おはようございます、ひげモアイです。
1次試験を受験された方はお疲れ様でした。少しほっとしたいところかもしれませんが、なるべく早く自己採点を済ませて、2次試験の勉強を始めましょう。むしろここからが本番です。
初めての2次試験の方は、論述という解答方法にかなりハードルを感じるかもしれません。私も最初は全く書ける気がせず、1次試験は受かっても2次は無理かなと思っていました。ただ、訓練していけば誰でも書けるようになりますので、安心していいです。今回は論述試験に向けて回答を書くことについてです。
まずは回答の型を
ある程度解答の型は決めておくといいと思います。オーソドックスなのは問われたことをオウム返しにして解答を始める型です。文章の前半に因、後半に果で最後は“こと”で締めます。例えば、目的を問われたなら「目的は、○○により、○○すること。」というような型です。特にこだわりがないならこれがおすすめ、一番書きやすいです。私もほぼすべての解答をこの型で解答しました。論点が2つある場合には「目的は、①○○こと、②○○こと、である。」とします。一番多いと思われる100~120字くらいの問題なら論点2つでまとめるとバランスがいいと思います。
書くことの訓練は
解答は問題を繰り返しとくことで書けるようになってきますので、書くことだけの訓練は特に必要ないと思います。とにかく過去問を中心に繰り返し解きましょう。このサイトにある再現答案も時間のある時に眺めて参考にするといいと思います。問題を解くこと以外では新聞コラムの要約訓練などもあるようですが、単なる国語的な要約と2次試験の解答は別物なので、個人的には遠回りになるような気がします。上達のポイントはやはり型を決めて訓練しておくことです。毎回決まった型例えば100字は論点2つ各々45字程度と決めて解答を作っていると、だんだん字数の感覚が養われてきますので、下書きやメモを取らなくても頭の中で解答がまとまった段階で文字数が多いか少ないか分かるようになります。なるべく下書きなどをせずに直接解答を書くようにしたほうが時間の節約になります。
解答の文字数は得点に関係はあるのか?
所説あるようですが、私は関係があると思っています。最低でも解答欄の95%以上は埋めるつもりで取り組んで、実際に本試験でも95%以上書きました。裏付けはありませんので個人の判断ですが、もし関係があると考える方は過去問演習の時から常に意識して解答欄を埋めるように取り組みましょう。
最後にテクニックとも言えないようなセコい手なのですが、私は解答の最後に「、である。」をつけるかつけないかで文字数を微調整していました。つまり100字の問題だとして
“こと”までで96字以上⇒「目的は、①○○こと。②○○こと。」
“こと”までで95字以下⇒「目的は、①○○こと、②○○こと、である。」
というような具合です。これにより“こと”までで90字以上100字以内であれば必ず95%以上の解答欄を埋めることができます。
さすがにこれで得点は変わらないとは思いますが、全体の95%以上を埋めた解答用紙はかなりボリューム感が出ますし、なんとなく書ききったという気がして気持ちがいいです。採点者の心象も若干はアップするかもしれません。
本日は以上です。
お付き合いありがとうございました。