AAS東京の2次通学本科コース、いよいよ2月8日(土)開校します!まだまだ受講生募集中です!

試験合格から診断士登録まで

おはようございます。『モーニング。』です。
いよいよ明後日は口述試験ですね。
ここまで1次試験、2次試験の筆記と大きなハードルを乗り越えてきたあなたならもう大丈夫です。口述試験試験の合格率は99.〇%で推移しております。受験会場に時間通りに行って、試験で何か話してこれば合格を勝ち取ることができます。
もう明日なので、大事なことは2つだけ!!これさえ守ればもう合格は目の前です。

①体調管理
 今日と明日はしっかり食事をとり、早く寝て当日に備えましょう。少しでも体調に不安がある方はしっかりと休養をとって、本番に臨むことをオススメします!

②時間管理
 とにかく、時間通りに会場に到着する必要があります。この時期雪などでダイヤの乱れも予想されます。公共交通機関の遅れを考慮に入れて、十分に余裕を持ったスケジューリングをしましょう。くれぐれも急いで事故などに巻き込まれないように💦

上記の2つは今後診断士として活動するにあたっても大事なポイントになりますね。
もう合格はすぐそこなので今回は、中小企業診断士試験合格後から診断士として登録されるまでの流れについてご紹介します。合格後のイメージを膨らませて、楽しみながら口述試験に臨んでください。

 (参考)過去の記事は以下から。
 ▪【中小企業診断士までの道のり(自己紹介)】 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/13228
 ▪【運営管理】オススメの勉強方法と語呂合わせ https://www.aas-clover.com/tokyoblog/14157
 ▪【中小企業経営・政策】オススメの勉強方法と語呂合わせ https://www.aas-clover.com/tokyoblog/14338
 ▪わたしの再現答案リアル解説(R05事例1 59点) https://www.aas-clover.com/tokyoblog/14246
 ▪わたしの再現答案リアル解説(R05事例2 60点) https://www.aas-clover.com/tokyoblog/14248
 ▪わたしの再現答案リアル解説(R05事例3 67点) https://www.aas-clover.com/tokyoblog/14250
 ▪わたしの再現答案リアル解説(R05事例4 66点) https://www.aas-clover.com/tokyoblog/14252
 ▪【2次試験おつかれさまでした!】2次試験終了後の過ごし方 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/14974
 ▪診断士合格後のキャリアについて考えてみる https://www.aas-clover.com/tokyoblog/15062
 ▪2次試験後の年末年始の過ごし方 https://www.aas-clover.com/tokyoblog/15118

目次

中小企業診断士として登録するには?

無事に合格を勝ち取ったあなた。診断士として登録して活動をしていくには、実はもう一つハードルが待ち構えているのです。日本中小企業診断士協会連合会(2024年10月1日名称変更/旧:中小企業診断協会)にも以下の通り記載がありますが、15日以上(=15ポイント)の診断士としての活動が必要となります。

 中小企業診断士第2次試験合格後3年以内に「実務補習を受講した日数」または「実務に従事した日数」の合計が15日以上あることにより中小企業診断士としての登録の申請を行うことができます。

15ポイントを取得する方法としては、以下が挙げられます。

協会が主催する「実務補習」を受講する。(15日間コース/8日間コース×2回)
 ※これまでは、5日間コース×3回(3つの企業の診断)でしたが、今年度より8日間コース×2回(2つの企業の診断)に変更となっています。
民間団体主催の「実務従事」を受講する。(講義+課題の提出等)
知り合いの中小企業に「実務従事」として診断を実施する。

僕の場合は、①と③の組み合わせで、15ポイント取得しましたので、それぞれの特徴をご紹介します。

実務補習にてポイント取得

まずは、実務補習全体の流れをご確認ください。

~実務補習開始前~
①協会HP経由での申し込み
②受講料振込
③テキストの受け取り・読み込み
④指導員からの連絡・診断先企業の情報収集・分析


~実務補習初日から終了まで~
①チームメンバー間での自己紹介・役割分担
②診断先企業訪問(ヒアリング・現場見学等)
③SWOT分析・診断の方向性すり合わせ
④各自担当分野の現状分析・課題抽出・提言案作成
⑤チーム間でのすり合わせ
⑥診断書作成・プレゼン資料作成
⑦診断先企業への最終プレゼン

今回は、実務補習の申し込みと補習前日までの準備について、ご紹介します。(実務補習開始後については、次回詳細をご説明します。)
①協会HP経由での申し込み
実務補習の定員は数名~数十名がほどんど。東京・大阪の大きな組織は数百名となっていますが、診断先企業や指導員確保の都合から、診断士試験合格者に対して定員は少なめ。前述の通り、試験合格後3年以内に登録となっているので、今年の合格者だけでなく昨年、一昨年の合格者も実務補習に申し込む可能性もあります。
そのため、特に合格発表直後の2月開催の実務補習は、申し込みが殺到し、募集開始後すぐに定員に達します。
僕の場合は、2月は本業の業務繁忙のため見送り、3月開催の実務補習に申し込みました。(3月の場合は割と余裕があったようです。)ただし、今年度から8日間コースとなったことから、2月下旬~3月上旬での開催となっています。
(※既に2月開催分は申し込み終了。3月に別途募集があるかどうかは、現時点では不明です。)

