診断士開業「できるかな?」②中小企業診断士受験〜退職

こんにちは、花柄です。

前回は、私がセカンドキャリアとして中小企業診断士という職業を選択することとし、会社を辞め、目下開業に向けて準備中という話を書かせていただきました。

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今回は昨年、まだ中小企業診断士の試験に合格もしていないのに、診断士として開業を決意した経緯についてお伝えします。

 

遅くなりましたが、ここで少し自分のことについて書かせていただきます。

私は大学を卒業後、医薬品の製造販売業に就職し約30年間を同じ会社に勤めてきました。

最初の約10年は営業職、次の10年は国際事業、直近の約10年は医薬品のマーケティングにと、さまざまな仕事を経験しながらも、一貫して医療用医薬品の販売に携わってきました。

このような業務を経験してきた中で、30代後半の頃、中国にある従業員150人規模の子会社に出向し、経営に関与する機会を得ました。

当初のミッションは、現地で自社販売網を整備し、売上を拡大することでした。

しかし着任してみると、赴任先の会社は現地パートナーの無責任な経営により、会社そのものが既に破綻同然の状態でした。

おりしも北京オリンピックを控えた頃でした。

経済成長に勢いのある中国でのビジネスに対して、日本の本社から高い期待と要求が突きつけられましたが、当事者にとってはそんな簡単なものではありません。

経済成長が著しいとはいえ、国の経済全体が底上げされているわけではなく、成長する企業は成長し、そうでない会社には容赦なく退場が求められます。

加えて現地の商習慣やコンプライアンスなどとの板挟みもありました。

このような中でもがきながらも改革を行うことで、在任中になんとか黒字化を実現することができました。

しかし帰任後は、不本意にも会社を去ることになった現地社員たちの事を想い「あのやり方で良かったのか」と自問しながら10年以上が過ぎました。

その後、業務経験というささやかな強みも得て、当時の出向先のように困難な状況にある企業に対し多面的な支援策が提案できる人材を目指し、中小企業診断士という資格を目指すようになり、50歳を過ぎてから試験に挑戦しました。

 

中小企業診断士受験〜退職

2回目の2次試験に向けて準備をしていた2022年夏頃のこと、勤務先の社内で50代社員を対象としたセカンドキャリア支援プラン(いわゆる早期退職支援)が行われるとの話が聞こえてきました。

同世代の仲間がたちがざわつく中で、私は「いまこそ、次のキャリアとして経営コンサルタントを目指すタイミング!」と、これを素直にチャンスだととらえ、以下の計画を立て、実行に移すこととしました;

1.2022年末で会社のセカンドキャリア支援プランを利用して退職する。

2.2023年の春、あるいは遅くとも秋までには中小企業診断士になる。

3.中小企業診断士に登録されたらすぐに開業し、経営コンサルタントになる。

4.開業の1年後には法人化する。

 

中小企業診断士資格の次の目標

中小企業診断士を目指している皆様には、資格取得した後、いずれは独立開業を目標にされている方もおられると思います。

では、そのタイミングは? となると正解はありません。

年齢や資金の問題だけでなく、ライフイベントや健康面、家族の理解など判断において重要な要素はさまざまです。

私の場合は”今”でした。

そんな、昨年は中小企業診断士の受験生だった一人であった私ですが、開業に向けて何を考え、何に取り組んだのかをこれから毎月1回、ほぼリアルタイムで報告させていただきます。

次回は、来月の2週目金曜日です。

来月の今頃には開業できているのでしょうか?

私にもわかりません。

みなさん、よろしくお付き合いのほどお願いします。

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