口述試験体験談【後編】

おはようございます!土曜日担当の増田です。

投稿三回目の今回は、昨年の口述試験の体験談【後編】と題して、
試験当日の雰囲気や体験談等をお伝えしたいと思います。

 ①試験会場に入るまで
前回投稿した内容のとおり、準備不足だった自分は前日夜遅くまで詰め込み勉強をしていたこともあり、
やや寝不足気味で、重い頭を抱えながら試験会場へ向かっていました。

しかし・・・御茶ノ水駅に着き、試験会場であるリバティータワーを見上げた瞬間、一気にテンションが上がり、何かがふっきれたのを感じました(笑)
おもむろに携帯を取り出して写メを取り、twitterで「ラストダンジョン、到着!」とつぶやきたい衝動に駆られながらも、その気持ちをぐっと抑えて門をくぐると、
中は高級ホテルのような荘厳な佇まい。
周りには、難関試験を乗り越えた精鋭たちが集い、緊張しながらも誇らしげな面持ちで、試験の時を待っていました。
(ご存知の方も多いかもしれませんが、口述試験時はスーツなどのフォーマルな格好で参加しなければならないため、さながら就職活動の面接会場のような光景です。)

ちなみに、自分はこういう場の雰囲気に呑まれそうな時、決まってやって来たことがあります。
それは、
「自分より若い人を探すこと」「自分より落ち着きが無い人を探すこと」
です。
特に、診断士のような上級試験になると、受験者の年齢層も相応に高いですし、威厳のある方も多く見受けられます。

そんな時は、上の二つのことをすると、
「自分より若い人はいなそうだし、当たって砕けるつもりで頑張ろう!」
とか、

「あそこの若い大学生みたいな兄ちゃんには負けたくないな」
とか、
「うわー、あの人めっちゃ緊張してるー…自分もちょっとリラックスしなきゃ」
などと考えるようになり、自然と気持ちも紛れて来ます。苦笑

②試験本番!
待合室で流れ作業のように席を移動した後、いよいよ試験官のいる教室に入ります。
中には2人の教官がいて、「まずは事例Ⅲより出題します」とのこと。
最後まで自信を持てなかった事例Ⅲからスタートということで不安になりましたが、 しどろもどろになりながらも何とか解答することができました。

安心したのも束の間、「では、事例Ⅳに移ります」と。 
こちらも前日のAASでの模擬練習のおかげで準備しておいたことから、慌てずに回答することができました。
こうした場の雰囲気に慣れると言う意味でも、各種予備校の模擬練習は最低一度は参加することをお薦めします。
そして何と言っても、面接を想定したイメージトレーニングを自身の頭の中で繰り返し行うことを、必ず怠らないでください。

③結果発表!!
 発表当日、合格の通知を受け取ってはじめて「安堵」の気持ちが湧いてきました。
不思議と、「達成感」ではなく 「安堵」を感じたその理由は、
ゴールの見えない長い長いマラソンレースを走り切った後の感覚に似ていたように思います。

何かを犠牲にして走り続けて来た方も、たくさんの時間とお金を費やしてきた方も、ここまで来たら最後まで足を止めてはいけません。
最後の最後まで、気を引き締めて粘り強く試験に臨み、合格の時を迎えて下さい。
以上です。

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