みなさんこんにちは。さるよせです。
2次本試験まで、残り2か月となりましたね。2次試験学習の進捗はいかがでしょうか。今回は、2次試験において、解答作成マシーンになる方法についてお話をしていきます。
1.解答作成マシーン
さるよせがAAS東京で講義を受けた際、恩師であるAAS東京代表の早坂先生から、事例問題を解く際は、「解答作成マシーン」になるようにと言われました。
解答作成マシーンになるとは、同じインプット(事例問題)を入力すると、同じアウトプット(答案)で出てくるマシーンになることです。しかも、アウトプットである答案は、常に、合格レベルの品質と80分の納期が求められます。
AAS東京では、解答作成マシーンの作業工程を、「読む」「書く」「考える」の3工程に分解し、それら各工程について、さらに具体的な作業を教わります。
解答作成マシーンと聞いて、さるよせは、SF漫画「銀河鉄道999」(ぎんがてつどうスリーナイン)の星野鉄郎を思い出しました。
星野鉄郎:永遠の命に憧れ、機械の体を無料で貰えるという終着駅の星を目指してメーテルと呼ばれる謎の女性と共に999号で旅をする主人公の少年。(参考:銀河鉄道999、1分でわかる銀河鉄道999の主要人物のまとめ)
銀河鉄道999の主人公の星野鉄郎は、「機械の体」をもらいにいくため、銀河鉄道999号に乗車して旅をする中で、999号の各停車駅でいろいろな経験を重ねていきます。
さるよせは、「解答作成マシーン」と聞いて、星野鉄郎のように、これから解答作成マシーンの機械の体を得るために、さまざまな大変な経験をしていくのだと思いました。
そして、さるよせは、星野鉄郎同様、機械の体を手に入れるのに抵抗がありましたが、恩師からの指導に基づいて、「解答作成マシーン」になりました。
以下、解答作成マシーンになるまでに実施した2つの内容を紹介していきます。
2.進捗管理
解答作成マシーンに要求される常に合格レベルの品質かつ納期80分の解答を書く ため、各工程の進捗管理を行いました。その進捗管理に必要なのが、以下チェック項目になります。チェック項目は、以下文献を参考にしています。
参考:AAS東京公式テキスト「2次試験 事例問題の解法 増補3版」
さるよせは、事例問題を解く度、毎回このチェック項目に基づいて、自分の進捗管理を徹底し、解答作成マシーンになっていきました。
【チェック項目】
(1)準備(時間1分、経過時間1分)
①受験番号を記入する
②メモ用紙を作る
③形式段落の間に線を引く
④与件文の分量を確認する
⑤解答文字数を確認する
⑥時間配分を設定する
(2)読む(時間18分、経過時間19分)
①事例企業の業種や創業時期を把握する
②社長の相談事(経営課題など)を把握する
③設問文を読む
(①~③で3分)
④与件文を読む1回目(精読)(12分)
⑤与件文を読む2解明(整理)(3分)
(3)考える(時間21分、経過時間40分)
①環境分析を行う
②全体戦略を考える
③全体戦略を実現するための機能別戦略を考える
(①~③で5分)
④主語・述語を決める
⑤与件文とのリンクを確認する
⑥解答の切り口を設定する
⑦切り口毎の論点を決める
⑧未使用の段落がないあ確認
⑨弱みを放置していないか確認
⑩各設問の時間配分設定
(4)書く(38分)(時間36分、経過時間78分)
①解答を記入する
(5)見直し(80分)(時間2分、経過時間80分)
①記入した解答のチェックを行う
次に、解答作成マシーンになるもう1つの方法をお話します。
3.振り返りノート作成のおすすめ
解答作成マシーンになりきれない生身の自分は、自分の頭の中で、実施事項をプログラミングしてもそれを実行できなかったりするなどの予期せぬミスをすることもあります。
ミスを極力減らすため、さるよせは、毎回、事例問題に取り組む都度に生じるミスを振り返りノートにメモをしていきました。ここで、振り返りノートは、事例共通+4事例の計5つのノートを作りました。以下にノートの例を示します。
(1)振り返りノート(共通)
(2)振り返りノート(事例Ⅰ)
(3)振り返りノート(事例Ⅱ)
(4)振り返りノート(事例Ⅲ)
(5)振り返りノート(事例Ⅳ)
さるよせは、振り返りノートの結果に基づいて、次回の事例演習での予期せぬミスを防止するように行動しました。この振り返りノートのおかげで、目に見える形で、さるよせのミスは減っていきました。
まだ、振り返りノートを作成していない方は、かなりオススメなので、ぜひ試してみてください。特に、事例Ⅳでその効果を発揮します。
4.最後に
2次本試験まで、残り2か月あります。これから2次本試験の前日まで、まだまだ伸びます。
今の時期、大変暑いですが、体調を崩さないように気をつけてがんばってくださいね。
きょうはここまで。
さるよせでした。
追伸
AAS東京2次公開模試が9月に2回あります。公開模試の新作問題による初見対応で、現在の自分の実力を測り、今後の本試験までの勉強方針を見直すきっかけをしてみてはいかがでしょうか。