本日解説するわたしの再現答案はこちらです(R05年度事例2 52点) ナビゲタ
こんにちは!ナビゲタです。
今回は、「わたしの再現答案リアル解説」ということで、令和5年度2次試験「事例2」において、私が実際に書いた答案を再現して、その解答に至った考え方やその際の心の声をリアルに共有していきたいと思います。
第1問(配点30点)
1. 設問文
B 社の現状について、3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から 150 字以内で述べよ。
2. 再現答案
顧客は①近隣の公立小中学校②複数の少年野球チーム③個別に買い物に来る客。競合は①サッカーやバスケットボール用品の専門店②低価格な大型スポーツ用品量販チェーン店。自社は①有名スポーツブランド用品を取り揃え②ユニフォーム加工技術や一括納品の確かさ③野球用品の商品カスタマイズ提案力が好評
3. 解答の際に考えていた事(心の声)
2年連続でオーソドックスな3C分析だ。顧客、競合に加えて、自社は強みと弱みを書きたいので、字数は4分割だ。150字÷4=37~38字ずつ書こう!(解答欄の枠内に字数目安を斜線で印をつけた)
3Cいずれも与件文に情報満載なので素直に記入。しかし「弱み」がまったく見つからなかったので、「自社」は「強み」のみの記入。時間を掛ける問題でもないので、さっさと次へ行こう。
第2問(配点20点)
1. 設問文
低学年から野球を始めた子どもは、成長やより良い用品への願望によって、ユニフォーム、バット、グラブ、スパイクといった野球用品を何度か買い替えることになるため、金銭的負担を減らしたいという保護者のニーズが存在する。
B 社は、こうしたニーズにどのような販売方法で対応すべきか、プライシングの新しい流れを考慮して、100 字以内で助言せよ(ただし、割賦販売による取得は除く)
2. 再現答案
今までの購買履歴より RFM 分析を行い、購買間隔や頻度、購入額から FSP を導入し、買い替え時に、ポイント制や関連用品のサービス提供を行い、愛顧向上を図ってリピート率を上げ顧客関係性強化を図る
3. 解答の際に考えていた事(心の声)
なんだこれは!!?プライシング(価格設定)が問われる問題は過去問でも一回もなかったぞ!(動揺) サブスクが頭によぎるも、グローブやスパイク、ユニフォームなどの汚れ物を他人と共有したい人なんている???という雑念が混じり混乱・・・。そしてたどり着いた結論が、価格面で負担を感じる人には、最近多くの小売店が実施しているポイント制度などのお得感を出す施策。
私が書いた解答は完全に思い付きであり妄想ですね。これが、結果的に大外れになり、大きく失点をした要因と思われます・・・( ;∀;)
第3問(配点20点)
1. 設問文
女子の軟式野球チームはメンバーの獲得に苦しんでいる。B 社はメンバーの増員のために協力することになった。そのために B 社が取るべきプロモーションやイベントについて、100 字以内で助言せよ。
2. 再現答案
女子軟式野球チームと連携し、河川敷の野球場で野球教室や体験イベントを行い、その前後に、ポスター掲示やチラシ配布に加え、SNS での告知や動画共有などにて、女子メンバーの増員に貢献し新規顧客獲得を図る
3. 解答の際に考えていた事(心の声)
ここは「ダナドコ」フレームワークに当てはめてシンプルに考えよう。女子野球チームのメンバー獲得に協力するだけではメリットがないから、それがB社の新規顧客獲得に繋がる必要があるので、期待効果をバシッと決めた。施策は、与件文から、河川敷を利用してどこかの団体と「連携」して「体験」だろうと。プロモーションはアナログ&デジタルを組み合わせて、そんな深く考えることなく解答を記入。
第4問(配点30点)
1. 設問文
B 社社長は、長期的な売上げを高めるために、ホームページ、SNS、スマートフォンアプリの開発などによるオンライン・コミュニケーションを活用し、関係性の強化を図ろうと考えている。誰にどのような対応をとるべきか、150 字以内で助言せよ。
2. 再現答案
①チームの監督に対しスマートフォンアプリを開発し様々なデータ管理を可能にし②メンバーや保護者に対し SNS で双方向にやりとりしニーズの把握を行い製品提案に生かし、③HP には問い合わフォームを作成し相談へのアドバイス対応を行い多様なニーズに対応して愛顧向上を図り固定客化し、長期関係性強化を図る
3. 解答の際に考えていた事(心の声)
与件文の終盤に多くの記述があるのでここから引用。「ダナドコ」に当てはめると、「誰に」では、監督や保護者やメンバーがいて、「何を」では、アプリやSNSやHPなどがあり、これらの組合せが難しいね、と感じるものの、与件文にヒントがあるので素直に組み合わせようと迷いなく記述。配点30点だが上手く書けたのでは?という根拠なき自信がわいてくる。
まとめ
いかがでしたでしょうか。答案作成時に考えていたことをリアルに「心の声」として表現しました。
事例Ⅱは、第2問でかなり迷い混乱しました。正式な解答が出ない中で、予備校等の模範解答は「サブスク」らしいです。今でも納得はできないですが…(;^_^A)
第2問以外は、それなりに自信を持って書けたので、60点は大丈夫だろう!という手応えでしたが、結果は52点と非常に厳しい結果でした。どこでそんなに失点したのか、わかりようがないのも中小企業診断士2次試験がミステリアスな試験である所以です。
次回は、かなり難易度が高かった事例Ⅲです。お楽しみに!