わたしの再現答案リアル解説(R05事例4 63点) ナビゲタ

本日解説するわたしの再現答案はこちらです(R05年度事例4 63点) ナビゲタ

こんにちは!ナビゲタです。

今回は、「わたしの再現答案リアル解説」ということで、令和5年度2次試験「事例Ⅳ」において、私が実際に書いた答案を再現して、その解答に至った考え方やその際の心の声をリアルに共有していきたいと思います。

ちなみに、事例Ⅳは私の得意科目でした。事例Ⅰ~Ⅲでつまづいても事例Ⅳではたっぷり稼いで合格する作戦でしたが、まさかの「63点」(一応合格点ですがまったく貯金できず・・・)と挫折を味わいました。得意科目でコケた理由も説明します。私の再現答案が皆様の過去問演習の際の参考になれば幸いです!

第1問(配点20点)

(設問1)

■再現答案

売上高営業利益率11.59%
有形固定資産回転率71.90回
当座比率311.97%

(設問2)

■再現答案

売上高営業利益率が悪化した原因は①実店舗やネット上での同業他社との競争激化による販売低迷と②原材料等の売上原価率の上昇と輸送コスト等の販管費率の上昇が原因

■解答の際に考えていた事(心の声)

本来、設問1の経営分析はあまり時間もかけずにさくっと満点を取るところ。過去問演習では常にそうでした。しかし今年は…。各々の金額の桁数が多くて電卓処理に時間がかかるし神経も使う。計算間違いが無いことの確認のために、検算も丁寧且つ慎重に。。。これで大幅に時間ロス。過去問演習と比較して時間を大幅に使ってしまったことで、この後の設問での焦りの原因になってリズムが大きく崩れた。

第2問(配点30点)

(設問1)

■再現答案

(1)63.31%
(2)1,436,460千円
(3)1,141,590千円
(4)空欄

(設問2)

■再現答案

(1)中止すべきで ない
貢献利益プラスで共通費回収に寄与する為
(2)20,000万円
Y の営業利益は△3,500 万円以上必要
共通費=11,000 円、個別固定費=4,500 円
限界利益=△3,500+4,500+11,000=12,000
必要売上増加額=(12,000-4000)÷40%
=20,000 万円

(設問3)

■再現答案

妥当ではない。理由は、売上高は製品ごとの需要動向や市場規模によって大きく変動するため共通費配賦基準としては適さない。人員数やレイアウト面積等で配賦すべき。

■解答の際に考えていた事(心の声)

合格するためにはここ(CVP分析)は必ず獲らないといけない問題。過去問でも得意にしていたカテゴリだが、なんと(設問1)の曖昧な問いの解釈に大苦戦。時間も掛かるわ、答えがあっているのか不安だわ、冷や汗とため息しか出ない…( ゚Д゚) 生きた心地がしない・・・。

第3問(配点30点)

(設問1)

■再現答案

(1)3,287万円
売上高 10,000、変動費 4,000、固定費 2,200、減償費 1,980、
税引き前利益 1,820
CF=(1,820×0.7)+1,980=3,254
NPV=(3,254×3.312)+(5,154×0.681)-11,000=3287.122
(2)△5,371万円
(3)690万円
投資すべきで ある

(設問2)

■再現答案

(1)空欄
空欄
(2)空欄

■解答の際に考えていた事(心の声)

もうだめだ・・・。設問1くらいは過去問では解けていたが、今日はもう解く時間が残っていない。頭も混乱して長い設問文の情報整理ができない。これはダメかも…(>_<) 適当に計算して書くしかない!(トホホ)

第4問(配点20点)

(設問1)

■再現答案

自社工場や設備への投資のための多額の借入が不要で財務リスクが小さい。有形固定資産が不要で効率性が良い

(設問2)

■再現答案

主力製品の基礎化粧品が競争激化により販売低迷する中で、市場の拡大を機会に挑戦する事により収益性回復

■解答の際に考えていた事(心の声)

第4問は第1問のあとに解いた。ここはさくっと終わって第2問と第3問に時間を掛けるのが王道。

与件文から収集できる情報はそのまま使いつつも、自分独自で考えないといけない事もあるが、時間をかける設問ではない。パッと頭に思いついたことを書くだけ!ここで完璧を求めても仕方ない。

まとめ

いかがでしたでしょうか。答案作成時に考えていたことをリアルに「心の声」として表現しました。

私の最も得意な科目で、最も死ぬ思いをしました。あれほど焦って気が動転したことは長い人生でもほとんどありません。それほどピンチを迎えていました。

今になって思うのは、過去問演習と実際の試験はやはり別物だということです。過去問演習を10年分繰り返してどの年度もだいたい90点前後は獲れるレベルまで仕上げていました。それでも、実際の試験では予期せぬ壁にぶつかり頭の中が混乱するものです。かろうじて合格点の60点は超えましたが、本当に試験中は終わった感しかなかったです。

事例4つを終えた後の帰り路も、事例Ⅳの挫折感をずっと抱えながら帰ったため、解放感なんて無いです(笑)。

これで私の事例4つの再現答案は終了です。次回からは別のトピックでブログ記事を書いていきたいと思います。お楽しみに!(^_-)-☆

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