こんにちは、さとすぃです。
2次試験を受けられた方、本当にお疲れさまでした。
本番の手応えはいかがでしたでしょうか。
勉強の成果をうまく本番でも発揮できた方がいる一方で、試験時間の80分では短くてやりきれなかった方、試験後にカン違いに気づいて悔いが残っている方もいるかと思います。
中にはとても落ち込んでいる方がいるかもしれませんが、私も失敗体験はいくつもやらかしましたし、おそらく他の方も同様にやらかしてしまった要素がない方は少なくないなと思いますので、年明けの合格発表までどういう結果がでるかわからないと前を向いていてもらえればと思います。
今日は私のやらかし経験を紹介していきますので、いまの気持ちの解消などに役立ててもらえれば幸いです。
①初見の事例として考えながら解けなかった
2次試験の事例の演習では過去問の数が限られるため、同じ事例を繰り返し解くことも多く発生するかと思います。
これは2次試験2回目の受験の時にとくに感じたのですが、知っている事例だとその答えをぼんやり記憶していて解答はこんな感じだなーと思い浮かべながら取り組んでしまうことが身についていて、解答の観点や構成をしっかり考えこまなくても解答はそれなりにまとまるような状態になってました。
本番でもそのままの感覚で与件文を読んでいき、観点や構成を紐解いてしっかり考えないままただ時間が過ぎていってしまい、あとの休憩時間で大いに反省した点でした。本来もっとできるはずなのにやりきれていない…という感覚は悔いがかなり残ります。
②文字数を埋めるために答案が冗長になってしまった
①のように観点や構成をしっかり設計していない状態のまま解答文を記載しないといけない時間になると、キーワードまで不足して回答文が字数に満たないパターンが多いです。空白を避けようと、つい冗長な表現で字数を埋めていったのですが、結果として解答文としてはつたないものしかでませんでした。
空白も避けたいところですが、点数にならない文字数も減らすことを日ごろから意識すべきだなと感じました。
③事例Ⅳの計算過程の書き方を準備していなかった
初回の受験の時は、事例Ⅳの実力向上のための勉強ばかりをしていて、本番の解答用紙を使ってどうタイムマネジメントをしていくかまで準備をしていませんでした。試験本番でまじまじと計算過程の解答枠を見つめてこれはどうやって記載したらいいのだろうか…と考えて多大に時間を浪費し、結果として計算過程の書き直しまでやってしまったので、かなり重い反省点となりました。
事例Ⅳは圧倒的に時間が足りないといわれますが、地味に計算過程を書くのに時間がとられるのと、本当に丁寧に書くと計算過程の枠内に収まらないので、計算過程の記載事項について取捨選択を事前にやっておくのが重要だと思います。
④事例Ⅳの生産性指標に時間を10分消費
令和4年度の事例Ⅳの経営分析では、生産性指定の設問となっており、元々の準備では収益性・効率性・安全性しか考えてこなかったため、パニック状態となりました。
生産性指標としてなにがあるのか全く思い浮かばず、かつ経営分析の設問を後にまわす判断もできず…
割り切りもときには重要だなと本当に感じます。
⑤「為替」の漢字が書けない
同じく令和4年度の事例Ⅳの解答で、「為替」リスクを書こうとしたのですが、「為替」なのか「替為」なのか本番中にわからなくなりました。普段、PCで漢字変換しているのであまり気にしていなかったのですが、いざ手書きしようとするととても迷えてきました。
深く考えすぎずに感覚で思い切って漢字を書くことも大事だなと思います。
⑥机の上に電卓を2個おいて注意を受ける
1回目の受験時には、試験中、私は予備用も含めて2個の電卓を机に置いていたのですが、試験中に監督官から注意を受けて、当然のことながら1個をしまう形となりました。事例Ⅳでは電卓が壊れたらもう勝負にならないので、万全を期していたつもりだったのですが、試験要領には1個しかダメと明記されておりました…
試験中に注意を受けてしまったことや、机の上においてある受験票の注意事項にはここまで書いていないので、うまく切り替えができず事例Ⅳの試験中に余計なことを考えてしまってタイムロスをしてしまいましたね。
受験要領はしっかり読んでおくべきです。
⑦足元に飲み物を2本おいていて注意をうける
同じく1回目の受験時に、足元にコーヒーとお水の2本のペットボトルを置いていて注意を受けました。コーヒーでキリッと集中力を高めて水ですっきりしようと思ったのか、単にしまい忘れただけだったか記憶にはもうないのですが、注意を受けると多大に動揺してしまうので注意しておくのがよいですね…
受験要領はやはりしっかり読まないとダメです。
⑧最前列に座ることになってしまった
会場に着いてからでないとわからないことでよく机の大きさを言われることがありますが、会場内の何列目に座ることになるかもその1つになります。
初回の試験の時に見事に最前列中央をひきあててしまい、監督官の目の前で落ち着かないなーと思いながら試験をうけていました。
比較的周りの人の様子を見ながらリラックスすることもあったので、試験に集中しづらい環境になることも心構えを事前にしておくのも大事だなと感じました。
おわり
ざっと8点ほどやらかしの経験エピソードを書いてみました。
再現答案が全く書けないなど純粋に実力不足のものは省いていますが、本番試験の準備や心構え的なモノでもかなりあるなという感じです。
ですが、私の2次試験は1回目が総合B(得点開示はしておらず、210~239点)、2回目が234点、3回目で合格、という形でしたので、一定のやらかしがあっても合格の可能性がなくなるわけではないので、今回やらかしたなぁと思う方も希望はもっていていいかなと思います。
今後試験を受けられる方でたまたま読んでいただいた方は、ぜひ実力をアップするための勉強の他、実力を100%出し切るための準備も大事にしてぜひがんばってください!