こんにちは! ずんぴーです。
今年2次試験を受けられた方は結果待ちの最中ですね。試験から1か月半ほど経ちましたが、ここから合格発表まではもう1か月あります。
長いですよね……。
前回の記事で私が1年前のこの時期にどう過ごしていたかを書きましたが、その中で「開業準備」というものがありました。
今日はその「開業準備」について書いていきたいと思います。
そして1年弱やってきて、「これはやっててよかったな」とか「これは要らんかったな」とか、そういう実感も含めてお伝えできればと思います。
前提として、私は民間企業に勤める会社員です。独立するつもりはありません。法人化する予定もありません。
やったこと
- 屋号の決定
- 税務署に開業届の提出
- 税務署に青色申告承認申請書の提出
- 事業用口座の準備
- 名刺の作成
- プロフィール写真の準備
- 仕事用携帯の準備
- ドメイン・メールアドレスの取得
- バーチャルオフィスの準備
- PCの準備
- 会計システムの準備
実際は諸々の最終申込ボタンを押す寸前で止めていて、2次筆記試験の合格がわかったその日にすべてのボタンを押していった感じです。
①屋号の決定
要は芸名ですね。開業届に書いたり、銀行口座の名義にしたり。
ちなみに私は「ベタな屋号だったら印象に残らんやろ」と考え、ちょっと変わった(意味深)屋号にしてしまったせいで、いまだに激照れしながら名刺交換をしています。
協会で会ったおじさんにもたまにいじられます。笑
②開業届の提出
開業のための手続き! って感じしますよね。
年末に出しちゃうといろいろややこしそうな気がしたので年始に提出しました。
私はfreee開業で書類を作成し、マイナンバーカードとe-TAXを使って提出しました。ものの10分もあれば提出できてしまいます。あっという間に終わって逆にビビりました。
開業届を出しておかないと屋号名義の事業用口座が作れなかったり、税のメリットが大きい③の青色申告承認申請書が出せなかったりするので、とりあえず出しておくのをおすすめします。
ちなみに屋号は開業届提出後でも、確定申告のタイミングで変更できるとのことです。
③青色申告承認申請書
青色申告の所得控除を受けようと思ったら提出が必要です。②と同時にe-TAXで提出できます。
副業としてのお仕事が始まる前に、早めに出しておきましょう。
④事業用口座の準備
プライベートの口座とは分けといた方がいいかなと思い、ネット銀行で屋号名義の事業用口座を作ることにしました。
特にこだわりがないのであれば、あえて事業用口座を作らなくても問題なくやっていけると思います。
どちらかというとキャッシュカードがデビットカードになっていることのメリットが大きかったです。事業用経費で名刺を発注したり物を買ったりする場合に便利でした。
⑤名刺の作成
やっぱり名刺は要ります。協会やら何やらのイベントに行くたびに、名刺交換はします。
そのときに勤め先の名刺を出すのもいいですが、副業用の名刺はあるに越したことはないと思います。
Canvaで自分で作って、そのデータをもとにラクスルで発注しました。送料込みで100枚数百円(いっぺんに頼めばもっと割安になる)です。
最初の方は、というか私の場合は現在も、名刺をあれこれマイナーチェンジしながらやってます。最初から完璧なものは作れませんが、そんなに高いものでもないので随時微調整していくつもりで。。。
いろんな人と名刺交換していくうちに、書いてる内容やらいろいろ参考に(意味深)させてもらうこともありますし。
⑥プロフィール写真の準備
Facebookとかでよく見るじゃないですか、いい天気の日に公園でスーツ姿のおじさんが腕組んで微笑んでるやつ。あれです。
名刺やらFacebookやら招待されて入ったSlackやらで、使う機会は結構あるように思います。
士業用プロフィール写真を撮影するサービスは世の中にいくつかあって、写真屋のプロカメラマンに撮ってもらうパターンもあれば、ココナラとかで個人に撮ってもらうパターンもあります。カメラが趣味のお友達がいらっしゃれば、その人に撮ってもらうのもありだと思います。
ちなみに私は写真を撮るのが恥ずかしかったので、似顔絵を描いてもらいました。
ココナラでだいたい3,000円くらいだったと思います。その画像をあちこちで使っています。
でもなんやかんやで写真も要るよなあ、と感じる機会が増えてきたので、近いうちに撮ってもらおうと考えています。
⑦仕事用携帯の準備
もう1台スマホ買わなあかんかな、と思ってましたが不要でした。
もともとプライベートで使っていたスマホがデュアルSIMに対応していたので、既存の電話場号に加えてもう一つ電話番号を持つことが可能でした。
その番号から電話をかける機会がほとんどない、データ通信も特に必要ない、という観点で格安SIMを探し、結果的にpovoと契約しました。
基本使用料は0円で通話料はかかった分だけ。たまに数百円のギガのトッピングを買えばそれでOKという私にうってつけのプランでした。
ちなみに、副業案件でその番号から電話をかけたor電話がかかってきたことはまったくないです。
要るか要らんかといったら別に要らんような気もしますが、ランニングコストがほぼかからないのであれば持ってて損はないかなと思います。電話番号を書かないといけないけどプライベート携帯番号を教えたくない場合に。
⑧ドメイン・メールアドレスの取得
メールアドレスを後から変えるのはめんどくさいし、@gmail.comってのもなあ、、、ということで独自ドメインを取得することにしました。
ウェブサイトを作る予定はなかったのでメールにだけ使えるドメインを、お名前ドットコムで契約しました。年間で2,000円ちょい。
(「.com」が安くて「.jp」が高い、みたいな謎の知識を得ることができました)
ドメインは早い者勝ちです。心に決めたドメインがあるなら早めに取っておくのがよいでしょう。
⑨バーチャルオフィスの準備
自宅住所をあまり知られたくなかったので、郵便箱代わりにバーチャルオフィスを契約しました。GMOオフィスサポートが安かったのでこれにしました。ひと月1,500円くらい。
開業届の「事業所」欄にバーチャルオフィスの住所を書いています。
ただ、自宅の住所を教えるのに抵抗がある人から郵送物が届く、という場面は一度もありませんでした。
名刺に住所書いてる人もそんなに多くないですし、要らんかったような気もします。
まあ請求書に自宅住所書きたくないとか、契約書に書きたくないとか、そういう場合にいいんじゃないでしょうか。
⑩PCの準備
もともとプライベートで使ってたPCが古かったので、新しいのを買いました。
とはいえ動画編集などを高負荷な作業を行う予定はなく、ほどほどのスペックのものです。約15万円。
⑪会計システムの準備
青色申告をするなら契約しておいた方がいいですね。
私はマネーフォワードクラウドの個人事業主向けシリーズ使ってます。ひと月1,000円ちょい。クラウド確定申告とクラウド請求書とクラウド契約をメインに使ってます。便利。
ちなみにGMOオフィスサポートの入会特典で、マネーフォワードクラウドを定価より少し安い価格で契約できました。
私はもともとマネーフォワードシリーズに慣れてるのでマネーフォワードにしましたが、freeeでも弥生でも何でもいいと思います。
まとめ
合格発表までの間はどうせ結果を待つことしかできない期間なので、いろいろと調べ物をして気を紛らすようにしてました。
考えても仕方のないことを考えるより、考えることで一歩でも前進できることを考えたいですよね。
何かの参考になれば幸いです。