諦めなければ受かる、ただし諦めなければ

皆さん初めまして。銚子ケメ子と申します。2月からAASのブログには講師の先生方に交じって数々の個性的な名前の卒業生のブログが挟まれていて、読み手の方々も「なんだこりゃ?」と思うかもしれませんが、私も例に漏れずに末席を汚させていただきます。
名前の由来についてですが、過去のAASの女性の卒業生は地名を名前に入れてブログを書かれることが多いようでしたので、私も自分が生まれる前に亡くなった祖父の故郷の銚子をつけました。ケメ子は、亡くなった祖母の名前、ではなく(笑)、月に一度の投稿ですので名前でインパクトを出さくてはいけないか、と思いましたが、内容で勝負するべきですね。失礼いたしました。
【受験記録】
私は昨年度7度目の2次試験でようやく受かったいわゆる「こじらせ系多年度受験生」です。

2011秋 大手A社に通学し勉強開始

2012  A社に通学 1次3教科のみ合格 当然2次は受験できず
2013  A社通学 1次残り4教科合格 2次不合格
2014  独学 時折Bの勉強会に参加 2次239点で不合格(あと1点)
2015  C社に通学 2次不合格
2016  AASに通学 2次不合格
2017  AASに通学 2次不合格
2018  独学    2次不合格
2019  グレて夏まで勉強放棄 8月からD社に通学 2次合格

最終結果:4科目合計BBBAの242点(合格点数は240点です、念のため)のギリギリ合格


ということで受験機関はAAS含め5種類通っていまして、診断士の知識より各学校のノウハウの方が身についているのではないか、受験ソムリエとして開業できるのではと思えるほどです。

7回も受験してギリギリ合格の私には、特に皆さんに伝える合格のコツ等というものはなく、伝えられるとしたら
多年度受験生へは
「長期戦でのモチベーションを保ち方」
勉強して1~2年の受験生には
「いかにあのようにならないで済むか」
ぐらいかと思いますが、お付き合いのほどよろしくお願いします。
【脅威】
今日とりあえずお伝えしたいことは
1次試験に受かる実力があるのなら、2次試験も受け続けていればいつかは受かる
ということです。
ただ問題なのは長い年月受け続けるということ
結構難しいことでありまして、
日々の生活を送っていますと様々な難題(診断士用語的には「外部環境」の「脅威」)が訪れます。例えば・・・
体力面
異動により本業が激務になり不足する勉強時間

加齢による霞み目や肩凝りの悪化で集中力の減退

経済面
子供の成長に伴う教育費の増加

働き方改革の影響による残業代の減少

精神面
いつまで続けるのかという配偶者や上司の目に削られるメンタル

そもそも人生をかけてまで取るべき資格かとう一人の自分からの幻聴

長く続ければ続けるほど脅威の遭遇率は高まりますので、やはりこじらせる前に受かることが大事だと考えます。合格することが目的ではなく受かった後で知識をその身をもって企業や社会に還元することが最終的な目標だと考えますので、やはり早く受かるに越したことはありません。
【受験後を想像する】
しかし試験に何度も落ち続けると、「もう一生このループから抜け出せないのでは」と思ったり、逆に落ちる辛さから目を背けようと、「勉強するだけで価値があるのだ」と自己満足の世界に入ったりしてしまうこともあります(自分がそうでした)。どちらに偏るのもあまり良い精神状態ではないと思いますので、そういった場合は、今の状態があくまでも受かるまでの一過程であるということを認識するために、受験後の姿を想像することも大事だと思います。
例えば・・・
①受かった後に自分がどうなりたいか想像する
②紙に書き出して貼ってみたり、お守り代わりに持ったりする
③毎日寝る前や朝目覚めた際にチラリと眺めてみる
何を書こうかについてですが・・・
「企業再生請負人」
「神と呼ばれるカリスマ講師」
「実家の業績V字回復」
「創業支援のプロ」
「講演料1回100万円」
「あの〇〇さんと一緒にビジネスを」
「町おこしの伝道者」
「とにかく今の会社を辞めている」
・・・まあ何でもいいのですが、物事を暗記するのと同じように頭の中にあるものを見える化するのは良いと思います。
【試験後の変化】
試験後の変化ですが、私がまず実感するのは、とにかくたくさんの人に出会えるということです。7年曲がりなりに勉強して、読みたい漫画や見たいドラマもどこか罪悪感とともに見ていた時間が長いと、世界がどんどん閉じてインプットがなくなっていきます。そんな環境から、合格後はタコツボから海洋に出たタコのごとく、とにかくこの数か月で診断士の合格者の集まりや勉強会、実務補習等に参加して配った名刺は100枚になるでしょうか。懇親会という名の飲み会にも参加し、紙幣も記憶も吹っ飛ぶ毎日で目が回る思いです。
そうした中で、とにかくものすごく頭が切れる人、話が面白い人、観察眼が鋭い人、そして圧倒的な人間力ともいうべき力がある人、等にたくさん会う機会が増えます共通点は皆診断士であるということだけ。素晴らしい方々には「本当に診断士になってくれてありがとう」と思うばかりです。お会いするたびに「自分もお客様も含め他人に良い影響を与えることができたらなあ」という思いが強くなります。
皆さんもぜひ今年合格してその素晴らしい個性や才能で、周りに影響を与えてください。
変な病気も流行って嫌な環境ですが、閉じこもって勉強するには良い時期だとポジティブに思い頑張りましょう。

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