本日解説するわたしの再現答案はこちらです(R05年度事例2 70点) さとすぃ
こんにちは、さとすぃです。
今回はR05年度事例Ⅱの私の再現答案について解説していきます。
第1問
[設問文]
B 社の現状について、3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から 150 字以内で述べよ。
[解答]
顧客面は①地域の野球熱の高さ、②金銭的負担を抱える保護者の増加、③女子軟式野球が盛り上がり傾向。競合面は、野球以外の商品の品揃えが良い専門店や低価格販売を行う量販店との競争が激化。自社の強みは①加工技術や納品の確かさ、②野球用品の提案力の高さ。弱みはインターネット活用が不十分な点。
与件文からは以下を参照し、かつ第2~4問との関連性のある部分を記述しました。
競合に関しては第2~4問で直接ふれてはいませんが、それら競合と差別化している自社の強みの部分は第2~4問の解答でベースとなる内容として位置付けて解答を組み立てていました。
- 第1, 4段落:近隣の公立小中学校
- 第3段落:地域住民の野球熱の高さ
- 第14段落:保護者における金銭的な負担の存在
- 第15段落:女子軟式野球
- 第10段落:野球以外の商品を扱う専門店、低価格販売を行う量販店
- 第15段落:SNSを用いた募集活動の対応
- 第12段落:ユニフォーム加工技術や納品の確かさ、野球用品の提案力
- 第21段落:インターネット活用
第2問
[設問文]
低学年から野球を始めた子どもは、成長やより良い用品への願望によって、ユニフォーム、バット、グラブ、スパイクといった野球用品を何度か買い替えることになるため、金銭的負担を減らしたいという保護者のニーズが存在する。B 社は、こうしたニーズにどのような販売方法で対応すべきか、プライシングの新しい流れを考慮して、100 字以内で助言せよ(ただし、割賦販売による取得は除く)。
[解答]
助言は、①成長による買い換え需要に対し、加工技術を生かした下取りや修理対応で、リサイクル販売、②より良い用品への買い替え需要に対し 個々のニーズに応じたカスタマイズ販売やレンタル販売、で金銭負担を低減。
肝心の販売方法についてはプライシングの新しい流れというものがわからず、おそらく正解と言われているサブスク販売も思い浮かびませんでした。質より量重視ということで、「リサイクル販売」「カスタマイズ販売」「レンタル販売」と思い浮かんだものをひたすら並べておきました。
与件文からは以下を参照し、「だなどこ(誰に・なにを・どのように・効果)」の組み立てを踏襲して二観点から解答を記載しました。
- 第7, 14段落:成長による買い替え需要
- 第12段落:ユニフォーム加工技術や納品の確かさ、野球用品の提案力
- 第14段落:より良い用品への買い替え需要
- 第14段落:保護者における金銭的な負担の存在
- 第18段落:商品カスタマイズ
第3問
[設問文]
女子の軟式野球チームはメンバーの獲得に苦しんでいる。B 社はメンバーの増員のために協力することになった。そのために B 社が取るべきプロモーションやイベントについて、100 字以内で助言せよ。
[解答]
助言は①B社のユニフォーム姿で河川敷で野球を楽しむ風景を地域ブランドとしてSNSで発信し、拡散を図る事、②近隣の公立小中学校で軟式女子野球の体験会を開催し、メンバーの獲得と同時に提案力を高めること。
この設問では以下の与件文を参照しつつ、こちらも「なにを・どのように・効果」を意識して二観点から記載しました。個人的に事例Ⅱでは高付加価値方針、すなわち「ブランド」というワードをどこかで使いたいという想いがあるので、この設問で「地域ブランド」を記載しました。
- 第1, 4段落:近隣の公立小中学校
- 第3段落:地域住民の野球熱の高さ
- 第15段落:SNSを用いた募集活動の対応
第4問
[設問文]
B 社社長は、長期的な売上げを高めるために、ホームページ、SNS、スマートフォンアプリの開発などによるオンライン・コミュニケーションを活用し、関係性の強化を図ろうと考えている。誰にどのような対応をとるべきか、150 字以内で助言せよ。
[解答]
助言は①各少年野球チームの監督に対し、メンバーや保護者の要望を含め各チームのデータを一元管理するアプリを提供し、アドバイス対応で長期関係性と売上を高める事。②野球をする子供や保護者に対し、ホームページに体格や技術、特性に応じた商品提案情報を掲載し、BBSやSNSでの双方向コミュニケーションで関係性向上
この設問でも以下の与件文を参照しつつ、「だなどこ(誰に・なにを・どのように・効果)」の組み立てを踏襲しに二観点から記載しています。「一元管理」「長期関係性」「SNS」「双方向コミュニケーション」あたりのワードは解答に使いやすいワードとしてインプットしていたものをそのまま利用し、「関係性向上」は設問文からそのまま利用しました。
- 第18段落:子供たち一人一人への提案
- 第19段落:各少年野球チーム
- 第21段落:インターネット活用
おわりに
二次試験直後ではそこそこの感触で合格ラインの60点は超えることができたかなという手応えで、4事例の中で最も高い70点を取ることができました。
事例Ⅱは解答に記載する内容がとっちかりやすくて元々苦手ではあったのですが、改めて今回の解答を見てみると、だいぶパターン化するところまで落とし込めていたなと思いました。
サブスクは書けませんでしたが、そういったあたりが高得点に繋がったのかなと思います。
ちなみに私はAASの通信講座で勉強経験があり、AASの解答プロセスもかなり活用しているので、気になったという方はぜひAASの講座や教材案内を見て頂けるといいのではと思います。
次回は、R05事例Ⅲの再現答案リアル解説をしていく予定です。
もしよろしければまた読んでいただけるとうれしいです。