皆さんこんにちは。
AAS東京の石渡一徳です。
大型連休も最終日。
皆さんの連休はいかがでしたか?
AAS東京では一昨日~昨日とゴールデンウィーク合宿があり、
他校の方も参加されて22時間ガッツリと学習を行いました。
参加された方、大変お疲れ様でした。
本試験まではまだたっぷり時間があります。
自分に合った解答プロセスを継続して磨き上げて行きましょう。
さて、今日はその解答プロセスにおける「読む」プロセスについてです。
80分のプロセスを「読む」「考える」「書く」と分けるならば、そもそも読めてないと、考えられませんし、書けません。そういう意味で「読む」プロセスは非常に大切です。
私は読むプロセスが苦手でした。
書かれている内容をイメージしていただけだからです。
”読まされている”といった感じです。
これではうまく解答にたどり着けません。
ではどうしたか。
”読まされる”
のではなく
”読みに行く”
トレーニングを行いました。
能動的に思考を巡らせるのです。
例えば、こんな文章があったら
「近年では、全国市場に展開することを模索して、創業時から取り扱ってきた3種類の主力商品に加えて、新しい菓子の開発に取り組んでいる。同社のビジョンは、売上高30億円の中堅菓子メーカーになることである。」
それぞれのワードに反応して”読みに行く”とは
- 「近年」
環境変化か?現在や今後の戦略に関連する大事な文章だ - 「全国市場に展開」
成長ベクトルでいう市場面では全国に広げるのか・・
組織・人事体制は十分か見ていこう。課題があるかも。
一方、製品面はどうだろう? - 「創業時から取り扱ってきた」
創業は何年だったかな・・そうだ直前の文章にあった、2000年か。17年は主力商品が続いているんだな。 - 「主力商品に加えて、新しい菓子の開発」
お、きた、製品面。新商品の開発か。しかも現在進行中。新しい菓子で新市場を開拓ね。 - 「ビジョン」
これは頭に入れておかないといけない。この達成に向けて助言しよう。大切な文章だ。 - 「売上高30億円」
今はいくらだっけ・・8億か・・するとあと何年?・・結構大きく成長しないといけないな。 - 「中堅菓子メーカーになること」
今はまだ中堅未満ということか。
ただ文章をイメージするのではなく、自分の知識のフィルターにかけ、能動的に考えます。他の与件文や設問文との関連も意識します。こうすることで少ない文章の中にも沢山の思考を巡らせることができます。私はこのようなトレーニングを重ねることで与件文の読み込み精度が増して行きました。
皆さん、「読む」プロセスの精度はどうでしょうか?
答練などで論点の漏れを指摘された場合、そもそも読めていない可能性があります。読めていないと正確に考えられません。
自ら思考を巡らせて能動的に読みに行くことが大切です。