こんにちは。AAS東京の三木です。
2次筆記試験から1ヶ月が経過しましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今年も無事に試験が実施され、「経営革新・改善」や「新規事業開発(既存事業の再生を含む)」に取り組む4社に出会うことができました。
実社会ではコロナ禍に翻弄される日々が続いています。全ての事例問題の冒頭に
という注釈が記載される、例年とは異なる状況下で受験された皆さんに敬意を表したいと存じます。ところで、来年の事例ではその影響も考慮して作問されるのでしょうかね?
今日は、「2次試験は筆記と口述がセット」である、ということについてお伝えしたいと思います。
口述試験の対象は筆記試験で出題された4社の事例です。
筆記試験では80分で解答した100文字程度の解答の内容を、口述試験では約2分間をかけて丁寧に述べることが求められます。筆記試験で出題された設問以外からも、別の視点からの設問や、特徴的な語句の意味を問われることも想定されます。
また、筆記試験では答えを間違えてもその場で指摘されることはありませんが、口述試験で間違った解答をすれば繰り返し質問されますし、解答要素が不足していれば「ほかにありませんか?」と追い打ちをかけられます。
もちろん問題用紙を持ち込むことはできませんので、A社からD社の状況を頭の中に叩き込み、想定される問答への返答を事前に準備しておくことが求められるのです。
これを筆記試験の合格発表日から口述試験日までの8日間で満足できるレベルまで対策ができる自信のある方は別にして、皆さんには今からでも今年の4社ともう一度真剣に向き合うことをお勧めしたいと思います。たとえ筆記試験が残念な結果になったとしても、来年の受験に活かせる学習になるはずです。
なお、私の試験体験記はこちらです。
口述試験体験記(前編)
口述試験体験記(後編)
参考になれば幸甚です。