1.はじめに
こんにちは。「富田(とみた)」です。3回目の投稿になります。よろしくお願いします。
4月は二次試験の「事例Ⅰ」、5月は「事例Ⅲ」についてお話ししました.
今月は一次試験の「中小企業経営・中小企業政策」についてお話ししたいと思います。
4月の投稿記事はこちら→【二次試験】「因果関係」をしっかり意識する
5月の投稿記事はこちら→【二次試験】事例Ⅲの解き方(成長戦略の問題で得点を固める)
2.「中小」の目標得点
「中小」の目標得点は、以下のとおりです。
初学者ならば60点、上級者ならば70点を目指しましょう。
前半の「中小企業経営」(白書部分)は難しいので、初学者ならば50点、上級者ならば60点を目指すべきです。
後半の「中小企業政策」は、毎年、同じ論点が問われる傾向にあるので、初学者ならば70点、上級者ならば80点を目指すべきです。
政策はある程度得点が見込めるよ!
3.「中小」のオススメの参考書
下記の参考書は、筆者が受験生時代に活用した「中小」の参考書です。
ご参考になれば幸いです。
4.「中小企業経営」の学習方法
前半の「中小企業経営」は、中小企業白書から出題されます。
「中小企業白書」は、毎年更新され、当然のごとく、内容が変わります。
試験範囲が白書全体のため、試験範囲が広範囲です。
ゆえに、対策を打ちづらいです。
したがって、対策を打たない人は、ほとんど対策を打たないと思います。(ほぼノー勉の人もいると聞きました。)
しかし、中には簡単な問題もあり、それを確実にとることをすすめます。
5.「中小企業経営」の学習アドバイス
以下、TACさんのスピードテキストを参照してお話しします。
まずは、第1章の知識を固める。(繰り返し出題されやすい。)
第2章以降は、テーマと結論をセットにして、自作のフレーズを作る。
(例)
・「廃業検討」は「飲食店」が4割で最多
・「マクロ環境」8割が調べても、戦略に反映は2割
・白書のグラフとフレーズをセットにして覚える。
・初めから全部覚えようと気負わず、何回も回すことに重点を。
・初めは、「こんなテーマもあったな」くらいでいい。
6.「中小企業政策」の学習方法
「中小企業経営」に比べると、点が取りやすいです。
しかも、問われる単元は、ほぼ決まっています。
「中小企業経営」は一問を解くのに時間がかかりますが、それに比べて、「中小企業政策」は一問あたりにかける時間が少なくて済みます。
7.「中小企業政策」の学習アドバイス
・政策と数値をセットで覚える。
・数値を問う問題が出題された場合は、得点源にする。
・他の政策同士を比較すると、理解が深まる。
(例)「経営革新計画」と「経営力向上計画」など
・初学者は、市販のテキストを中心に学習する。
・上級者は、市販のテキストにプラスして、『中小企業施策利用ガイドブック』を学習する。
8.「中小企業政策」の頻出論点
以下、「中小企業政策」の頻出論点です。ご参考になれば幸いです。
・中小企業の範囲の問題 3155,3151
・5つの中小企業組合の問題
・6つの高度化事業の問題
・2パターンの下請事業者の問題
・3つの共済の問題
9.問題の解き方
中小以外でも、他の6科目でも、全ての問題に目を通さずに、いきなり解答を始める人がいます。
まずは、1分以内で、全ての問題を見るようにしましょう。
特に、「中小」は時間が余るので、先に全ての問題に目を通しましょう。(私はこれをするとしないのとでは、1~2点差が出ると考えます。)
次に、全体の問題に目を通すときに、設問文で、適切なものを選ぶのか、適切でないものを選ぶのか、ボールペンでチェックしながら、全部の問題を見ましょう。(写真参照)
10.結びに
近年、「中小企業経営・中小企業政策」は、難化しています。
受験生の皆さんの、「中小」の科目合格と、一次試験の合格をお祈りします。
お読みいただき、ありがとうございました。
(了)