養成課程という選択肢

皆さまこんにちは。すーです。

2次筆記試験まであと3週間と2日となりました。

順調に進んでいる方もいれば、これまでの勉強の成果をいまいち実感できていない方もおられると思います。

今回は二次試験対策からは少し話題を変え、中小企業診断士養成課程について書きたいと思います。

私自身、ビジネスに必要な知識を習得し体系的に経営について勉強したい、と思い中小企業診断士の勉強を始めましたが、二次筆記試験を目前に控え、資格を絶対に取得したいと思うようになりました。

それは、診断士資格取得後の研究会活動や様々なバックグランウドをもつ人たちとのネットワークなど、自分の成長を後押ししてくれるような多くの機会に恵まれることを知ったためです。

私は正直、正解の分からない2次筆記試験を2年でパスする自信がなかったので、養成課程も選択肢の一つとして、考えていました。

 

1.養成課程のメリット、デメリット

養成課程のメリット、デメリットを表にまとめました。

メリット デメリット
1次試験に受かっていれば2次試験をパスできる お金がかかる
実践的なカリキュラムが組まれており、卒業後は即戦力として活躍できる 仕事、家庭との両立は非常に大変
学校によってはMBAなど学位が取得できる 学校によっては仕事を辞める(休む)必要がある
一緒に学ぶ仲間ができ、後の人脈に繋がる 実施機関が限られており、限られた地域の人以外は通学できない
学生に戻れる  

 

メリットで特に大きいと思うのは、やはり2次試験をパスできることでしょう。とにかく早く確実に診断士になりたい人は検討の余地は大きいのではないでしょうか。

また、養成課程では実践的なカリキュラムが設定されており、特に資格後取得後に独立して働きたいという人には、養成課程は合っているのではないでしょうか。

一方デメリットは、養成課程を卒業するにはとにかくお金がかかります。実施機関により幅はありますが、大体200万~300万円の費用がかかります。

さらに仕事を続けながら通うとなると、滅茶苦茶忙しい日々が待ち受けています。

実習期間中は平日に行われるケースもありますので、仕事を休まなくてはならない、ということも発生し、職場と家族の理解がなければ到底卒業まで全うすることはできないでしょう。

また、実施機関が全国で限られており、特に地方の方は通いたくても通えないという実情もあります。

 

2.養成課程への出願について

ここからは、私が昨年実際に検討した実例をもとに記載します。

通学にあたり私は仕事を辞めるつもりはなく、将来的なMBAの学位取得にも興味があったため、東京にあり2年間通うと、MBAの単位も取得できる2つの大学を検討していました。

両方の大学の説明会に参加しましたが、いずれも倍率は両手で数えられるくらい、と決して低くない倍率を示唆されました。

また、課題その2つの大学はいずれも複数回出願することが可能でしたが、説明会では早い方が有利になるという趣旨の発言がありました。

ただ、2次試験の勉強をしている人は出願書類を準備したりする時間も必要です。

出願書類の中には与えられたテーマに対する論文が含まれるケースが大半で(私が検討した2校にもありました)、ある程度時間をかけてしっかりと取り組む必要があります。

もし、入学を検討されている方はスケジュールの検討を始めた方が良い時期です。

 

3.説明会には必ず行こう!

学校によって特色が異なるので、受験を検討されているのであれば、必ず説明会に行くことをお勧めします。

実際、私が参加した2校の説明会では、養成課程のリアルな日常を教えていただき、参加することでかなり具体的にイメージすることができました。

また、試験のポイントなど説明会に参加しなければ聞けない有益な情報もたくさんありました。

いつ動き出すかは、皆さん各々に事情があると思いますが、少しでも興味のある方は養成課程という選択肢を頭の片隅に持っておいても良いかと思います。

残りの時間が皆様にとって悔いのないものとなりますように。

 

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