第１問（配点20点）
①熱処理加工に加え前工程に機械加工部門と設計部門を有し、製品仕様の提示段階で受注可能、②技能士資格を持つ作業者や個人技能に優れた作業者を有し、加工品質が高い事。
第２問（配点20点）
効果は、①本格的量産機械加工で生産面での技術力向上、②２倍の生産量の受注で稼働率向上。リスクは、①工程管理の複雑化で他社受注品の納期遅滞、②納品予定内示に対応する為の材料在庫の増加で在庫コスト増大など。
第３問（配点40点）
（設問１）
①熱処理加工と機械加工の両工程を同じ建屋に集結し、工程間の流れに遅滞を生じさせない事、②作業の標準化とマニュアル化で多能工を育成し、工程間の柔軟な相互支援体制の確立で工程間の負荷平準化、③ＳＬＰによる運搬・移動ルートの最適化、等である。
（設問２）
検討すべきは、①全工程を対象とする生産計画を立案し、オンラインで届く確定受注情報を反映させる為に毎日見直す、②一元的に生産統制を実施し、工程間の連携緊密化で生産活動を同期化、③段取り作業の改善で生産ロットサイズを小さく計画する、等である。
第４問（配点20点）
戦略は、①機械加工と熱処理の両工程を備え、加工品質が高く、後工程引取方式に対応する短納期対応力等を活用し、②内外製区分の見直しを検討している顧客企業に対して、③Ｃ社の高品質・短納期・低コストによる生産受託を提案していく事、である。
