皆様、診断士筆記試験お疲れ様でした。できた!絶対合格なんて思っている人は少ないと思いますし、筆記は相対評価と言われています。あとは果報は寝て待ての精神でゆっくり過ごしながら、今まで支えてきてくれた人たちに恩返ししてください。
さて、本日は診断士合格後の世界を少しご紹介したいと思います。
企業内、独立?それぞれの活かし方
多くの人は合格した後、企業内診断士もしくは独立診断士になると思います。ただ、この括りはすごく大雑把で詳細には下記のような選択肢があり、概念的に分けられます。将来、どうなるのか考えてみてください。
①顧問型 多くの人が思い描く企業と顧問契約を結ぶ診断士
②支援機関勤務型 週2・3回支援機関(よろず相談所・中小機構)などに通いながら活動する
③専門家派遣型 専門家登録をしておき、派遣される
④補助金型 補助金申請のお手伝い
⑤セミナー型 全国行脚しながらセミナーを行うタイプ
⑥支援機関職員型 商工会議所などの経営指導員として働く方法
⑦週末・副業型 これがいわゆる企業内診断士
私も合格するまでこの辺りの違いをよく理解していなかったので、ご参考までに合格後のイメージにご活用ください。独立といってもいろいろなやり方があることがご理解いただけるのではないかと思います。
診断士の管轄省庁は?
管轄省庁なんて考えたこともないというのが合格前の私でしたが、合格して診断士って何のために存在するのだろうと考えていく中で経済産業省だということに改めて気がつきました。根拠法である「中小企業支援法」には、業務独占資格(資格がなければ業務を行ってはならない)とする規定はないが、「中小企業支援事業の実施に関する基準を定める省令」において経営の診断又は経営に関する助言を行うものとして中小企業診断士を指定しており、政府および地方自治体が行う経営診断業務を行うものを登録する制度という位置づけになっています。
これは聞いた話ですが、経済産業省は規制改革により産業の発展を目指す省庁であり規制を強めることはしない。経済産業省に認められた資格であり経済産業省の考えに従っていくことを基本とするとのこと。補助金とはかなり大雑把にいうと政府が必要と思われる企業に対してお金の面で支援することでありますが、政府は補助金を新設するのみ、そこから必要とする方々に浸透・活用させられるかは診断士の重要な役割の一つだということが認識できました。
今回は診断士合格後の姿を少しご紹介しました、今回も目を通していただきありがとうございました。