財務・会計、事例Ⅳ、不得手からの脱却

こんにちは。AAS東京卒業生の盆栽イチ朗、第二回目の投稿です。
本日のテーマは、「財務・会計、事例Ⅳ、不得手からの脱却」です。以下、文中では、「財務」と略称で記述させていただきます。

 

財務が不得手な私はかつて、「事例Ⅳがある限り一生合格できないのではないか」と絶望すら感じたものでした。結果として、得手とまでは言えないものの苦手意識はなく合格点は取れる自信が持てるまでにはなりました。以下に不得手からの脱却の経験から得たことをお伝えします。苦手意識のある方など参考にしていただけますと幸いです。今からでも間に合います。

 

1.財務との相性

理系の私(昔の話ですが)はどちらかと言えば、数字や計算などは得意なはずでした。しかし、財務に関してはそう思えなかったのです。
まず一次試験の初めの方の問題が難解でした。簿記や会計規則の類の問題ですね。この種のテーマにはいまだに自信がありません。逆に言うといわゆる頻出テーマである経営分析やCVP、CFなどでは多少自信を持てるようになったと言うことになります。
それから二次試験ですが、こちらもCVPやCFが出来るようになるまでは演習などでも得点が伸びませんでした。

 

2.学習において実行したこと

前述のような私が不得手から脱却するために実行したことですが、極めてシンプルです。

(1)毎日財務
毎日地味にランニングなどのトレーニングするようなものでしょうか。一次試験対策には過去問を、二次試験対策にも過去問を、毎日コツコツと解くのです。最低過去5年分を3回転、年度毎に解くのではなく、CVP、CFなどのテーマ毎に繰り返し解くことにより弱点を把握し確実に解けるようにしていきました。朝型の私は早朝に30分程度、二次試験対策時はさらに昼休みに20分程度、取り組んでいました。過去問以外の教材も多少使いましたが、あれこれ手を出さず決めた教材に繰り返し取り組むことで実力を上げることができました。「毎日財務」、お勧めです。

(2)目利き力の会得
自分の実力で短時間に正当できる問題を見極める力です。限られた時間の中で全ての問題にじっくり時間をかけて解くことは私には非現実的でした。一次試験も二次試験も60点取ればよいので、現実的には70点を目指して、取れる問題を瞬時に見極め、取れない問題は後回しにし、取れる問題を確実に取る、ことが重要だと思います。本試験に必須とも言える力であり、前述の「毎日財務」を通じて「目利き力の会得」ができたと感じています。

 

3.実戦における重要ポイント

これもまたシンプルですが、経験則として以下2点を挙げます。

(1) タイムマネジメント
目利き力により、難問を後回しにするなど解く順番や時間配分を適宜見直す現場対応力です。

(2) 検算の実施
易しい問題ほど皆が正当するので外せないと考え、特に外せない問題は出来るかぎり検算を行う。

 

以上、財務のような計算問題は一夜漬けで不得手は克服できず、コツコツ地道に取り組むことで知らずのうちに実力が上がっていくものだと思います。実力が上がっていることを実感した時、不得手から脱却しています。本試験の限られた時間、緊迫した雰囲気の中で財務のような計算問題に臨むということはスリリングなものですが、トレーニングの積み重ねにより合格点は取れるという自信は持てるようになります。自分を信じましょう。

それでは、皆様にとって素敵な一週間になりますように。

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