暑い日が続きますね。ついに夏がやってきました。
たかしまやです。
中小企業診断協会より、6月12日の告知で一次試験は当初の予定通り行う見込みとの告知がありました。受験生の皆さまは今年の試験は延期するのかどうか、かなり気を揉まれたのではないでしょうか。
受験票の発送が遅れるとのことです。受験票が届いてから試験日までが短いので、届いたら不備が無いかをすぐに確認して試験にのぞみましょう。
さて、今日は試験当日のイメージトレーニングです。
イメージトレーニング?
イメージトレーニングなんて必要なの?と思われたのではないでしょうか。
それより試験勉強に時間を割くべきでは?と思われるのも、とてもよく分かります。もちろん試験勉強は大切です。
一方で考えてみてください。一次試験を通過する人は全体の20%程度です。この20%に入るためにはどうすれば良いのでしょうか。実は、落ち着いて試験にのぞめるか否かは上位グループに行けるかどうかを大きく左右します。それだけ本番に本来の力を発揮できずに点数を落としてしまう方が多いのです。
今年は特にコロナの影響で誰もが精神的な揺さぶりを受けました。試験が実施されるか心配しながらの受験勉強は大変だったでしょう。十分な準備が出来ていない方も例年より多いでしょう。それだけに精神面を整える重要性はより増していると言えます。
小石を拾おう
イメージトレーニングは実際に試験の2日間を頭の中で疑似体験してみます。もちろん、試験と同じ時間をかける必要はありません。旅行の計画のように、何時にどこに居て何をして…といったことを点検していきます。それは当日につまずきそうな小石を取り除いていく作業です。
朝
試験は7月中旬です。夏のかなり暑い日かもしれません。汗を拭くタオルも必要でしょう。
汗が引いて呼吸が整うまでは思った以上に時間がかかります。それまでは頭も回らず、思ったように解答できないものです。いちど真夏日に一次模試を受けてみましたが、最初の科目は点数が低かったのを覚えています。
私の場合は室内に入って最低でも40分、できれば1時間以上は呼吸を整えてから試験開始した方が良いと考え、一次試験会場の開場時間よりも早く現地に到着して落ち着くのを待ちました。
試験会場の最寄り駅への到着時間を考えて計画を立てましょう。電車の乗り換え。何時に家を出るか。朝ごはんは何を食べるか。何時に起きるか。逆算していきましょう。
受験票が来るまでは会場が分からないので、届いたらすぐ会場へのルートと時間を確認しましょう。
試験時間
見たこともないような問題は必ず出ます。自分が見たことがない問題は他の人も見たことがないので焦る必要はありません。知っている範囲の知識で解く手がかりが無いかを考えることになります。
それでもダメなら仮マークするか飛ばすか、対応を事前に考えておきましょう。くれぐれもマークシートの解答欄を間違え、ずれて記入してしまわないように。
終わったら見直しをしましょう。最後に見直し時間が残るようにペース配分をします。私の場合はこの見直しでマークし直して1科目で10点程度上がった経験があります。試験会場では、かなり早めに終わって退室していく方も居ますが気にしないで大丈夫です。最後の最後まで1問でも正解が多くなるよう粘り強く見直しましょう。
見直して最初の答えから書き換えるかどうかを迷ったら、一歩引いてその答えに至った根拠を検証しましょう。やみくもにマークし直すことが目的にならないよう。
休憩時間
トイレは混雑します。トイレを済ませて戻ってくるだけでも結構時間がかかります。それに合わせて小さく持ち歩ける勉強道具を用意しておきましょう。あまり大量に重い参考書を用意して行っても読む時間がありません。試験開始10分前には教材を片づける必要があります。とは言え参考書を持っていかないと不安になる気持ちもよく分かります。私は一日目、登山リュックに普段使っているテキストを詰められるだけ詰めて行きました。が、ほとんど取り出しもしませんでした。試験前にまた鞄に戻す必要がありますので、取り出すのも面倒なテキストは仕舞うのも面倒で出すのをやめました。
また、休憩時間ですので、休憩も取った方が良いです。少しでも試験の点数を伸ばせるよう、頭や目を休めることも大事です。
食事
何を食べるか事前に考えておきましょう。できれば試験日と同じものを事前に食べてみて、午後の体調に差し支えないか確認しておきましょう。昼休憩に食べるものを探すだけでも結構なエネルギーを使ってしまいますので、試験前日か当日朝に準備しておきたいものです。私の場合はコンビニのパン2つとゼリー飲料、常温のお茶でした。午後の休憩時間におなかが空いた時のため、予備のゼリー飲料も用意していました。
持ち物
これは色々なWebサイトにおすすめの持ち物リストが書かれていると思います。いくつか確認して持ち物リストを作っておきましょう。試験を経験してみて、特に大事だったのは上着とひざ掛けでした。会場の空調に合わせて調節が必要になります。上着は風を通さない薄手のウインドブレーカーがおすすめです。冷房の直撃にも耐えられます。登山用品かジョギング用品として売っていると思います。文字などが沢山書かれているものは試験官から確認が入ると動揺の元ですので、なるべく無地のものにしましょう。
時計は音が鳴らない設定にしましょう。私が試験を受けた時、隣の席の方が試験中にアラーム設定を解除できず、試験官に預けていました。移動中にボタンに当たってしまってアラームがオンになっていることもあります。また卓上用時計は試験官から計算機能などがないか確認が入っていた方がいらっしゃいました。
試験当日に持っていく鞄に持ち物一式を詰めて、重さ、取り出しやすさを確認しておきましょう。
帰宅して二日目へ
二日目に備えましょう。一日目を振り返っても点数は変わりません。自己採点は二日目が終わってからで十分です。とにかくリラックスして寝て体を休めましょう。
帰宅しないパターンも?
試験会場近くのホテルに泊まる方もいらっしゃるでしょう。これは自宅に帰るのと比べてどちらの方がパフォーマンスを発揮できるか、それぞれの状況によると思います。移動時間が長いと結構エネルギーをロスしますので上手くはまれば有効ですね。
ホテルに泊まる方は受験票が届いたらすぐ空き室を確認しましょう。
試験に対する心の持ちよう
「100点を狙う試験ではなく、4割外してもいいと思ったら気が楽になった。」という方もいらっしゃいます。私の場合は最後の最後まで1点でも取り逃さないぞと考えて試験にのぞみました。どういった姿勢でのぞむべきなのかは、それぞれの性格によります。
ご自身の性格からベストコンディションでのぞめる心のあり方を探ってみてください。