こんにちは。AAS東京の三木です。
2次筆記試験を受験された皆さま、本当にお疲れさまでした。
さて、その疲れを癒す前にやるべきことがありますよね。
2週間前に『再現答案は試験直後に作りましょう!』というメッセージをお送りしましたが、お済みですか?
再現答案は10月20日時点での実力が確認できる、今のあなたにしか作成できない、とても貴重な資料です。後日得点開示請求をすることによって正式な点数を付与することもできます。
各社の模範解答がネット上で公開され始めますが、それを見る前に作ることも重要なポイントです。
そして、できれば、マイベスト答案もセットで作ってみてください。
そのうえで模範解答を収集して比較(自己採点)したり、採点サービスを利用すれば、自身の現在の(80分で発揮できる)実力や(時間に制約されない本来の)能力と、合格に足る解答との差を検討することができるはずです。
合格した方は口述試験の事前学習になりますし、惜しくも不合格になった場合には、来年のリベンジに向けた学習のスタートになるはずです。
再現答案を作成した後はゆっくり休んで疲れをとることも必要ですが、2次試験は筆記試験で終わりではありません。12月15日に実施される口述試験に向けた対策に思いをはせることも必要になります。
とは言っても、口述試験は合格率が非常に高い試験なので、受験生仲間を見回しても経験を語れる人がいないという特徴があります。
「敵を知り己を知れば百戦殆からず」ということで、私の口述試験体験記を紹介します。どのような流れで試験が行われ、何が問われるのか、まずはシュミレーションしてみてください。
平成27年12月、
東京会場の最寄駅は京王線の明大前です。初めて降りる駅で、出口や道順に迷うかもしれないという不安がありましたが、スーツ着用の、明らかに受験生な方々が見受けられ、安心して後をついていきました。駅から大学までは5分もかからず、信号待ちもなく、スムーズな移動ができました。
試験会場は正門をくぐって直ぐのビルですが、正門に一人、ビルの前に一人、ドアをくぐってエスカレーターの前にも一人、「試験会場」の看板を持った人が声がけと誘導をしてくれましたので、間違えようもなく受付のある3階に到着です。
9:40頃、
受付のある3階に到着すると、受付前の控え室に通されます。2人掛けの教室で200名ほど入れるような大きさでした。すぐに複数の知り合いと朝の挨拶ができ、緊張感の緩和に役立ちました。
9:50頃、
鞄を置いてトイレに向かうと、隣の「関係者控え室」から試験官と思われる方々がゾロゾロと出て、試験会場に向かっていく場面に出くわしました。みなさん優しい表情が印象的で、さらに緊張感を緩和できる一瞬でした。
9:45頃、
トイレから戻ると、教室正面の電光掲示板に、只今の受付は「10:00、10:12、10:24」と表示されており、座らずに鞄を持って、同じ階の受付場所に向かうことになりました。
受付は廊下で、1~10班、11~20班、21~30班ごとに3列に並ぶスタイルでした。数名の列に並び、美しい受付嬢に口述試験の通知をお渡しして内容を確認して頂きました。通知書の返却とともに、首から提げるストラップを渡されます。青色の紙に、大きく「C」と書いてあります。後から気がつきましたが、開始時間ごとに、ABC・・・となり、色も変えていましたので、誘導する方々が仕事をし易いための工夫のようです。
受付の直ぐ脇が本控え室です。三人掛けの席が4列×20行で200人以上が座れる大教室ですが、入って右側の前から一つの机に一つの班番号を記したプレートが立ててあり、三人掛けの左から面接時間の早い順に座るようになっています。入り口を入ってすぐ案内の人がおり、班番号を伝えれば場所を教えてくれます。私は3クール目なので一番右側に座りました。
9:55頃、
一番左側に座っている1クール目の人が面接会場に向かうと、全員に、席をひとつ左側に移動するように指示がでます。次の次が自分、ということが一目瞭然で、少しずつ緊張も高まります。机の上には受験時の注意事項を記した紙が貼ってありましたので、目を通したり、廻りを見回したりして順番を待ちました。
10:26頃、
前方から「Cの方は試験会場に案内します。」のアナウンスがあり、各班に一人ずつついている誘導担当の、優しそうな壮年の方が一番左側に座っている私の所に来て、受験番号を確認されます。受付が終わっても、通知書は手元に持っていたほうがいいですね。その後、氏名を問われ、それに答えると移動開始です。
受付側と別の出入口から廊下に出ると、エスカレーターで上階に向かいます。4階から6階が試験会場で、下階から1班、2班と割り振られているようでした。
廊下に一人掛けの椅子が置かれており、そこで暫時待機するよう言われます。椅子に座ると、優しい声で所作を指示され、少し緊張感が和らぎます。
そして、首から提げているストラップを回収されました。
①時間が来たら声を掛けますので、試験室に入場してください。
②ノックをしてから入室してください。
③鞄やコートなどは持って入室し、入ってすぐにある机に置いてください。
④あとは、試験官の指示に従ってください。
⑤終了後は、控え室に寄らずにそのままお帰りください。
※長くなりましたので、続きは再来週