学習は予定通りに進んでいますか?

こんにちは、ほそかわ(仮)です。
年度の変わり目で、入学・入社・決算・異動など慌ただしい時期ですね。
加えて新型コロナウィルス関連で予定変更を余儀なくなれた方もいるかもしれません。

概要

 対象(誰に):1次試験、2次試験受験者
 内容(何を):学習計画
 方法(どう):反面教師として

内容

第2回目は、学習計画についてお話します。
新年度で気持ちを新たに学習計画の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

私が1次試験の学習を開始したのは2016年1月。
まずTACのスピテキ・スピ問・過去問集を全科目分購入しました。
机の上に積んだ計21冊のテキストを眺めて、「すべてこなせないかも…」と思いました。

とにかく、試験日まで約7か月。単純に1科目を1か月で習得しなければなりません。
さすがに各科目を1回転するだけで習得できる自信はなく、1科目を2週間で回して全科目2回転する計画でスタートしました。

ところが、1か月も経たないうちに計画から遅れだし、挽回もできずに結局予定のメニューを消化できないまま試験突入…。
遅れた理由はお察しの通り、計画が計画になってない。
「こなす事」を並べて期間配分しただけのTo Doリストになっていたからです。

更に問題なのは、遅れが生じたタイミングで計画を見直さなかったことです。
学習範囲・内容の深さ・自分の学習能力・ペースやスタイルなど、計画を立てるうえで考慮すべき項目はたくさんあるはずなのに、当時は深く考えませんでした。
というより、やってみないとわからないし、わからないと計画なんて立てられない、というひねくれた考えをしていました。
結果としてかなり非効率な学習となり、1次試験合格まで3年を要してしまいました。

私の怪我自慢はこれくらいにして、みなさんが私と同じ失敗をしないためにも、中小企業診断士らしく論理的に、私の反省を踏まえた提案をしたいと思います。


外部環境(脅威)
・オリンピック ⇒ 1次試験日の前倒しで本番(7/11,12予定)まで残りわずか3か月
・新型ウィルス ⇒ 勉強会・セミナー・会場模試の予定変更、図書館などの利用規制

内部環境(弱み)
・異動・転勤 ⇒ 引越・新生活準備で学習計画が破綻
・休校・休園 ⇒ お子様サポートによる学習時間の減少

戦略
「ストレート通過ではなく、科目合格で最短通過を目指す」
クロスSWOT分析のリスク回避・最小化戦略です。

そもそも、1次試験の範囲は広大で、短期間ですべてを網羅するのは困難です。
ストレート通過を目指してすべての科目を広く浅く学習すると、平均点は上がるかもしれませんが、科目合格の確率は相対的に下がり、結局何度も受験するはめになります。

短期間で全科目を同時に学習してこじらせるよりも、的を絞って科目合格を重ねていくほうが結果的に早く確実に合格できるという考えです。

おススメの科目合格計画は、次の通りです。
今年経済・法務・情報・政策
来年財務・経営・運営

理由は、2次試験でも活用する科目(財務・経営・運営)の学習を後半にすることで、来年受験する2次試験の学習効率低下を予防できるからです。

このタイミングで方針や計画の見直しをするのはかなり勇気が必要ですし、躊躇するのも無理はありません。
一方で、見直しのタイミングとしては今が最後のチャンスとも言えます。

環境が変われば戦略も変わり、戦略が変われば計画も変わります。
この考え方は2次試験でも重要となりますので、ご自身の置かれている外部環境・内部環境を今一度分析してみてはいかがでしょうか。


今回はこのへんで失礼します。
最後までお読みいただきありがとうございました。

自己プロフィール

職業:会社員(製造業、機械系エンジニア)
年齢:40代
受験生期間:4年(令和元年2次試験合格)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次