自分の文章表現を見直してみませんか?②

みなさま、こんにちは
いつもAASブログを読んでくださり、ありがとうございます。
AAS卒業生の「五転び六起き」です
今回は、前回に引き続き「自分の文章表現を見直すこと」についてお話しようと思います。
「無駄の多い文章表現」について、私が経験してきた陥りがちな例と、
改善策や注意点についてをお伝えしますので
文章表現を改善する際に少しでも参考になれば幸いです
<無駄の多い文章表現>
1、「れる・られる」の乱用
【陥りがちな例】
A社では、商品開発の仕組みの1つとして、新商品アイデアの社員提案制度が導入されている。提案活動は業務の一環と位置付けられ、採択されたアイデアの提供者には報奨金が出される。その結果、商品開発力を向上させられた。
【改善例】
A社では、商品開発の仕組みの1つとして、新商品アイデアの社員提案制度を導入している。提案活動を業務の一環と位置付け、採択したアイデアの提供者に報奨金を出す。その結果、商品開発力が向上した。
【改善内容】
必要な部分以外も無意識に受け身の「れる」「られる」を乱用すると
読みにくい文章になりがちなため、「~を~する」という能動態に置き換えた。
能動態で物事を説明される方が、意味するところを理解しやすい。
2、回りくどい表現の多用
①「~という」「~として」の多用
【陥りがちな例】          【改善例】
・伝達するという仕組みを作る  ⇒ 伝達の仕組みを作る
・A社としては対策が必要である ⇒ A社は対策が必要である
②回りくどい接続語の使用
【陥りがちな例】    【改善例】
・その結果として  ⇒  その結果
・しかしながら   ⇒  しかし
【注意点】
「自信がない」といった心理が働くと無意識に回りくどい表現を
使ってしまうため、意識的に簡潔な表現を心掛ける。
3、内容が重複していて無駄のある表現の多用
【陥りがちな例】     【改善例】
・共有化を行う   ⇒  共有する
・明確化を行う   ⇒  明確にする
・構築を行う    ⇒  構築する
・検討を実施する  ⇒  検討する
・設定を行う    ⇒  設定する
【注意点】
・「共有化」や「明確化」は、「化」がすでに「共有する」
「明確にする」という意味を含む
・「構築を行う」「検討を実施する」「設定を行う」は下線部の言葉
 が既にアクションを表す。
4、文末の無駄な言葉を多用
【陥りがちな例】       【改善例】
構築することができる  ⇒  構築する。構築できる
~することは避ける   ⇒  ~しない
必要であるといえる   ⇒  必要だ、必要である
~しないようにする   ⇒  ~しない
~するようにする    ⇒  ~する
【注意点】
文末の表現は「~こととする」等、回りくどい言葉を
使ってしまうため、意識して断定的に書くことで
引き締まった文章にする。
以上です。
無駄な表現を省くと簡潔で伝わりやすくなるだけでなく
文字数を節約でき、その分得点に繋がるキーワードを盛り込めるため、
点数UPにつながることが期待できます
文章力を磨くことは、合格後、中小企業診断士として報告書等
書く時に役にも立ちます。
ぜひ、この試験までに余裕のある期間に文章表現を見直しましょう。

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