こんにちは。たねがしまです。
関東でも梅雨が明け、本格的な夏日和を迎えました。いかがお過ごしでしょうか?いよいよ二次試験まで一直線です!
事例Ⅳ対策は毎日続けましょう&TIPS
「財務はやった分だけ伸びる、毎日やれば必ず伸びる」。受験生の皆様におかれては、どこかで耳にした、あるいは、指導された経験があるのではないかと思います。そして、財務の力は必ず本番で役に立ってくれます。かくいう自分も、合格年は7割越えした財務に助けられた、というのが実情であります(事例Ⅰが危険水域にありました。。)。
財務は受験日の最終科目を飾ります。正確な計算が問われる中で、体力、集中力を保ち続けねばなりません。この80分のために、日々欠かさず準備を続けたいところでありますが、減価償却費、限界利益、〇〇率、、厳密に書いていたら画数が多く、それだけで時間がかかってしまうような単語ばかりですよね!?
そこで、すでに対策されている方もいらっしゃるかもしれませんが、私が計算上工夫した表現法を、TIPSとしてご紹介したいと思います。専らアルファベットの略字を利用します。
SV : 残存価格(salvage value)
MP : 限界利益(marginal benefit)
VC : 変動費(variable cost)
FC : 固定費(fixed cost)
COGS : 売上原価(cost of goods sold)
〇〇率 : % (効率性指標の場合「回」)
(例:売上高経常利益率 → 売経%
有形固定資産回転率 → 有固回)
これらの略字に慣れると、筆記の時間短縮ができるだけでなく、計算紙面の視認性向上にもつながります。〇や□で囲むことで、加算・減算を違えぬよう、ちょっとした工夫もできるかと思います。日々の答練でお役立ていただければ幸いです。
文章表現も疎かにせず
診断士試験の事例Ⅳにおいては、計算結果の正確性のみならず、数字から企業診断・助言の文章を編まねばなりません。対策として、過去問や強化対策の参考書はもちろん重要でありますが、公認会計士や税理士の先生が書いているブログなどを参考にするのもおススメです。
実際の企業の決算書や新聞記事などを会計的に読みとき、社会現象と結び付けて解説してくださる良質な記事が多々あります。ここで使われている表現や、財務諸表に対する視点などは、数字を文章にする技術の向上に大変役立つと思います。Twitterなどで発信されている先生もいらっしゃるので、昼食を採りつつなどのスキマ時間にちょっとチェックしてみるといいかもしれません。
また、実務補習との関連においても、もちろん財務会計の力は活きます。実務補習では、事前に質問事項を準備するとはいえ、一度きりのヒアリング(およそ2時間程度)で定性的な情報を多く得ることは難しいです。しかし財務については例外で、指導員の先生から事前に何期分かの財務諸表をいただくことができます。売上計画はもとより、施策の原資も考慮するなど、数字を伴った提案で説得力を高めることができるはずです。
試験対策だけでなく、これからの診断士生活にも活きること間違いなしである財務会計の力。日々の演習を継続し培ってまいりましょう!