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わたしの再現答案リアル解説(R05事例3 69点) ナビゲタ

本日解説するわたしの再現答案はこちらです(R05年度事例3 69点) ナビゲタ

こんにちは!ナビゲタです。
今回は、「わたしの再現答案リアル解説」ということで、令和5年度2次試験「事例Ⅲ」において、私が実際に書いた答案を再現して、その解答に至った考え方やその際の心の声をリアルに共有していきたいと思います。

ちなみに、事例Ⅲは「69点」と好成績でした。私の再現答案が皆様の過去問演習の際の参考になれば幸いです!

目次

第1問(配点10点)

1. 設問文

C 社の生産面の強みを 2 つ 40 字以内で述べよ。

2. 再現答案

工場管理者のホテルや旅館での料理人経験と食品衛生管理上交差汚染を防ぐゾーニング

3. 解答の際に考えていた事(心の声)

C社、課題に関する記述が多くて、これと言った強みが描かれていないよねー。あえて拾い上げると答案に書いた2点しかないかな・・・。あまり時間を使わずさくっと答えて次の設問へ!

第2問(配点20点)

1. 設問文

 C 社の製造部では、コロナ禍で受注量が減少した 2020 年以降の工場稼働の低下による出勤日数調整の影響で、高齢のパート従業員も退職し、最近の増加する受注量の対応に苦慮している。生産面でどのような対応策が必要なのか、100 字以内で述べよ

2. 再現答案

対応策は①手作業の総菜製造工程の機械化②販売先料理長からの製品仕様レシピの整理と共有③生産計画の短サイクル化と④生産統制の徹底⑤食材や調味料の必要量の基準化で、生産性向上を図り、受注増加への体制を構築

3. 解答の際に考えていた事(心の声)

第2問と第3問はともに、課題に対する「対応策」を聞かれているから、回答が重複しないように注意が必要。第2問は「生産性向上」に関する対応策、第3問は「収益性向上」に関する対応策、という風に分けられる。この整理をしたうえで、与件文から課題を拾ってそれに対応する対応策を記述しよう!

第3問(配点20点)

1. 設問文

 C 社では、最近の材料価格高騰の影響が大きく、付加価値が高い製品を販売しているものの、収益性の低下が生じている。どのような対応策が必要なのか、120 字以内で述べよ

2. 再現答案

対応策は①販売先料理長との製品仕様確認の精度を上げ変更指示の削減②食材や調味料の入出庫と在庫管理を徹底して在庫量適正化と廃棄削減③営業体制強化による他のホテルや旅館への販路拡大にて、製造コストの低減と売上向上を図って、収益性の改善を図る

3. 解答の際に考えていた事(心の声)

(第2問と同じ)

第4問(配点20点)

1. 設問文

C 社社長は受注量が低迷した数年前から、既存の販売先との関係を一層密接にするとともに、他のホテルや旅館への販路拡大を図るため、自社企画製品の製造販売を実現したいと思っていた。また、食品スーパー X 社との新規事業でも総菜の商品企画が必要となっている。創業から受託品の製造に特化してきた C 社は、どのように製品の企画開発を進めるべきなのか、120 字以内で述べよ

2. 再現答案

企画開発は①ホテルや旅館での最終消費者の声やニーズを収集して製品開発に生かす②地元食材を使った季節性や高級感ある特色あるメニューの開発③今までの製品で好評を得たレシピの活用により、高付加価値で差別化された企画開発を進める

3. 解答の際に考えていた事(心の声)

受託生産から自社開発生産に転換するためには、鉄板の「顧客ニーズの収集」と「自社の強みを活かした商品開発」によって「高付加価値化」・「差別化」という中小企業王道の歩む道は外せないよね…。

第5問(配点30点)

1. 設問文

食品スーパー X 社と共同で行っている総菜製品の新規事業について、C 社社長は現在の生産能力では対応が難しいと考えており、工場敷地内に工場を増築し、専用生産設備を導入し、新規採用者を中心とした生産体制の構築を目指そうとしている。この C 社社長の構想について、その妥当性とその理由、またその際の留意点をどのように助言するか、140 字以内で述べよ

2. 再現答案

中食需要への対応であり妥当性はある。X 社との新規事業は新たな販路拡大につながり、新たな成長戦略となり得る。留意点は①工場や設備への投資に対する財務リスクへ注視②生産面の内部課題の改善③量産体制のノウハウ蓄積④量産体制に向けた社員教育に留意し X 社との共同新規事業を成功させ成長を図る

3. 解答の際に考えていた事(心の声)

とても迷った・・・。正直、このC社、目先の課題が多すぎて事業拡大している場合じゃないようにも思えた・・・💦でも考察している時に、「妥当性なし」を選んでしまうと、その後の「留意点」が書けないことと、そもそも社長の想いに寄り添わずに否定する回答は無しだよね・・と思い、「妥当性あり」を選択することにして、理由や留意点を網羅的に書く事を心がけた。

まとめ

いかがでしたでしょうか。答案作成時に考えていたことをリアルに「心の声」として表現しました。

事例Ⅲは、C社が抱える課題の一つ一つを具体的に改善していく指摘が必要と言われます。抱える問題点をどう改善するのか、それが答案用紙に網羅的に表現されることで高得点が取れるのではないかと思います。ぜひお役立てください。

次回は、かなり思わぬ大苦戦を強いられた得意科目の事例Ⅳです。お楽しみに!

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