みなさんこんにちは。さるよせ です。
さて、今の時期は、1次試験の分野だと、中小企業経営・政策(以下、中小)の学習を進めている頃でしょうか。
中小は、暗記しただけ得点になるといった努力が一番報われる科目なのですが、科目の勉強や暗記が後になることにより、最後にけつかっちんとなって、残念ながら低得点なってしまう方が毎年多くいます。今から少しずつ覚えて、覚えては忘れ、を繰り返して、徐々に記憶に残るようにしていきましょう。
中小は、経営分野(以下、中小経営)と政策分野(以下、中小政策)に分かれるのですが、特に「中小政策」は得点源になります。一方「中小経営」は主にグラフや表の数値が問われ、1番目の数値が聞かれたらわかるのですが、2番目以降数値が聞かれた場合、難易度が極端に上がります。したがって、中小の得点のイメージは、「中小政策」で9割、「中小経営」で5割以上で、トータル7割以上の得点を目指しましょう。
今日は、「中小政策」を中心に私が受験生時代に行っていた学習方法をお伝えします。
私は、暗記が苦手でした。そこで、記憶に定着させるため、語呂合わせ(こじつけ含む)を使っていました。
以下は、昨年度ベースなので、法の名称、数字、内容が変わる場合がありますので、必ず最新の法令を確認した上で、ご活用下さい。
では、中小政策、語呂合わせ祭りを開催します。
1.中小企業基本法
- 役割 ①新産業創出、②市場競争促進、③就業機会増大、④地域経済活性化
⇒ や・三共周知(や・さん・きょう・しゅう・ち) - 理念 独立した中小企業の自主的な努力多様で活力ある成長発展
⇒ り・毒虫多活性(り・どく・ちゅう・た・かっ・せい) - 方針 ①経営革新・創業促進、②経営基盤強化、③環境適応円滑化(セーフティネット)、④資金供給円滑化・自己資本充実
⇒ ほ・隠そう!基盤の演歌獣(ほ・かく・そう・きばん・えんか・じゅう)
2.中小企業憲章
- 理念 ①企業家精神、②社会の主役、③伝統芸能や文化の継承、④国家の財産
⇒ 力士デブコ(り・き・し・で・ぶ・こ) - 原則 ①源泉、②起業を増やす、③挑戦、④公正な、⑤整備
⇒ ゲ!元気聴講生(ゲ!ゲン・キ・チョウ・コウ・セイ) - 行動指針 ①経営、②人材、③起業、④金融、⑤政策、⑥地域、⑦公正、⑧海外
⇒ コ・英人起き、聖地公開(コ・エイ・ジン・オ・キ・セイ・チ・コウ・カイ)
3.中小企業基本法による中小企業の定義(定量)
中小企業基本法による中小企業の定義(定量)は以下の表の通りです。
資本金 | 従業員数 | |
製造業他 | 3億円 | 300人 |
卸売業 | 1億円 | 100人 |
小売業 | 50百万円 | 50人 |
サービス業 | 50百万円 | 100人 |
以下のように覚えます。最初縦に「製・卸・小・サ」、次に横に1行ずつ「3・3・1・1・5・5・5・1」
[中小企業の定義(定量)]
せい・おろ・こー・さ、さん・さん・いち・いち・ごー・ごー・ごー・いち
製 ・卸 ・小 ・サ、3 ・3 ・1 ・1 ・5 ・5 ・5 ・1
3億円 ・300人・1億円・100人・50百万円・50人・50百万円・100人
4.地域資源活用促進法
- 地域資源:①農林水産物、②鉱工業および技術、③観光資源
- 都道府県が構想して国が認定
⇒ 能講義は観世と構想(のうこうぎはかんぜとこうそう)
農・鉱/技 観光・都が構想
5.中心市街地活性化法
[中心市街地活性化法スキーム]
苦報・市警・中心が・内人(くほう・しけい・ちゅうしが・ないにん)
中心市街地活性化法スキームは、以下①⇒②⇒③の流れ。
① 国「基本方針」 ② 市町村が基本計画 中心市街地活性化協議会意見聴いて ③ 内閣総理大臣が認定 |
苦報 (く・ほう) 市警 (し・けい) 中心が(ちゅう・しが) 内人 (ない・にん) |
★ 方針・指針は国。→「針」の字がついたら「国」
6.中小企業等経営力強化法
(1)中小企業等経営力強化法の支援策
[経営力強化法の6つの支援策]
①創業、②経営革新、③新連携、④技術革新、⑤地域における + ⑥経営力向上
⇒ 早慶審議地・力(そう・けい・しん・ぎ・ち・りょく)
(2)経営革新支援
[経営革新計画手続きフロー]
苦報・中継・しけこ・しけこ(くほう・ちゅうけい・しけこ・しけこ)
経営革新計画手続きフローは、以下①⇒②⇒③⇒④の流れ。
① (国)基本方針 ② (中小企業)経営革新計画作成 ③ 単独申請・県知事(複数は国(大臣)) ④ 承認 県or国 |
苦報(く・ほう) 中継(ちゅう・けい) しけこ(し・けこ) しけこ(し・けこ) |
7.経営革新計画の数値目標の計算式
(1)付加価値
付加価値=営業利益+人件費+減価償却費
付加価値=営+人+減(えい・じん・げん)
(2)経常利益
経常利益=営業利益ー営業外費用等
経常利益=営ー営外費(えい ー えいがいひ)
8.中小企業組合
(1)中小企業組合
株式会社(法人)になれる組合:事業協同組合、企業組合、協業組合
⇒ 法人なりの、じ・きは・きょう
(2)企業組合
「組合員」割合:1/3が組合員 ⇒「組合員」3文字だから、1/3
「従事」 割合:1/2が組合員 ⇒「従事」 2文字だから、1/2
(3)組合と法律
じ・き・きょう・しょう
事業協同組合・企業組合 協業組合・商工組合
協同組合法 団体組織に関する法律
(4)商店街振興組合
7人(発起人) ⇒ 「商店街振興組合」は7文字だから、7人
9.高度化事業
設備資金80%、貸付期間20年(据置3年)
⇒ 高度化事業、やるぞ、にいさん
80%、20年、3年
10.3種類の共済制度
3種類の共済制度の掛金の範囲の語呂合わせは、以下の通りです。
退職金共済 | 倒産防止共済 | 小規模企業共済 | |
掛金の範囲 | 5,000~30,000円 | 5,000~200000円 | 1,000~70,000円 |
(語呂) | た・ゴ・サン | と・ゴッ・ツーいい | し・いい・な |
11.マル経融資
設備資金10年(据置2年)
運転資金7年(据置1年)
柔・軟・に・いこう
10年・7年・2年・1年
一部語呂合わせについては、一発合格道場様の記事を使用させていただきました。使用をご承諾いただきました、一発合格道場10代目メンバー様、初代JC様ありがとうございます。なお、使用しました一発合格道場様の記事は、10年前のものですので、サイト閲覧にあたっては、現在とは法律の名称や内容が変わっていますのでご注意ください。
例)「中小企業新事業活動促進法」⇒「中小企業等経営力強化法」に変わっている等。
今日はここまで。
さるよせ でした。