こんにちは。AAS東京卒業生の盆栽イチ朗です。
2次試験に合格し診断士になると、受験生時代と比較して環境や生活などが激変するなどと言われます。本日は、試験の話は一休み、少し気が早いですが合格後の話を綴ります。合格、その先に見える景色はどのようなものか、ひとつの事例として私自身の経験を紹介させていただきます。
結論から述べますと、受験生から診断士になり、「これほどまでに世界が変わるのか!」と言うぐらい環境や生活などが激変したと感じています。もちろん、良い方向に変わっています。合格当初、「民間企業に勤務している私は、1年目はほとんど診断士の仕事はしないで過ぎるかもしれない」という心配の一方、「多年度苦労の末、国から認めていただき手にした診断士資格なので、活かさなければいけない」という使命感もありました。
そんな私は、診断士として自分なりのビジョンを持ちつつ、できることから少しずつ、まずはチャレンジしてみようと考え、合格当初から診断士活動3本柱、①受験生支援、②執筆、③協会活動、を描き動き始めました。診断士登録前後からの約半年で、その活動は想像以上に充実してきました。以下に概要だけ紹介させてただきます。
1.受験生支援
AAS東京の講師グループの一員として後進の育成に関わっています。難関国家資格である中小企業診断士は、道半ばで断念される受験生も多くいます。私自身が多年度受験生でしたが、AAS東京との出会いがターニングポイントとなり試験合格を果たすことができました。これからは恩返しです。診断士になる夢を実現してほしいという思いがあり、頑張る受験生支援をしています。このブログを書いていることもそのひとつです。
2.執筆
雑誌や書籍、WEB記事の企画プロジェクトで活動中です。校正を担当し既に世の中に出たものもありますし、まだ企画段階で形になっていないものもあります。学生時代から本を読むことが好きで、文章を書くことも好きになり、診断士として何か記事や書籍という形にできたらいいなと考えており、合格後にその道の学校で勉強し、今日に至っています。
3.協会活動
地元の中小企業診断協会の正会員として活動しています。定例的な活動として、毎月の定例研修会、国際化支援研究会、新入会員コミュニティなどに参加しています。当初はオンラインの会合がほとんどでしたが、少しずつリアルの会合が開催され、たくさんの先輩や同期生にお会いすることができ、とても良い刺激を受けています。また、実務として、協会が自治体などから受託している事業にもいくつか携わっています。私には地域貢献したいという想いがあり、この協会活動が柱になっていくと感じています。
以上が活動概要ですが、合格当初は、わずか半年ほどで民間企業勤務と診断士のパラレルキャリアでこれだけ活動するとは思っていませんでした。もちろんこれは私の事例に過ぎず、診断士活動は十人十色だと思います。同期生の中には、既に独立開業されている方もいますし、民間企業勤務で副業規定等により実務活動に制約がある方もいます。
合格、その先に見える景色は、一人ひとりが、思い、動く、その結果で変わるものだと思います。実務補習中に指導員や副指導員の方々から様々なお話を聞き、診断士には独占業務がないゆえに無限の可能性を秘めていると感じていましたが、本当にその通りだと思います。診断士資格は無限の可能性を秘めたパスポートだと思っています。このパスポートを手にまだ見ぬ景色に想いを馳せて旅を続けて行きます。そしていつかどこかで、皆様と行き会うことができたら素晴らしいと思います。
それでは今週も皆様にとって素敵な1週間になりますように。