【すみだ】印象の悪い回答を避けよう

こんにちは。中小企業診断士のすみだです。
試験まで後3週間、絶対に避けたい「印象の悪い回答」とならないための注意事項をみなさんにお伝えしたいと思います。

①最低限読める字で書きましょう

恐らく現時点では採点官は人間です。2次試験は毎年9,000人弱の受験生がおり、約2ヶ月で採点を終えなければなりません。たくさん採点をこなさないといけない中、採点官が解読不可な文字で書かれた回答を見たらどう思うでしょうか。「うわ、マジか、、、」となるでしょう。採点官の心象がどれだけ点数に影響するかは分かりません。ただ影響しないとも言い切れない気がします。ですので、悪い印象にならない程度の文字の読みやすさで回答を仕上げたいです。一方で80分で回答を仕上げることも重要です。残り3週間、「Q」と「D」の落とし所が見つけられるよう、是非演習に取り組んでみてください。

※参考までにわたしのものを添付しておきます。わたしの字も決して綺麗な方ではないので、これ以上読みづらいようでしたら少し意識をした方がよいかもしれません。

②助詞「を」「が」「の」を省略しすぎない。


2次試験は一節によれば解答要素がどれだけ記述内容に盛り込まれているかを元に採点されているという説があります。たくさんの解答要素を入れ込もうとすると、接続詞や助詞っていうのはすごく邪魔なわけです。そこで助詞を省きまくってしまおうとする方がいらっしゃるんですが、やりすぎると途端に文章が理解しづらくなります。たとえばこんな具合だとどうでしょう。

助言は①サブスクリプション販売導入し、子どもの成長や技術、特性に合わせて野球用品提供②中古販売導入し、安価で野球用品販売し、保護者金銭的負担を減らしたいニーズに応え、野球やめる子減らす。

記述内容は事例企業への提案内容と同じです。提案するものだと思えば、助詞を省きまくろうとはならないはずです。可能であれば家族で構わないので、文章が読みづらくないかどうか確認してもらいましょう。また、文章の中で漢字が異常に続いていたら注意が必要です。

③YESかNOかで問われているなら、グレーな回答はしない


令和5年事例Ⅲの問5では、社長の考えが妥当かそうでないかについて問われています。この問いに対しては、「社長の考えは妥当である」もしくは「社長の考えは妥当でない」の2択しかありません。この時に避けたい解答内容としては、

①「〜が〜であれば、社長の考えは妥当である」のように、勝手に条件を付加してしまうタイプ
②「〜については慎重な検討が必要である」と、明言を避けてしまうタイプです。

与件文の内容で判断することが重要ですし、結論がなんなのかよくわからないコンサルテーションには加点がしづらいので、このような回答には注意したいです。

④計算欄を数字の羅列にしない

事例Ⅳは正しい値を導くことも重要ですが、正しいアプローチを取っているかも重要です。そのため、数式だけを書いてしまっている場合、皆さんのアプローチが採点者に伝わらない場合があります。具体的には以下の通りです。
・それぞれの計算式が何をしようとしているのかをわかるように表記する
(例)減価償却費 100百万円÷5=20百万円/年
   営業CF (200-100)×(1-0.3)+20=90百万円
・単位を明記する
 上記のようにそれぞれの式に示してもいいですし、「(単位:百万円)」と解答欄で表記するでもよいと思います。
・連立方程式ではxとyを何とするかを明確にする

今回はちょっと強めにコメントしてしまっているところもありますが、皆さんが2次試験に合格することを切に願っています。体調に気をつけて、後3週間頑張ってください!

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