口述試験について

こんにちは。たねがしまです。
朝夕の寒さが厳しくなってまいりました。いかがお過ごしでしょうか。
二次試験から約一か月、結果発表が待ち遠しいところです。今回は口述試験について自分が経験したところを述べたいと思います。

合格発表日まで

本丸の筆記試験を無事終えてそれなりに安息の日々を過ごすとともに、結果はどうあれ次を設定しようと考え、統計検定にフォーカスしてみました。統計分野の書籍に触れる中、与件文は頭の片隅に残っておりましたものの、ほとんど思い起こすことがなかったというのが正直なところです。

統計に関する書籍には、見たことのあるようなΣや微分、見たことの無いグラフや方程式が広がっており、合格発表日までの不安を攪乱するには十分な効果を与えてくれたと思います。

試験日まで

合格発表当日にWebで結果を見る勇気がなかったので、明けて土曜日の午前中、郵便が来ることを祈りつつじっと家に籠っておりました。合格通知を受け取ったときは、本当にうれしかったです。そして喜びも束の間、搦手の口述試験対策をする気持ちに火が付きました。まだ試験は終わっていないのです。金曜日に発表を知った方に対し、1日ビハインドをとってしまいました。

土曜日の午後、準備として何をすればいいか分からなかったので、とにかくWeb検索し行動に移しました。ここで、口述試験においてほぼ100%が合格するが、数%の不合格者を出すのが通例である、という情報も仕入れています。

1)与件を頭に叩き込む
封印された二次試験の遺物を開放し、ファイリングして手元に置ける状態にします。さらにPDF化してDropboxに格納し、スキマ時間対応環境を整えました。起床してからの30分間、与件文を朗読し、組織の構成や社史、SWOTを踏まえた状況の把握に全集中します。朗読中は筆記での設問や実際の問答にはあまり意識を向けませんでした。

2)想定問答集を手に入れ、応答練習をする
LEC様、資格の大原様、AASで配布・販売されている想定問答集を申し込みました。中々のボリュームになりますので、記憶することは難しいです。帰宅してから机に向かい、頭で質問されている状況をイメージしながら答え部分を読み上げる練習をしていました。朝の朗読と交互に行うと効果的だと思います。

3)受験校の口述試験模擬面接を受ける
いくつかの受験機関で模擬面接を実施されていますが、土曜日の時点でほとんどが予約いっぱいの状態です。しかし、連日サイトをチェックし続け、空きが見つかったLEC様の模擬面接を受けることができました。

廊下に待機し、ドアをノック、面接官にあいさつして…という一連の流れは、営業活動に慣れた方なら留意する必要は無いものかもしれません。しかし、開発職で専ら内勤の自分には不安がありましたため、模擬面接を受けて一連の所作を経験できたことは、大変ありがたかったです。面接官の先生から適切な指導をいただくこともでき、本番に臨む自信をつけることができました。

試験当日

試験時間が14時台だったので、北関東住まいながらも前泊せず、その代りに朝一の普通列車で試験会場(葛飾)を目指しました。車内と、下車後会場まであちこちのカフェで、与件と問答集に目を通します。

受付後は控えの大部屋に通されます。時間になると召集され、番号カードを首にかけるよう指示されて順番に着座します。このカードのストラップには協会のロゴが入っており、身に着けることで「いよいよ診断士になるぞ」と気分が高揚したのを覚えています。また、協会ロゴを首にかけたことをきっかけに、面接官が最初のクライアント!協会代表として恥ずかしくないように!などと意識を高め、適度なプレッシャーを与えていました。

口述試験で頭をよぎるのは、合格率が限りなく100%に近いと言えど数%の合格できない人がいる、自分がその数%に入ってしまうのではないか、という不安です。そして、口述試験である限り、話せなければおそらくその数%入りをまぬかれません。なんとかこの場を乗り切らねば、とか、早く切り上げたい、という気持ちで萎縮しているよりも、気持ちを大きく持つくらいの方が、話すことに抵抗がなくなると思います。

また、待機中周辺を見回した限り、皆様何かしらの参考書やメモに目を通しているようでした。合格率がほぼ100%の背景には、相応の準備があるのは確かです。怠りなく最後の関門に備えることを心がけていただきたく存じます。

いよいよ残りわずかです。十分に健康に留意して日々をお過ごしください。

口述試験での成功をお祈り申し上げております!

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