H30年度事例3(得点 54点)

第1問(配点20点)

金型設計・製作部門を持ち技術力を強化し、成型加工品のコスト低減ノウハウを蓄積した。工業団地組合で連携し、技術交流会や共同受注・共同開発の実施でお互いに助け合えたこと。

第2問(配点20点)

問題点は、5Sが守られず金型・使用材料の置き場探し・移動・準備に時間を要すこと。改善策は、①金型の社内統一識別コードを設定し、置き場のルールを決めて共有すること、②使用材料は仕入先からの納品時に、仕入先ごとに納品位置を固定化して徹底すること。

第3問(配点20点)

問題点は、生産計画の柔軟性が低いことで在庫の増加につながっていること。改善策は、①製品Aの生産ロットサイズを小さくし、在庫に応じて生産量を調整して在庫を削減する、②進度・余力・現品の管理を徹底して生産計画に反映し、必要に応じて修正して最適化する。

第4問(配点20点)

内容は、①金型・使用材料の置き場をルール化すること、在庫量や使用量などをリアルタイムに入力できる体制を作ること、②ジャストインタイムの生産に移行するため、進度・余力・現品の管理を徹底して生産情報を集約することで現状を正しく把握することである。

第5問(配点20点)

戦略は、①工業団地組合と技術交流会・共同受注・共同開発の連携を強め、付加価値の高い製品開発を進めること、②材料歩留りの向上や成形速度の改善などのノウハウを継続して蓄積することで経営資源を技術力に集中して高付加価値製品の開発をする。

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