受験生の皆様、明けましておめでとうございます。
今年も診断士活動を沢山して経験を積みたいと考えているけーちゃんです。
2次筆記試験の合格発表までいよいよ一週間を切りましたね・・・!!
このブログを見ている皆様全員が合格することを心よりお祈りしております。
さて、私がブログを投稿するのも残り2回ほどとなりましたが、今回は私が2022年の2月に2次試験に合格してから約1年間、
試験勉強や実務補習で学んだことを仕事にどのように生かしてきたのかを紹介させてください。
有難いことに、私は今念願だった中小企業支援機関で診断活動を行えておりますが、
その他の企業内診断士の方含めて、診断士として学んだことをどの様に実務に活かせるのかをお伝えするべく、今回は「診断士試験で学んだことを実務に活かそう!!」をテーマにお話しします。
財務分析の知識はあらゆる場面で活用できる
まずは、財務分析に関する知識。
特に2次筆記試験の事例Ⅳでは収益性・効率性・安全性の観点で回答する定番問題として出題されています。
実務において中小企業に対して診断・助言するのであれば先ずは診断先の財務状況について分析します。
先方から決算資料や総会資料など過去3期分の財務情報を拝借し、限られた時間の中で分析を行う必要があります。
中小企業によってはデータ化された財務情報が無いところもあるため、経営者ヒアリングの場で手書きの資料を確認し、
その場で財務分析を行うケースもあります。
限られた情報・時間の中で診断先の健康状況を的確に理解するためには、
試験で学んだ財務指標十数個を軸に瞬時に値を計算し、状況把握する必要があります。
収益性・安全性・効率性について計算・分析し、特に弱みとなっている指標について社長ヒアリングの場で理由を確認します。
その上で指標を高めるための改善策が無いかを検討することになります。
事例Ⅳの勉強を長年繰り返し行ってきましたが、その経験を活かして実務でもなんとか経営状況を把握することができています。
実務と診断業務が直接結びついていない方についても、例えば自社の経営状況はどうなのか、就職先の企業は財務上問題ないのかなど、
自分の周りの財務状況を把握する際にも活用することが出来ます。
流石に「うちの財務状況からすると転職した方が良いのでは・・・」などネガティブな考えをする人はいないかと思いますが(笑)例えば、
売上高販管費比率が高いのであれば、「業務効率化を図り人件費などを削減するためにはどうしたら良いのか」など新たな取り組みを考える良い機会になるかも知れません。
経営戦略やマーケティングに関する
私はAASの通信講座を受講して、初めて経営戦略を体系的に理解することが出来たと自負?しています。
そう、経営戦略に関する知識を今まさに経営者ヒアリングで活かすことが出来ているのです。
すなわち、先ずは経営理念を確認して社長の今後のビジョンについて知った上でSWOT分析を行い、経営戦略やその下の組織戦略や人事戦略、マーケティング戦略に落とし込んでいくことで重要な論点を逃さずヒアリングすることが出来ています。
特に経営戦略に関するスキルは、皆様が日常でお客様と接する際にも必要とされるものだと思っており、このスキルがあることで自信を持って堂々とお客様と対話することができるのではないでしょうか。
マーケティングに関する知識も大いに役立っており、特に近年どの様に販促活動をしていったら良いか悩んでいる中小企業が多いように思います。
そんな企業に対して、1次試験で学んだインストアマーチャンダイジングやブランディングなどに関して体系的に提案することで新たなマーケティング手法に取り組んでもらったケースもあります。
マーケティングのスキルは、本業以外にもアイスブレイクで最近の流行のブランドについて話したり、
デジタルマーケティングの一つであるSNSに関する情報を伝えると相手から結構好印象を持たれています。
私は、マーケティングの専門性を高めたいと思っており、実際のテーマと関係ない打ち合わせの場においても、学んだ知識を意識的に(ウザがられない程度に)相手に伝えたりしています。
診断士スキルは無限に活かせる
いかがでしたか?
今回お伝えした診断士試験で学んだことを活かせる場面は、本当にごく一部について説明しただけで未だ未だ活用シーンがあります。
私なんかよりも、これから診断士の世界を羽ばたいていく皆様の方がより良く活かせるものと考えています。
是非、来週筆記試験の合格を決めたら、学んだことを実務でどうやって活かしていくか考えてみてください。
口述試験については、真面目な皆様なら100%合格します(私の過去の投稿を参考ください)。
今年は皆様にとっても飛躍の年になりますように!!!