2次試験は掴みどころが無い?事例Ⅲの場合

皆様こんにちは。カネゴンです。

事例Ⅲは、出題パターンの再現性が高く、自分の勤務先が電子部品メーカーということもあり、当初から取り組みやすい科目でした。しかし、5回の2次受験歴の中でA判定が一度も無く、5回ともB判定でした。なので、”型”なるものを語るのもどうかと思うのですが、ご参考までに紹介させて頂ければと思います。

典型的な出題パターン

①環境分析:事例企業の強みや弱みを問われるパターン
②生産計画の改善:各工程の担当者が徒然なるままに生産計画を作成しているパターン
③生産現場の改善:動線グチャグチャ、5Sダメダメといったパターン
④IT活用:情報が属人的でいろいろ効率が低下しているといったパターン
⑤成長戦略:技術力を活かした新製品開発により成長を図るといったパターン

解答で使う知識(抜粋)

①環境分析
・強み → 一貫生産、技術力、ノウハウ、連携等

②生産計画の改善
・生産計画(全工程で策定、短サイクル化)
・計画に基づき生産統制(進捗・余力・現品管理)
・ボトルネック工程→ラインバランシング
・多能工化で繁閑に合わせて柔軟な体制・応援体制

③生産現場の改善
・標準化、マニュアル化
・熟練工のOJTで教育・技術承継
・内段取りの外段取り・シングル段取り化
・小集団活動(製品不良改善=歩留まり向上)

④IT活用
・DB 化、リアルタイム共有、一元管理、コミュニケーション

⑤成長戦略
・環境分析(第1問)とセットで考える
・強み ⇒ 活かす
・弱み ⇒ 克服

お薦め勉強法

・事例Ⅰ、Ⅱと同様ですが、問われること、解答で使う知識について自分のまとめノートを作成する。
・これも事例Ⅰ、Ⅱと同様ですが、MyBest答案を作成する(過去5年分~7年分)。
・そして、過去問を解くたびに、まとめノートやMyBest答案を更新していく。

→ 上記のお薦め勉強法を実践し、出題パターンごとにベースとなる知識や言い回しがスラスラ出てくる状態を作りました。本試験では、知識や言い回しはストックとして持ちつつ、題意を外さないよう注意しながら与件に忠実な回答を心掛けていました。

私の事例Ⅲの成績推移は、B→B→B→B→Bです。1回目の受験と5回目では、試験に対する習熟度は大分違ったはずですが点数は殆ど変わらなかったですね(1回目:56点、5回目:59点)。ただ、一度もA判定が無かった代わりに、大崩れもしませんでした。解答の”型”があると大崩れしにくい科目なのかもしれません。

暑い日が続きますが、受験勉強頑張って下さい。応援しています。

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