④指導員からの連絡・診断先企業の情報収集・分析
指導員によって進め方は異なるところもありますが、実施4~5日前にメールにて、企業概要の提示や事前準備作業の指示があります。このタイミングで資料共有の方法(Dropboxなど)や役割分担、財務諸表分析や初日の診断先企業へのヒアリングのでの質問事項等を考えておくように指示があります。初日までに、参加メンバー同士で情報共有をしておくとスムーズでしょう。

実務補習での活動内容については、次回詳細をご説明しますが、実務補習の特徴は以下の通りです。

<実務補習の特徴>
①指導員から診断の流れやノウハウを学ぶことができる
 指導員のスタンスによって、かなり濃淡があります。(※僕は2度実務補習を受講して、おそらく両極端を経験したのではないかと思ってます。)SWOT分析を通じて中小企業の活路の見出し方や診断士として活動していくうえで、自身の強みの確立の仕方などを学ぶことができました。

②時間とお金がかかる
 特に時間は、実務補習実施日以外にも個人作業としてかなりの時間が必要になります。本業と並行して作業を進めるには、深夜や休日での作業時間を確保する必要があることを覚悟しましょう。

③診断士仲間との強い絆ができる
 僕が実務補習を受けてよかったと思っているのがこれです。補習は正直大変ですが、その苦労を共に乗り越えた仲間とは実務補習が終わっても繋がっていられます。診断士に合格する人たちは、とても意欲的で、独立したり、転職したり、副業として診断士活動をはじめていたり、新たな資格を取得したりと、とても刺激を受けます。また、診断士活動をする上では、縦・横のつながりが重要になってきます。指導員含めて、繋がりを大切にしましょう。

(参考)実務補習の受講料(協会HPより)

・15 日間コース:210,000 円(税込み)
・8日間コース:105,000 円(税込み)
・5日間コース:70,000 円(税込み)
(一日当たりの受講料 :14,000 円)

実務従事にてポイント取得

実務従事によるポイント取得取得は、民間団体知り合いの中小企業の2パターンあります。
民間団体は講義を受けて、実践的な内容が学べる事と実際に補助金申請などの課題を提出することで、さらにポイントを取得することができるようです。(僕はこちらの選択肢はとらなかったので、詳細は割愛します。)

知り合いの中小企業の診断をする場合は、既にコンサル等の仕事をしている人や金融機関等で普段から中小企業との接点がある方などは、これまでの延長線上で対応できるかもしれませんが、そうでない方はいきなり診断をするのは難しいでしょう。診断内容が不十分だと、信頼を損なう危険性も十分にあります。そのため、実務補習等で診断のノウハウを身に着けてから実践することをオススメします。
僕の場合は、1度目の実務補習での診断報告書の簡易版を作成しました。そのために、3時間程度社長からヒアリングをしたり、決算書をはじめとした資料を預かり、実務補習同様の分析を行いました。実務補習は6名程度のチームで役割分担して実施するのに足して、一人で全部行ったため、細かく分析できなかった分野もありますが、社長のニーズに応じて、分析・課題抽出・提言を実施しました。

実務従事での特徴は以下の通りです。実務従事だけで、15ポイント取得して診断士登録申請することも可能ですが、個人的には実務補習によるメリットも大きかったので、一度は補習を受けることをオススメします。

<実務従事の特徴>
①実践的で登録後の活動に繋がる
 民間であれば補助金申請など、その後の実務に直結する内容が学べます。また知り合いの企業の診断をして、評価を得ることができれば、登録後の活動に繋がることも期待できます。

②実務補習に比較すると負担は少ない
 前述の通り、実務補習での診断書作成は非常に労力がかかります。民間の場合は、実践した人から聞いた限りの情報では、実務補習に比べれば、時間はかからないようです。個人で知り合いの企業の診断をする場合は、どこまでやるのかにもよりますが、スケジュールも診断先企業を相談しながら自分で決められるので、自分のペースで進められることから、負担感は少ないと思います。

③知り合いの中小企業に頼めば、費用はかからない
 診断士登録前なので、無料で企業診断をするを言えば、受けていただける企業が多いのではないかと思います。こちらもポイント取得できるので、win-winの関係となり、費用面では負担なく実施することができます。

いざ登録申請!

実務補習または実務従事により15ポイント取得(中小企業庁指定の様式による証明書が必要です)したら、中小企業庁へ発送しましょう。発送後、無事に受理されているのか不安になりますが、資料に不備があれば連絡が来るようです。何も連絡がなければ、無事に受理されていますので、ご安心下さい
といっても、仮に書類が到着していなかったら対応のしようがありませんので、郵送過程を確認できるように簡易書留で発送しましょう。

無事に書類が到着して、受理されていれば、到着の翌々月の月初に登録されます。登録結果は、中小企業庁のHPに掲載され、追って登録証が送られてきます。
なお、実務補習のみで15ポイント取得した方は、協会経由で申請してくれるかもしれません。(僕が実務補習を受講した愛知県では以前は実務従事との組み合わせでも申請対応してくれていたようですが、2024年7月時点では15ポイントすべて愛知県中小企業診断士協会の実務補習で取得していないと申請対応できないとのことでした。)

おわりに

以上、いかがだったでしょうか?

今回は試験合格から診断士登録までのポイント取得方法および申請手続きについてご紹介させていただきました。
1つでも、あなたの参考になるところがありましたら、幸いです。

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