こんにちは、さとすぃです!
先日、ついに中小企業診断士の登録に必要な15ポイントをすべて集めることができました。昨年の試験合格通知から約1年強、本業が忙しい中で何とか時間を作りながら取り組んできたので、「ようやくだな」という気持ちが強いです。
私はこの15ポイントを取得するために、以下の3つの形式で取り組み。
- 実務補習(中小企業診断協会主催)
- 実務従事(診断士協会経由)
- 実務従事(民間経由)
今回は、これらを受けて感じたことをお伝えしたいと思います。
実務補習、実務従事の感想
1. 実務補習(5日間コース)
中小企業診断協会が主催する5日間の実務補習に参加しました。
✅ 学んだこと
- 指導員の先生が、経営・財務・人事労務・営業・仕入戦略の各パートに対して、それぞれの考え方をしっかりかつ丁寧に伝えてくれた
- 特に財務戦略では、試験で学んだ内容に加え、中小企業における実務での指標と数値の考え方を教えて頂いた
- 良さそうなアイデアでも実際には実行が難しいことが多く、2次試験とも通じるように実行可能な提案が大切
実務補習では、診断の基本的な考え方が学べる一方で、中小企業は限られた経営資源の中でどうしていくべきかの視点が重要であると痛感しました。また、実務補習の初めから終わりまでが約10日間強と短期間で、成果物作成には相当ハードで終わった後はかなり疲れました。一方で、それだけ濃密な経験ができたとも言えます。
2. 実務従事(診断士協会経由)
ご縁があり、診断士協会が主催する6日間の実務従事に参加しました。
✅ 学んだこと
- 私以外の参加者はすでに診断士になられている方で、アウトプットされる提案の構成や内容を見るだけでも勉強になった
- 実務補習と同様にクライアントの「実行可能な施策かどうか」を常に意識する姿勢が求められた
- クライアントへの提案の際には想像以上に丁寧な伝え方であったことも勉強
- ヒアリング、提案の際のアイスブレイクもやはりとても大事
今回の実務従事での平日の集合は企業訪問のみで、診断士協会側も本業がある人が参加しやすいように配慮されていました。
また、実務従事全体のスケジュールが1ヶ月程度にわたっていたため、情報収集や資料作成のペースにもゆとりがあり、落ち着いてしっかり携わることができたのもよかったです。
3. 実務従事(民間経由)
最後に、民間の実務従事にも参加しました。本業が忙しい時期の合間を縫って、うまく参加できました。
✅ 学んだこと
- 取得できる情報量は普段の営業・提案ヒアリングに近く、より実践に即した環境下でなにがアウトプットできるかを求められた
- 診断業務においてクライアントの課題に特化して提案を行うため、例えばSWOT分析や業界動向など全体像は求められず、クライアントの課題に対してのより具体的な施策が求められた
- チームで同じテーマを扱いながらも切り口をずらしながらアウトプットするため、そのテーマに対して自らでは考えられなかった他の方の視点やアプローチを学べるのが最も大きな勉強点だった
実務補習などでは財務諸表や各種情報がかなり充実して提供されていたが、実際のコンサルティングの世界ではそういった情報を取得できる関係性になるまではクライアントの信頼を先に獲得することが必要だなとも思います。そういった伴走型のコンサルティングを目指す初期フェーズや、個別の課題を抱えているクライアントに接するケースを考えるととても勉強になったと感じました。
あと、プレゼン能力や提案資料のデザインセンスがある方がとても羨ましくがんばろう…と思いました。
まとめ
今回は診断士登録に必要な15ポイントを集めるために、それぞれ異なる形で取り組みましたが、環境が違うからむしろ得られるものも異なり、結果としてよかったなと感じました(もちろん同じ形式での取り組みを続けてもその中でどのような差異がうまれていくのか見れるのも、とても有意義だと思います)。
実際の診断士活動においても、それぞれの活動で全く同じということはないと思いますし、都度環境にあわせて柔軟にやっていければと思います。
さて、私のブログ投稿も今回で最終回となりました。
私は冒頭で診断士登録に必要なポイントは1年がかりで集めたと書きましたが、中小企業診断士試験の勉強を始めた頃から数えると5年以上経過しているのでほんとにようやくという気持ちで感慨深いです。
そんな中、「みんなの再現答案」ブログにも携わることができて勉強にもなり、励みにもなりよかったと感じています。
今後もさらにこちらのブログが多くの方に読んでいってもらえればと思っております。
お読みいただいた方は本当にありがとうございました!