皆様、こんにちは!リットです。
前回の投稿はこちらです⇒時の流れは早いので・・・│中小企業診断士合格アミーゴス (aas-clover.com)
この間、ゴールデンウィークの過ごし方を書いたと思ったらもう3回目の投稿で6月も間近。時が経つのは早いですね。前回の記事のタイトルはやっぱり間違ってませんでした。良き良き。でも、この調子だと本当にすぐに1次試験が来ちゃいますよ。
ところで、初回の自己紹介で書きましたが、私は1次試験を2回受験しております。2次試験は1回しか受けてないので、私にとって中小企業診断士試験は1次に費やす時間の方がよっぽど長かったです。
そんな私にとって思い出深い1次試験ですが、今回の投稿を書くにあたって、試験の2ヶ月前にどんなことを考えていたのか思い返してみました。
ん~、そうですねぇ… ずーーーーーっと科目ごとの目標点数を考えていましたね。「得意なあれは80点を目指して、あれとあれは苦手だから40点でいいか。いや、まてよ。そしたらあいつも80点取んなきゃいけないし…。くそっ、やはりあれは60点は取らねば…」なんて感じで。いや、そんな暇があれば白書のグラフの一つでも覚えろって話なんですが。
でもね、考えちゃうものはしょうがないじゃないか…
ということで、今回は私を大いに悩ませた1次試験の目標点数についてでも書いていきましょう。
一次試験はどんな戦略を組んで何点を目指せばいい?
結論から書きます。どの科目も60点目指してください。
……
…………
……………………ん?なに当たり前のこと言っちゃってんの?
ですよね。
さすがに、短すぎるのでもう少し書いていきますね。令和3年度の1次試験(1回目)の私の点数は以下の通りでした。
令和3年(1回目)の実際の点数
科目 | 経済 | 財務 | 企業 | 運営 | 法務 | 情シ | 中小 | 合計 |
実際の点数 | 72 | 84 | 74 | 72 | 60 | 32 | 41 | 435 |
そう、実は総合点では合格点に達していたんですね。(総合点ボーダー:60点×7科目=420点)
でも情報システムで32点という足切りを喰らってしまいました。あと2問正解してたら1次ストレート合格できていたので悔しかったですね~(情報システムは1問4点)。それはもう、海南戦で2点差で負けた時の桜木花道くらい。
(でも妻に言わせれば、あと1問なら惜しかったかもしれないけど、2問じゃ全然惜しくないぞ?それは完全に貴様の実力不足だ。らしいです… ぐぬぬ)
話を最初に戻して、この試験を受ける前、私はそれぞれ大体こんな感じで戦略を考えていました。
戦略家リットが狙った点数
科目 | 経済 | 財務 | 企業 | 運営 | 法務 | 情シ | 中小 | 合計 |
目標としていた点数 | 80 | 80 | 60 | 80 | 40 | 40 | 40 | 420 |
実際の点数との乖離 | -8 | +4 | +14 | -8 | +20 | -8 | +1 | +15 |
こうして見ると、結果的にめちゃくちゃ外しているわけではないですが、そんなに思った通りにはなっていませんね。(てか、どんだけ2日目自信なかったんや…)
因みに私は情報システムがかなり苦手でした。だって似たような2~3文字の英語がいっぱい出てくるんだもん。だから私は「まあ40点は確保して、他の得意科目でカバーすればええやん」と、軽く考えていました。
でも流石に足切りを喰らうとは…。言い訳になりますが、この年の令和3年は情報システムがかなり難化した年でした。もちろん、難化する可能性は考えていましたが、でもこんなに難しくなるなんて思わないじゃないか…。
巷では「苦手な科目は最低限の学習で済ませ、足切り回避の40点を目指しましょう」的なことを書いている本やブログが結構あると思います。でも、私はそう思いません。「この科目は苦手だから40点でいいかぁ」なんて下手に考えていると、難化した時に、まさに私のように一撃死を食らう可能性が高くなります。
なのでこの時、得た教訓を皆様にお伝えいたします。どの科目も最低60点は狙いにいきましょう。もちろん、得意な科目は70~80点を目指してくださいね。
そうすれば難化しても足切りを喰らう可能性はグッと低くなりますし、逆に易化すれば苦手科目が得点源になる可能性すらあります。一方で、得点源にしようと考えていた得意科目だって難化すれば得点源にできず、他科目をカバーできないことだってありますよ?
つまり1次試験においては繰り返しになりますが、どの科目も60点を目指すべきなんです。ただし、ここでいう60点は、「どんな難しい問題が出ても」60点をとれるレベルを指します。
まあ、本当に難化してしまうと実際には60点取れないかもしれませんが、それくらいの意気込みが大切ってことですね。
なので、○○は何点取って~、△△は何点でよくて~、なんて小賢しく考えても無駄ですのでどんな問題が出ても60点をとれるよう大人しく勉強しましょう。
反省した2年目の結果は…
そして来る、2回目(令和4年)の1次試験…
得意だった財務と運営管理は得点源にすべく、科目合格制度は使わず2年目も受けることにしました(経済、企業経営、法務は科目合格制度利用)。そしてリベンジとなる、情シスと中小の合計4科目。
昨年の反省から苦手科目が難化した場合でも60点を取れるように勉強方法自体を変え、情シスと中小もどんな問題が出ても60点を取ることを目標に考え方を変えていました。
ただ、1次試験を2ヶ月前に控えた6月ごろ、私はまた愚かにも点数の皮算用に耽っていました。「財務と運営は間違いなく80点取る。いや、取れる…!そしたら情シスと中小は40点ずつでもいいじゃんか…フヒヒ」と。いやぁ、本当に愚かですねぇ。
そして結果…
令和4年(2回目)の目標点と実際の点数
科目 | 経済 | 財務 | 企業 | 運営 | 法務 | 情シ | 中小 | 合計 |
目標とした点数 | ‐ | 80 | ‐ | 80 | ‐ | 60 | 60 | 280 |
実際の点数 | ‐ | 60 | ‐ | 89 | ‐ | 72 | 72 | 293 |
目標との乖離 | ‐ | -20 | ‐ | +9 | ‐ | +12 | +12 | +13 |
やっぱり皮算用は無駄でした。
得点源にしようとしていた財務は難化し結局60点。得意科目だと張り切っていたのに全然得点源にはなりませんでした。一方、60点を目指して勉強法を変えた情シスと中小はどちらも70点越え。まぁ無事に合格できたのはよかったですが、「本当に思った通りにはならないな」と自己採点終了後に思いましたね。
最後に
もし、この投稿を読んでいる方の中に同じようなことを考えている方がいらっしゃったら、気持ちはよぉーーーーーーーーく分かります。でも多分、貴方の思う通りの結果にはなりません。ただし勉強を頑張った科目は良い意味で予想が外れ、想定以上に点数が取れることも十分あり得ます。
なので今はとにかく小賢しく立ち回ろうとするのではなく、残り2か月、素直に勉強を頑張りましょう!(ちなみにこれだけ偉そうに言っておきながら、2次試験の時も同じように「事例Ⅰは○○点とって、事例Ⅱは…」と相変わらず皮算用をしていたリットなのでした。チーン)