こんにちは、ほそかわ(仮)です。1次試験を無事に通過した皆さん、お疲れ様でした。厳しい状況をようやく乗り越えたと思いきや、ゴールまでの道のりはまだまだ長く険しいです。新型コロナの影響や豪雨の被害を受けた方は困難が続きますし、これから熱中症や台風などにも注意をしなければなりません。ですが、逆境に立たされているのは自分だけではありません。ここからは自分との戦いになります。自分のことを見つめ直す良い機会だと捉えて、もう一度この厳しい状況を乗り越えていきましょう。
概要
対象(誰に):2次試験受験者
内容(何を):弱み発見 ⇒ 課題対策
方法(どう):自分診断士になる
内容
第7回目は、2次試験に対する自身の弱み発見方法とその対策についてお話します。と言っても、その方法は皆さんがこれまで学習してきた一般的な経営診断や問題解決のプロセスと同じです。新規性も独自性もありませんし、すでに実行されている方も多いと思います。
ここでお伝えしたいのは、その経営診断・問題解決プロセスの対象を「企業・事業者などの他者」ではなく「自分」に置き換えるということです。これをやることで自分の弱みを客観的に把握でき、2次試験の解答プロセスや診断実務に向けたトレーニングにもなるので効果は多いと思います。
問題解決の一般的プロセス
1. 問題把握
2. 現状分析
3. 課題設定
4. 対策実施
5. 効果確認
自分診断の具体的プロセス
1. 問題把握
以下のような理想と現実のギャップを既に把握しているはずです
✓ 過去問の模範解答から遠い
✓ 模擬試験の点数が合格点より低い
✓ 周囲の人よりもできていないと感じる
2. 現状分析
2.1 過去問・模試・スクールの演習問題を解く
2.2 ふぞろい・スクールの模範解答で採点
2.3 My解答手順(第6回目の記事参照)の出来・不出来をチェック
2.4 不出来の工程に印をつける
2.5 2.1~2.4を繰り返す
3. 課題設定
3.1 ステップ2の現状分析結果から、My解答手順の脇に不出来の合計数を書く
3.2 事例ごとにABC分析を実施し、不得意・苦手箇所をランキング
3.3 Aランクに分類されたものを中心になぜなぜ分析で要因を洗い出す
3.4 洗い出した要因の共通点を根本原因とし、その裏返しを課題に設定する
4. 対策実施
4.1 ステップ3の課題解決方法を探索する(ネット、友人、講師、先輩など)
4.2 予想効果・即効性・実行可能性を評価し、優先度を付ける
4.3 対策を実施し継続する
5. 効果確認
5.1 ステップ2に戻り、期間を空けて同じ問題にチャレンジする
参考までに私の自分診断の一例を置いておきます。
1. 問題:AAS講師による過去問・新作問題の採点結果が良くない(得点も順位も)
2. 現状:時間不足で書ききれない、顧客ターゲットが違う、一般論で具体性がない
3. 課題:与件・設問を速く・丁寧に読み整理する(読解力を向上する)
4. 対策:①「読みテク」を毎日1問、②白書短文トレ(詳細は次回の第8回目で)
5. 効果:正直よくわかりませんが、書き手の想いを意識するようにはなりました。
今回はこのへんで失礼します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
自己プロフィール
職業:会社員(製造業、機械系エンジニア)
年齢:40代
受験生期間:4年(令和元年2次試験合格、令和2年中小企業診断士登録)