、100 字以内で述べよ。
【解答】
生産性向上により工場生産量を増やす策が必要。具体的には①作業の標準化し機械化推進することで生産量向上②レシピをデータベース化し一元管理することで再利用しやすくする③多能工化教育で生産ノウハウをためる

 第 3 問(配点 20 点)
C 社では、最近の材料価格高騰の影響が大きく、付加価値が高い製品を販売しているものの、収益性の低下が生じている。どのような対応策が必要なのか、120 字以内で述べよ。
【解答】
食材や調味料の在庫や廃棄を減らす策によるコスト削減が必要である。具体的には①生産計画を週次で作成し発注変動に対応し納期厳守②適正在庫の見える化と標準化及び週次発注で在庫の削減③入出庫記録をつけ先入先出の徹底による消費期限管理で廃棄減をする

 第 4 問(配点 20 点)
C 社社長は受注量が低迷した数年前から、既存の販売先との関係を一層密接にするとともに、他のホテルや旅館への販路拡大を図るため、自社企画製品の製造販売を実現したいと思っていた。また、食品スーパー X 社との新規事業でも総菜の商品企画が必要となっている。創業から受託品の製造に特化してきた C 社は、どのように製品の企画開発を進めるべきなのか、120 字以内で述べよ。
【解答】
経験のある外部人材の活用と営業による顧客ニーズ取得によって季節感があり地元食材を使った高級感のある総菜を企画し提案していくべき。その際に高級ホテルの料理長コラボの商品を開発し数量限定で販売することでブランド力を高め高価格販売し差別化する。

第 5 問(配点 30 点)
食品スーパー X 社と共同で行っている総菜製品の新規事業について、C 社社長は現在の生産能力では対応が難しいと考えており、工場敷地内に工場を増築し、専用生産設備を導入し、新規採用者を中心とした生産体制の構築を目指そうとしている。この C 社社長の構想について、その妥当性とその理由、またその際の留意点をどのように助言するか、140 字以内で述べよ。
【解答】
社長の構想は妥当性が高い。その理由は販売チャネルがホテル等の受託製造のみだと依存度が高くリスクが高いから。留意点は①客単価の高い店舗から徐々に拡大し欠品リスクを抑えること②現在の工場で標準化・マニュアル化を進め新規採用者をOJTで教育し早期に戦力化する体制で人員確保するよう助言。

事例Ⅲという観点で考えた時に、解答の中でもっと生産に関する視点で論述するべきだったかなぁと反省をしております。第4問では事例Ⅱの要素、第5問では事例Ⅰの要素の回答になっている点が悔やまれます。
とはいっても、試験中は事例Ⅲの解答、事例Ⅲの解答と思いながら論述を進めて行ってもこれだけずれてしまうわけですから当時の私、相当余裕がなかったのでしょうね…

上述の通り、こちらの再現答案については再現率100%です。一言一句違わぬように書き写しております。結果的には事例Ⅲの点数のおかげで二次試験に合格したと言っても過言ではないので非常にありがたい科目となったわけですが、どういうことを考えながら解答をしたかというとなかなか思い出すのが難しい科目です。そのように申し上げるのも、解答している時は「これしかない」と思いながら作っていたためです。
唯一思案したのは社長の構想を肯定するか否定するかですが、賛否両論あるような考えには肯定をして後押しをする、ビジネスやバックグラウンドを全く知らない人が客観的に判断しても明らかに不合理な考えのみ否定すると決めて試験に臨んでいたので、どうやって肯定するかというポイントに注力できたような気がしています。

世の中の経営者は意思決定をすることが多く、意思決定の回数が増えるにつれ判断の質が落ちるため極力クリティカルな意思決定以外は機械的に決めるようにしているという話を聞くことがあります。(それゆえ毎日同じ服装にするとか)
一流の経営者がそうするのであれば、準備をして臨める資格試験においてはAの時はBというような自分流のパターンを持って試験に臨むのも良いかもしれませんね。

次回は事例Ⅳの再現答案について記述致します。

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