こんにちは 銚子ケメ子です。皆さんお元気でお過ごしでしょうか。私はリモートワークで自宅の椅子が合わず腰痛と肩凝りのダブルコンボにやられています。いかに会社の椅子が有能だったのかと思い知らされる日々ですが、皆さんも勉強の合間にストレッチを入れつつ過ごしていきましょう。
ちなみに私の場合、足のふくらはぎや脛の側面、そしてかかとの静脈が浮いている部分を痛いぐらいに上下に強くマッサージすると肩こりが緩和します。おそらくリンパの流れを促進する働きがあると思うのですが(医学的な根拠は調べていない)、痛みを感じるその場所ではく、別の個所に痛みの原因があるという人体の不思議を一人感じる次第です。「これが『俯瞰で見る』ということなのか・・・?」と診断士受験生時代に先生に良く言われた言葉をふと思い出したりもします(全然違うかもしれない)。
さて、前置きはこれぐらいにして、1次試験の受付期間も終わり、受験を決めた皆さんは7月の試験に向けてギアを上げている状況と思われますので、たまには受験に関する実用的(と思われる)話をしましょうか・・・。
テキスト
まず今後2か月間勉強するにあたり、どのようなテキストで勉強すれば良いか、ということですが、1次試験においては過去の出題傾向をおさえておけば確実に6割得点できますので、実績の収集と傾向の分析をしている大手予備校のテキストで十分と思われます。TACの「スピード問題集」、LECの「出る順中小企業診断士 FOCUS」、TBCの「速習テキスト」などが有名ですので、掲載してある過去の問題からどんどん解いてください。初めての受験の方は知識がまだうろ覚えの科目があるかもしれません(「中小企業政策」などは特に後回しにしがち)。そういった場合、まずテキストを勉強してから過去問に当たりたくもなりますが、いずれ本番で問題を解かなくてはいけないのですから、早めに過去問に当たって、間違えたところはテキストを見返す、という逆引き解法で時間の効率化を図った方が良いと思われます。
ちなみに私は上記にプラスして同友館の「過去問完全マスター」を利用していました。できなかった箇所に付箋を貼り、期間を置いて数回解いた後、できたと思った時点で付箋を外すということを繰り返しやっていました。
また企業経営理論のモチベーション理論や法務の会社法など、暗記が必要な物は提唱者の似顔絵や組織図などを大きめの付箋やメモで書きだしておいて空き時間に見返していました。ただ最近は電子書籍も大分流通しているので、紙の参考書を一冊も持たず、ノートパソコンやiPadに全部データで入れている方も増えていると思います。ご自分に合った使い方を探してください。
模擬試験
自分の知識の定着度を図るためにも模擬試験はぜひ活用したいところです。今年はアレの影響で(もう口にするのも嫌になってきた)会場受験ではなく自宅での受験を余儀なくされるかと思いますが、なるべく会場と同じ環境を作ることを心掛けてください。
「本番と同じタイムスケジュールで」、「本番と同じ服装で」、「本番と同じ昼食で」、「本番と同じ休憩時間の過ごし方(お菓子、音楽等)で」、など突き詰めて、2日で7科目受験してどれぐらいの疲れが出るかを是非1度体験してみてください。
私は1日目の午後の企業経営理論で眠くなり、字面を追うことが困難になることが模試を受けて分かりましたので、当日昼休憩にコーヒーを飲みに行くためにドトールの場所を検索してから本番に臨みました。
1次試験の模擬試験はあくまで現在の自分の理解度を図る目安ですので、点数はまったく一喜一憂しないで結構です。何よりも解いた後が大事です。問題1問1問が宝の山と思ってください。「4つのうち正しいものを1つ選べ」という問題があれば、他の3つの選択肢のそれぞれどこが間違いなのかを考えれば、復習すべき問題が4倍になります。復習を必ず行い、本番に備えましょう。また時々誰も解けないと思われる、いわゆる「捨て問」が出てくるかもしれませんが、「満点にさせないための作問者の仕掛けだな」という位に割り切ってください。それも本番では必ず出てくるはずです。
模擬試験はすでに受付締め切りとなっている受験機関もありますが、自己採点で良いならばまだいくつかの学校で受付していると思います。ちなみに私はスタディング(当時は「通勤講座」という名称だったか)の「合格模試」をよく利用していました。お手頃価格で実践向きの問題が多かったと記憶しています(遠い記憶ですが・・・)。
試験当日まで2か月弱、焦るにはまだ早い時期です。毎日少しずつ亀の歩みでも結構ですので地道に勉強を積み重ねていきましょう。